前回のブログで思い切って色を替えられたお客様のお話をさせて頂いたのですが、今回はその続きをお話させて頂きたいと思います。
前回、もともとはベージュだったモルタル外壁を、深いグリーンに色替えをしました。もともとは白い壁のお宅だったのですが、せっかくの塗装なので、今回はシックな深いグリーンにすることに。しっかりとメッシュシートで家を覆い、今回も塗装工事スタートです。
壁色はきちんとした3回塗りを行えば、下の動画のような極端に色が透けてしまう特徴のある外壁や真逆な色でない限り「薄い色」→「濃い色」に変えることもできますし、「濃い色」→「薄い色」に変えることもできます。
建売の家で、もともとの色をガラッと変えたい場合や、中古の戸建てなどを購入した際に壁色を変えたい時など、是非ともご相談下さい。
そういえば、今回のお客様もおっしゃっていたのですが、壁の色を決めたものの、ずっと「本当にこの色が家に合うかしら…」と心配していらっしゃいました。
今回選んだ塗料は日本ペイントのパーフェクトトップだったのですが、見本帳を見て奥様がこの深いグリーンに一目ぼれされて、色はわりと早めに決まりました。
それでも、あまりにも今の壁色と違う色なので、なかなか家全体に塗った場合のイメージがつかず決めかねていらっしゃるようでした。
ですので、塗り替えまでに何度も、お打合せをさせて頂き、私のこれまでの塗装の経験からご提案をさせて頂いたり、「板サンプル」といって、A4サイズの木の板にお客様が選ばれた色を塗ったものを家の前に置いて立会いをしたりしました。
壁色のご提案をさせて頂く際に、家の写真をパソコンに取り込んで、色味を変えるカラーシミュレーションなどもあるのですが、パソコンの画面によって色が違って見えたり、プリンターによっても色が変わったりしてしまうため、私はあまりおすすめしていません。
それよりも、こうして板サンプルを持って立ち会わせて頂くほうが、微妙な色のニュアンスを掴みやすいと考えています。
施主様ご夫婦立会いで使用する塗料の色決めを行ないました。ご自宅の前に松尾が候補の色見本を持って立ち、外壁の前に代る代る掲げました。
また打ち合わせの際に、よくお客様が「センスがなくて…選ぶ自信がないわ…」とおっしゃられるのですが、弊社ではとことんお客様と話し合い、寄り添い、色を決めるためのお手伝いをさせて頂きます。
けっして「お客様で決めて下さい」とお客様に丸投げしたり、「色はうちの会社で決めます」と言って勝手に決めてしまったりするようなことはありません。色決めは室内だけで決めると明るさや印象が違うので、表で行なう方がベターなので、ご自宅前で行います。さらに分り易いように色見本を壁に張って確認をしました。
お客様にゆっくりとお話を伺って、お客様のご希望の色になるまで何度でも打ち合わせや立ち合いを行います。また、大変僭越ではありますが私のこれまでの色を選んできた経験から、アドバイスをさせて頂くことも可能です。壁の色というのは足し算が引き算のどちらか一方をすると、素敵な壁色になると思います。
壁を塗る際に、色を変えることのできないサッシ周りの色や、ドアの色。これらをどのように使ってコーディネートするかが、壁色を決めるときには大事です。分かりやすいイメージで言うと、スカーフや帽子はもう決まっていて、そこにどんなジャケットを合わせるか…というのが、壁色の考え方です。
今回のお客様の家の場合は、サッシ周りが白で、ドアは木調でした。ですので、お客様が選ばれたグリーンをより良く見せるために、玄関部分の天井(上裏)や、軒天、破風などを白く塗ることをご提案させて頂きました。
雨樋も色を塗ることができますので、家の輪郭としてこちらも白に。家の門部分であるポストがある擁壁も、後ろに立派なもみの木があるので白に塗りました。
こうして白を差し色にすることで、グリーンの色が引き立ち、家が明るく爽やかに見えます。もしも、この上裏などが同じグリーンだったら、家の色が全体的に重く沈んでしまったことでしょう。また、このお客様のお宅はもともとベージュのツートンの外壁だったのですが、今回は1色で仕上げました。
お客様からは「壁の模様が違うところを一緒の色で塗ってしまうと変ですか?」と聞かれましたが、「いえ、ぜんぜんそんなことありませんよ」とお答えました。写真を見て頂くとお判りいただけると思うのですが、同じ色でありながら壁の模様が違うところがあることによって、アクセントになり美しく仕上がっています。
塗り終わってから、お客様に大変喜んで頂けて、私としても嬉しかったです。
今回、選んだパーフェクトトップは、色だけなく艶まで選べるものでした。この塗料には艶が7分、5分、3分、艶消しとあり、マットな色合いから艶やかな仕上がりまで選ぶことができます。
本当に細かなところまで、お客様のお好きな風合い度で塗装することが可能です。
私は、弊社に塗装工事をご依頼頂いたお客様に「やってよかった」と言って頂けないようでは、ダメだと思っております。お客様に「やってよかった」とおっしゃって頂けるように、営業の人間として丁寧なヒアリングをして、お客様に最適な壁色を一緒に探せればと思います。
私どもは、いつでも全力でお客様をお支えしますので、どうぞご自分好みの色にチャレンジして見て下さい。きっとお客様だけの、オリジナルな壁色になり、家を眺めるのが楽しくなると思います。
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※色についての参考記事