もくじ
塗装のしやすい季節がやって参りました。
年末に向けて、ご依頼が増えています。
また、ここのところリピーターさんから5件ほどご依頼があり、懐かしいお客様に再会できることがとても嬉しいです。
こちらの写真もリピーターさんのお宅で、このピンクの色を非常に気に入って頂いて再度ご依頼を頂きました。
今回はそんなリピーターのお客様の中から、さらに二つの案件をお話し致します。
ビルの内装塗装の追加ご依頼
リピーターの方の中には、さまざまな依頼主さんがいます。
9年前にビルの塗装でご依頼くださったお客様は、今回追加でビルの内階段や通路などの塗装をご依頼頂きました。
ビル内の塗装は、外で塗装するのとは違い密閉された空間のため塗る塗料を選びます。
また、艶などもお客様のご希望によってさまざまですので、今回は竹山職人と一緒に伺いました。
彼は9年前もこのビルの担当をしていましたので、ビルの状態についても心得ています。
こちらのビルには鉄の内階段もあり、オーナーさんを交えて話し合いました。
というのも、鉄製の階段は外にあるタイプのものであれば油性の塗料で塗ってしまうのですが、屋内のため油性の塗料を使うとニオイがきつく感じてしまうのです。
鉄階段に塗る塗料で、水性の塗料もありこちらは油性に比べればニオイは少なめとなっています。
どこまでニオイを気にされるかなど話し合った上で、塗料の種類を決めました。
今回もまたご期待に添えるよう、竹山職人と力を合わせて行いたいと思います。
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お客様との10年ぶりの再会
そして、こんな嬉しい再会もありました。
10年前に外壁と屋根の塗装をご依頼くださったお客様から、今回も塗装のご相談が。
お電話で「外壁はまだ綺麗なのだけど、屋根がそろそろ傷んできたので点検も兼ねて見積もりをしてほしい」というお話でした。
そこでさっそく伺ってみますと、確かに外壁は12年経ったとは思えないほど綺麗な状態です。
シーリングの劣化も見られず、安心しました。もちろん日が当たる部分の外壁は、艶が落ちているところもありましたが、10年前に弊社が行った工事の合格証を頂いたような気分です。
外壁を拝見した後は、屋根に上って状態を確認致しました。
確かに、お客様がおっしゃるように屋根はところどころ傷んでいます。
基本、屋根と破風、軒というのは傷みやすい部分です。
屋根部分には釘抜けしているところもありましたので、点検と一緒に釘の打ち付けはサービスで致しました。
さて、こちらのお客様宅には娘さんがいらっしゃるのですが、12年前に伺ったときはまだ4歳でした。
当時の娘さんは、お父さん以外の男の人が近くに来ると固まってしまうタイプで、見積もりに伺ったときも、菊池がお客様宅に上がるやいなや固まり泣いてしまったのです。
「可愛そうなことをしてしまった」と申し訳なく思いながら、見積もりのお打ち合わせをしたのを覚えています。
その娘さんも今や中学生。
今回現場調査に伺った際に玄関先まで挨拶をしにいらして、「私小さい頃泣いたんでしょ?ごめんなさい」とおっしゃるのです。菊池が驚いているとさらに奥様が「もう私より背が高くなっちゃったのよ」とおっしゃっていました。確かに、すっかりお母さんの背を越していらっしゃいます。なんだかこのやりとりに、月日が経ったのを感じた瞬間でした。
こんな風に10年ぶりにお客様にお会いすることができるのは、営業にとって宝とも言える瞬間です。
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2011年羽子板塗装体験会での思い出
実はこちらのお客様とは、10年前の塗装だけではなくもう一つ印象的な思い出があります。
10年前、塗装職人ではお子様向けの塗装体験として、羽子板塗装体験会をしていました。今でも弊社では塗装体験などの企画はいろいろとやっていて、募集をすれば多くの方にご参加頂いております。しかし10年前はまだネットもあまり普及していなかったことなどから、参加を呼びかけるのが大変で……こちらのお客様に羽子板体験へのご参加をお願いしたところ、快く引き受けてくださったのです。(下の2枚は当時の写真です)
そんなことも思い出しながら、今回はいろいろとお客様とお打ち合わせをさせて頂きました。
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お客様のご希望を軸に最良のご提案を
今回のお客様宅のお見積もりですが、お客様から屋根の塗装でご依頼を頂いておりますので、屋根の見積もりを基本に作成させて頂く予定です。
ただ、屋根というのは家のてっぺんにあるため、塗装の際には足場が必要となります。
外壁工事をしないで屋根だけのために足場を建てるとなると、どうしても割高になります。
また、今はまだ綺麗な状態の外壁ですが、そうはいっても10年経っているため急激に劣化することも……。そうなると、足場を建て直して塗装をすることになってしまいますので、外壁塗装の際に足場代が余計にかかることに。
もちろんお客様のご予算もありますので、あくまでも事実をお伝えしてお客様の最善を選んで頂ければと考えています。
どんな時でも、お客様に喜んで頂ける塗装工事をするために…あらゆることを考えてご提案できればと……。
これからもお客様の思いに寄り添いながら、たくさんのリピーターのお客様にお会いできるよう、長く美しく外壁を保つ塗装をしていきたいと思います。