段取りの多い塗装工事 スケジュール調整の裏側とは

先日GWに2日ほどお休みを頂きました。いつもは毎週木曜日がお休みなのですが、GWやお盆などは、2日ほどお休みを頂きます。
こうした長期のお休み前というのは、お客様から駆け込みの依頼が来る場合も。
そのため工事日程が複雑になることも多く、スケジュールを組むのに苦労します。
今回は、そんなスケジュール調整の裏側についてのお話です。

 

塗装工事のスケジュールの難しさ

先日、こんなことがありました。
新しくご依頼を頂いたお客様と、工事の日程について打ち合わせをした上で日程をきめたのですが、その翌日お電話がかかってきたのです。工事の日程を変更して欲しいと。
そこで、菊池としては少しお時間を頂いて状況を整理してからお電話をかけさせて頂こうとしたのですが、すぐに連絡があり、「日程を変えられないならキャンセルする!」とおっしゃったのです。これにはさすがの菊池も困ってしまいました。というのも、工事の日程というのはレストランの座席予約のように、日程表に空きがあればすぐ変更ができる…というものではないからです。

一口に塗装工事と言っても、工事をするにあたって、足場、シール、大工、板金など…それぞれの工程の専門職人をスケジューリングする必要があります。

一見すると、職人たちはみな似たような作業着を着ているので、塗装をする職人が足場もシールもなにもかも担当するようにみえますが、実際は違います。
それぞれの工程に専門の職人がおり、専門職である彼らが工事をすることで、より精度の高い工事となるのです。

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また、それぞれの職人に空きがあればいいかというと、そういうわけではなく、駐車場の確保なども加味してスケジューリングすることが必要になります。
それゆえに「日程を変えて欲しい」とリクエストがあっても、すぐにお答えする…ということができないのです。
では、実際スケジューリングとはどのようにやるのか…次で詳しくご説明いたします。

職人のスケジューリングとは

スケジュールは、見積もりのご依頼を頂き、ご自宅に伺った段階から計画が始まります。
まずは現場調査をして、どのような工事が必要なのかを確認するのです。
屋根が傷んでいてカバー工法が必要な場合や、棟板金の交換が必要な場合は板金屋、そして壁がサイディングであればシール職人の手配も必要になります。
さらに雨漏りがある場合など、補修工事もする必要が出てきますので、大工の手配も必要です。

そしてどの工事もですが、塗装や補修工事などをするためにかかせない足場を組む専門職人、足場職人はかかせません。
必要な専門職人が分かったら、そこからこれらの職人を工程に沿ってパズルのように組み合わせます。

上手くいけば、同時にそれぞれ違う箇所を担当する職人に現場に入ってもらうことで、より現場がスムーズにいくことも。
しかし、職人のスケジュールが上手く組み合わさっても、駐車場の関係で現場に一気に職人達を呼べないこともあるのです。

駐車場の確保も工事のための重要なポイント

職人たちは、車でそれぞれの工事に必要な材料や工事道具を詰んで現場にやってくるため、駐車場が無ければ車をとめて道具などをおろすことができません。
そのため、現場近くの駐車場探しなどが必要となります。
しかし、まれに現場近くにまったくコインパーキングがなく、車1台分しか駐車場を確保できない場合も。

そうなると、せっかく複数の専門職人が現場に入れて工事可能だとしても、車が置けないため同時施工ができなくなるのです。
最近では近隣の方との関係で、たとえ私道だとしても車をおいそれとは置けません。
せっかく工事をご依頼いただいたのに、車の停車の仕方が原因で近隣のお客様とトラブルになっては元も子もないからです。
だからこそ、しっかりとした駐車場にとめることが必要となります。

これらの事情を調整して行うスケジューリングは、まさに営業の腕のみせどころ。
弊社では、少しでもお客様のご要望が叶えられるように、日々職人達と密に連絡を取り調整できるようにしています。

 

お盆などのご依頼について

ここまで、スケジューリングについていろいろお話ししましたが、お盆前やお盆の間に塗装工事を望む方というのは多くいらっしゃいます。
お盆期間の工事依頼は、できれば2ヶ月前である梅雨入りした時期がおすすめです。

それくらいの時期であれば、お客様のご希望にそった形で契約ができると思います。
とはいえ、6月頃から工事を考えられるお客様もいらっしゃいますが、長期休暇寸前で工事依頼に駆け込まれるお客様も……。

さきほどご説明したとおり、スケジュール調整は一朝一夕にはいかないため、ご要望にお応えするのが難しい場合もありますが、まれに…スケジュールの隙間へスポンとはまるように工事ができる場合もあるのです。
ですので、直前のご依頼だからもう無理かも…とあきらめず、まずは一度弊社までお問い合わせ下さい。

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最高の職人を揃えて工事をするために

スケジュールを組むためには、ここまでお話ししましたような、職人の予定も合わせる必要や、駐車場の確保などさまざまなポイントがあります。
さらに弊社は、急に入ったスケジュールのために、臨時で雇った適当な職人に工事をさせるということはしません。
技術を持ち、塗装職人の工事への考えに賛同した、精鋭とも言える職人たちが工事をすることで塗装職人のクオリティが保たれているのです。

以前お客様から、嬉しいお言葉がありました。
ようやく工事が終わり、ご挨拶に伺ったところ「皆さん明日からいらっしゃらないと思うと、少し寂しい気持ちです…」とおっしゃって頂いたのです。
これはなによりも嬉しい言葉でした。

弊社では、職人の技術もさることながら、マナーにも気を配っています。
マナーそして工事のクオリティを保ちスケジューリングすることで、お客様のご希望を叶える。
これこそが、塗装職人の仕事なのです。

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今回は、見積もりやお打ち合わせでは見えにくい、スケジューリングの裏側についてご説明致しました。
これから梅雨シーズンの到来です。
もしも工事を考えていらっしゃる方がいましたら、お早めにご連絡ください。
最善のスケジュールをご提案させて頂きます。

 

 

見積りで大切なのはお客様宅を把握すること。ご要望をうかがい図面を精査し、最適な工事を提案します。高い技術とサービスをご納得いただけるよう、いつも心がけています。施工管理技士でもあります。

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