足場の組み方で外壁塗装の品質がワンランク変わることを業者以外は知らない。

現場管理、見積もり担当の松尾です。

塗装をする際に、塗料について詳しく調べる方もいらっしゃるのですが、塗装の土台ともいえる「足場」を調べる方はあまりいないと思います。

 

 

今回は、そんな足場についてお話したいと思います。

 2021年になると、足場に登る際はフルハーネス型墜落制止用器具の 使用が義務化されます。

それだけ、足場の作業というのは見ている以上に危険なものが多いのです。

特に戸建ての実際の現場ではどの業者さんもその辺はあいまいな部分はありますが、現在は施行前なので、原則的には腰に安全帯をつけての作業です。

 

この写真の足場もフルハーネスではなく、安全帯を使用しての足場となっています。

塗装の際には、この足場が非常に大切で、どんなに腕のいい職人や、良い塗料を使っても「良い足場」が無ければ、塗装はできません。

 職人が作業をしにくい足場は、塗装の質を下げます。

 塗装工事の値段を決めるときに、費用の多くは人工(にんく)代です。

人手が多く、日数がかかればかかるほど費用は増えます。

 

 

でも、費用を抑えようと思った場合に、一番に金額を削るのもこの人工代です。

削ってしまった人工代は、かならず工事にひずみを生みます。

 

特に足場は、そのあおりをうけやすいのかもしれません。

足場を組む人数や工期を短くして足場を組むと、「それなりの足場」が出来上がります。

しかも、費用を抑えて作った足場では、「良い塗装」ができないのです……。

 

足場は

・安全面

・作業のしやすさ

がとても大事です。

 

そうした安全のためには、足場を組む場所に下見に行って、採寸をして必要な部材を用意したりするのですが、この下見の日を1日削れば、それだけ費用が浮きます。

そうすると、足場を組む当日に適当に足場材を持ってきて、有りもので組んでしまったがためにイビツな足場になってしまう……などのことが起こる…まさに負のスパイラルの始まりです。

 また、工期通りに足場を組んでいても、足場やさんの建て方や腕によって足場の質は変わります。

 そのため、大きなマンションなどを建てる大手ゼネコンなどでは工事とは別日に「安全パトロール」を行ったり、「防災防止協議会」を月1で開き、事故事案などに真摯に向き合う日を作ったりするほどです。

 戸建てでも、現場管理の自分が、足場のチェックなどを行います。

写真は今回チェックした足場です。

工期通りに仕上げてもらいましたが、こんな箇所を見つけました。

この小さな足場板は、特にくくりつけることもなくこの場に片方だけ引っ掛けて置いてある状態なのですが、少し足をひっかけると、この小さな足場がカタカタと浮いて躓きやすくなっています。

片手に塗料缶、片手に刷毛を持った状態で、この小さな足場板に躓いたら大惨事になります。

 ここは見回った際に指摘をして、足場が浮かないようにしっかりと直してもらいました。

次にこの足場です。

下の階が見えている状態で、足場と足場に大きな隙間があります。

また、排水するための樋もあるため、大股でまたがないとなりません。

このような足場を放っておいたら大変です。すぐに是正し、足場屋さんに直してもらいました。

 

こちらも足場材が足りていません。

何度も言いますが、塗装を行う職人たちは、原則的には腰に安全帯をつけての作業ですが、片手に塗料缶、片手に刷毛やローラーを持ってこの足場を移動します。

この足場の場合、落ちる危険性もありますが、それよりもこの足場と足場の隙間を大股で移動するため、その足場の無い空間の壁は上手く塗ることができません。

 

 また、こうした板の足りない足場で注意しながら作業をすると、注意をしている分作業が遅くなり、やはり結果として塗装の質が落ちることになってしまうのです。

 

 

 「ヒヤリ・ハット」という言葉をご存じでしょうか。

「ヒヤリ・ハット」とは、結果として事故などに至らなかったゆえに、見過ごされてしまうようなことを言います。

現場でよく言われることなのですが、この「ヒヤリ!」とするような事が3回起きると、大事故につながる…と僕は習ってきました。

建設現場での事故のニュースをたまに見かけますが、危険な現場は、いつもシグナルがでていると僕は思います。

 

足場の上を歩いてみよう!

今回紹介したような、足場も、人が落ちたりするだけではなく、こうした足場の隙間に、まさかの角度で部材が落ちて、大事故につながってしまう…などの場合もあるでしょう。

指さし確認でチェックし、発見したことで何事もありませんでしたが、これがもしも費用を削るために工期を短くしていたら、こうした足場の確認や、足場を直す時間が取れずいたら…事故は起きたのかもしれません。

 

必ず原因があって、結果があるのです。

 足元がしっかりしていて、無理な体制を取らないですむ足場は、職人たちが安心して作業に取り組むことができ、サクサク仕事が進むため、行程が短く済む場合もあります。

良い塗装を考えるのであれば、良い足場は必須と言えるのです。

 そのためには、足場のクオリティ、職人のクオリティを保つために、ここにかけるお金は塗料の質よりも優先と言えるでしょう。

 いくら良い塗料を使っても、正しい塗り方を持って。職人の力が発揮されなければ、効果は半減します。

 

つい見逃しがちになりますが、足場工事に一度目を向けて見て下さい。

塗装会社に依頼した塗装の良し悪しは、案外最初の見積もりの段階で決まっているものなのです。

 

 

※足場関連の社長回答のヤフー知恵袋

 

 

松尾
若い時からずっと大手の大規模修繕の防水関係に携わっていたり、官公庁の仕事も多くこなしてきました。 防水関係の施工には大変優秀な技術を持っています。仕事熱心で常にお客様の立場に回り物事を考えて行動しています。 雨漏り対策も得意分野で、2人の子供を抱えて毎日仕事に励んでいます。

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