もくじ
2021年も塗装職人を宜しくお願い致します。
みなさま、どんなお正月を迎えていらっしゃいますでしょうか。
今年は、家でのゆっくりしたお正月を迎えている方も多いのではないかと思います。
菊池も今年は旅行をとりやめ、ゆっくりと映画を見ながら正月休みを過ごさせて頂きました。
さて、新年最初のブログですが昨年末に完工した現場について今日はお話したいと思います。
狭小住宅の足場
昨年の終わりに無事外壁塗装が完工し、足場を解体したお家なのですが、実はその解体をする際にいろいろと問題がありました。
というのも、足場を建てる際に警察から車の駐車について指導をされたのです。
こちらのお宅はいわゆる狭小住宅だったのですが、非常にお隣との間隔がせまく足場が複雑で、予想したよりも作業に時間が長くかかってしまいました。
また、いつもであれば近場に駐車場がない場合は、できるだけ短時間で足場材をおろし、道などはふさがぬように配慮をするのが当たり前なのですが、年末の気忙しさから足場材を積んだ車を停める際に、奥のお宅へ続く私道を塞ぎ、奥のお家の方とお家の手前にある庭続きの私道を駐車場として借りてらっしゃる方にご迷惑をかけてしまったのです。
菊池は、すぐに現場に行き施主様にも状況を聞いて、ふさいでしまった道の奥にあるお宅と、そのお宅の駐車場を借りていらっしゃる方へご挨拶に伺いました。
通常、外壁塗装の際に施主様宅の近隣の方へはご挨拶をしてから工事を始めます。
でも今回のように、少し離れたお宅の道をふさいでご迷惑をおかけするとは思いもよらなかったため、こちらのお家の方にはご挨拶が遅くなってしまいました。
最初に奥の家の方へご挨拶し、その後駐車場を借りていらっしゃる方のお宅へご挨拶に伺おうとしましたら、偶然駐車場前で車の持ち主様にお会いできたのです。
たぶん、こちらの方が車を出せないなど一番ご迷惑をかけたのではないかと思い、丁寧にご挨拶させて頂きましたところ、なんと後日所有していらっしゃるアパートの外壁塗装の見積もり依頼をいただきました。
理由は「今回丁寧な挨拶をしてくれたので信頼できる会社だと思ったから」と。
最初はトラブルとなってしまいましたが、誠心誠意対応させて頂いたことで、このような結果につながり、非常に安堵致しました。
その後、足場業者ともこのようなミスをなくすためのミーティングも。
今回のようなタイプの狭小住宅の足場にかかる時間を再確認するとともに、駐車する際の注意点など再度指示をしました。
営業は現場を支える黒子のような存在
今回の現場で足場を解体する際には、足場を建てる時と同じ轍を踏まぬように、駐車場の手配をしました。実はこちらの現場は、足場材を運べるくらいの近場にコインパーキングがありません。そのため最初にお話した私道を駐車場として貸していらっしゃる方にお願いをして、駐車場を貸して頂きました。
とはいえ、その駐車場にはすでに車を停めていらっしゃる方がいますので、その借主の方にもコインパーキング代などを用意した上で数時間の貸し出しについてお願いにあがったのです。前回ご挨拶に伺っていたことで快く貸していただけ、無事足場を解体し完工致しました。
塗装工事の現場というのは、実にさまざまなトラブルが起こります。
一見すると、職人の腕が良ければ全て順調に進みそうな気がしますが、実は職人の腕だけですと現場はまわりません。
お隣との関係によっても足場の建て方は変わりますし、私道などに挟まれた家ですとトラックの通行許可が必要な場合も。
営業は現場進行を取り仕切る責任者であるとともに、工事を進めるための黒子のような存在なのです。
お客さまと職人の間をつなぎ、お客様宅で工事がスムーズに行くよう環境を整え近隣の方々への配慮もおこなう。
そうした下準備があって初めて、塗装職人が誇る一級塗装技能士の技が光るのです。
コロナ禍だからこそ気持ち新たに安全対策を
今回の現場では、難易度の高い狭小住宅の足場における対処法を学ぶことができました。
こうしたトラブルも、現場で正面から向かい合って対処することで、より良い工事となっていきます。
今年もまだコロナ禍なので、より厳格な安全対策が必要です。長期戦になっているからこそ、心新たに気持ちを引き締めてマスク・手洗い・消毒などをを徹底したいと思います。
【こちらは弊社のコロナウィルス対策の一環です】
この1年も、さまざまなお客さまとの出会いや再会が非常に楽しみです。
本年も何卒宜しくお願い致します。