高齢の方にも分かりやすく丁寧に 塗装職人の工事とは

塗装工事は、新築の家にすることはほとんどなく、最低でも築10年、時には築20年、30年のお宅を塗装することがあります。
そうしますと、お客様の年齢も自然と高齢の方がいらっしゃるのです。

そんな高齢のお客様にも分かりやすい契約書説明を、弊社では心がけています。
今回は、そんな高齢者の方への対応についてです。

契約書の説明は慎重に

弊社の場合、工事前には工事内容や材料などについて事細かに記した見積書を作成します。
見積もり担当としてもこの見積書作りは、かなり手間のかかる作業で、ひとつひとつお客様の家にあったオーダーメイドの見積書です。そのため、作成するにも時間もかかります。

弊社では、そうして作成した見積書をお客様にじっくりとご覧になって頂くために、見積書を出してからしばらくの間はお客様に書類を預け、納得して頂いてから契約の場へと移るのです。
契約書を結ぶ席でも、お客様がご高齢の場合は必ず息子さんや娘さん、親類の方やご近所の方など、お客様が信頼を置ける方に同席をして頂き、丁寧にご説明致します。口頭でも説明いたしますが、書面も残しひとつひとつ確認を。なぜなら、工事内容についてお客様にご納得頂くことが大切だからです。

ただ、このように説明をしても完工した際に、契約内容を忘れてしまうお客様もいらっしゃいます。
その場合は、再度お客様の元へ伺い、契約書を持って立ち会って頂いた方にもご同席頂き、ひとつひとつ契約時のことを思い出しながらご説明をする場合もあります。

併せて観たいYouTube〔関連動画:見積書の内容を一級塗装技能士がわかりやすく紐解く〕

 

工事後にご不安な点があった時は

契約を結んだ際に、工事内容をつぶさにご説明をしても、完工後に疑問を持たれたり、メンテナンスで悩まれたりする方もいらっしゃいます。
その場合についても、弊社では丁寧に対応を。

先日も、ウレタン塗膜防水をベランダに施工したお客様がいらっしゃいました。

戸建てのベランダにはもともとFRP防水を施してあり、その上にモルタルを施している場合があります。
このベランダの場合、雨の日にモルタルに吸い込まれた水がFRPの上でブロックされ、天気が晴れるとモルタル部分の水が蒸発し、防水効果を保つ…という構造になっているのです。しかし、経年劣化でモルタルが吸い込んだ水が、古くなったFRPの隙間から家の内部にはいりこんでしまうことが…。水が内部に入り混むということは、湿気や雨漏りの原因になってしまう可能性がでます。


そのため、古くなったモルタルの上にウレタン塗膜防水を施し、雨水がはいらないようにする…というのがこの工事最大の目的です。
しかし、いざ工事をして数日たち雨上がりの晴天時にふとベランダを見ると、ところどころに葉っぱの上に留まる朝露のような水玉がある……。


布団を干そうと思ったのに、これでは湿気の中に干すことになってしまうのではないか…とおどろいたお客様は、弊社にご連絡していらっしゃいました。

これは、ある意味ではきちんとウレタン塗膜防水がされているからこそ、どんなに小さな水滴も床面に入ること無く撥水している証拠なのですが、お客様としてはこれまでモルタル床の時は、雨上がりに全ての水が床面に吸い込まれていたので、水分を感じなかったそうです。

そこで、お客様宅へ雑巾とホウキを持ってお伺いし、ウレタン塗膜防水を施した床面の手入れ方法をあらためて実践しながらご紹介させて頂きました。
要は、雨上がりにベランダで物干し竿に洗濯物や布団を干す際には、必ず水滴を取るために水を拭くことだと思います。それと同じです。

他にもこんなことがありました。
塗装職人で屋根補修も含めた家全体の塗装工事を終え、しばらくしたところに訪問販売がやってきたそうです。
そしておもむろに「お宅の屋上にある笠木が取れそうだけど、修理しましょうか?」と言われたのだとか。驚いたお客様は、弊社にクレームの電話をしていらっしゃいました。
工事が終わったばかりなのに、なぜそんなにいい加減な工事をしたのか…と。

電話を受けて、すぐに職人のスケジュールをおさえ、翌日には梯子など道具一式を持ってお伺いしました。
そして屋根上のパラペット周りの笠木を点検したところ、どこも外れていないのです。
つまり、訪問販売の人間がきっかけを作って工事の仕事を契約するために、適当なことを言って工事の足がかりを付けようとしていたのでしょう。

高齢のお客様でしたので、もちろん梯子に登って頂くわけにはいきません。ですので、職人がしっかりと写真をおさめ、お客様にお見せしてご説明をさせて頂きました。
ご説明後、安心頂けたのでよかったです。

弊社では、こうした工事後のトラブルなどは初回メンテナンスとして点検もかねてお伺いさせて頂きます。(2回目以降は、4000円の出張費がかかりますのでご了承ください。)
何か不安なことがあれば、いつでも弊社までご相談ください。
高齢の方だけでなく、お客様みなさまに誠実な工事を心がけています。

あわせて読みたい〔関連記事:屋根工事の訪問販売は慎重に〕

台風被害に乗じた屋根工事の訪問販売はより慎重に。

高齢の方が安心できる塗装工事を

最近でも、高齢者への詐欺行為などを働く人は後を絶ちません。
塗装工事の訪問販売なども、未だにそうした詐欺すれすれの押しかけ工事をするところはあります。

そのため、弊社にご相談下さるご高齢のお客様は、最初ネットの情報で武装してカチカチになり、「騙されないぞ!」と全身からオーラを放ちながら打ち合わせにいらっしゃるほど…。
しかし、塗装職人は創業31年の店舗を構え地に足を着けた会社です。
だからこそ、詐欺行為などできません。

併せて観たいYouTube〔関連動画:契約は急ぐな! この工事はひどすぎる〕

何度か菊池のブログでもお話ししていますが、私たち塗装職人はお客様の意に反して契約を結ぶということはありません。
押し売りもしませんし、あくまでもお客さまが「ここを直したい、長持ちするようにしたい」という希望を具現化するためのご提案をするのみなのです。

長年家を守られてきたお客様だからこそ、しっかりとした契約でお客様が不安になることがないように、親切丁寧にご説明を出来ればと思います。
少しでも、良い塗装工事をするために。どんなお客様にも真摯に向き合いたいと思います。

いつでもお客様に寄り添う工事を。それが塗装職人の工事なのです。

見積りで大切なのはお客様宅を把握すること。ご要望をうかがい図面を精査し、最適な工事を提案します。高い技術とサービスをご納得いただけるよう、いつも心がけています。施工管理技士でもあります。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

通話料無料

0120-382-361

[電話受付時間] 09:00-20:00