【自宅色替え】壁色だけじゃ決められない?ご自宅の色選びのポイントをプロが解説!

年明けから取り掛かっていたお客さま宅の外壁塗装が、先日完工致しました。

外壁と屋根の塗り替えのご依頼だったのですが、今回は奥様の希望で色替えをさせていただくことに。

お客様には見積もりの段階から、外壁塗装ではどのようなことができるのか、かなり細かく説明させていただいていました。

その上で施工に至った塗装方法でしたので、仕上がりを喜んでいただけて嬉しかったです。

 

実際に現場で作業する職人をホームページで紹介している安心感

こちらのお客さまは、インターネットで塗装会社を検索していたところ、弊社に行きつきお問い合わせいただきました。

ご夫婦とも「塗る人が明確になっているところに依頼をしたい」と考え、塗装職人に決めたのだそうです。

「きちんと有資格者が職人のチーム長として現場を統率していることも依頼決めてひとつでした」と、見積もりの際におっしゃっていました。

確かに、インターネット上ではホームページに載っている職人が現場に来ない場合も多くあります。

ですが、弊社ホームページやブログで紹介している職人たちは、みな弊社に在籍している職人で長年の付き合いがある人ばかりです。

長く付き合っているからこそ、私たち見積もり担当は職人の技術力を把握し、お客さまのお家にあった工事のご提案が可能となります。

 

壁色だけではない、家全体のバランスから色を考えるプロのアドバイス

今回の外壁塗装は、これまでのオフホワイトの壁をガラリと変えるご依頼でした。

奥様は前にベージュの壁色の家をご覧になって、今度壁色を変えるならベージュにしたいと考えていらしたのだそうです。

いくつか塗料のサンプル見本を取り寄せた上で、窓枠の色と玄関の色に合うようにアドバイスをさせていただき、奥様のご希望の色に近い光沢感のあるベージュに決まりました。

玄関や窓枠の色というのは、塗装の際に唯一色を変えることができない箇所です。ここを無視して色を選んでしまいますと、残念な仕上がりになってしまう場合も。

ですので、外壁の色選びの際には窓枠やドアの色を考慮する必要があるのです。

今回選んでいただいた塗料は、光沢があるので汚れも付きにくい優れもの。

お客さまは色だけではなく性能も良いものが選べて、非常に喜んでいらっしゃいました。

 

なお外壁の色について検討する場合、次の3つが基本的なポイントになります。

  • どんなイメージの家にしたいか
  • 家の立地
  • 家の周辺環境

 

ご自宅の外壁を何色にしようかご検討の方に向けて、わかりやすく動画にまとめています。

3つのポイントの詳細についてもご紹介していますので、併せて参考になさってください。

併せて観たいYouTube

 

塗り替えの壁色に合わせて考える家外観のコーディネイト

色が決まってからは、私の出番です。

このベージュを引き立てるための塗装方法を、いろいろとご提案いたしました。

今回こちらのお宅の場合、壁のコーナー部分に『出隅』と呼ばれる張りものがありましたので、ここを白色に塗装することでベージュの壁に立体感をプラスしました。

もちろん、『出隅』を塗るためには、一度壁全体の塗装が終了してから、もう一度養生をして塗る必要があります。

そのため手間も時間もかかりますが、この『ひと手間』で家の見え方は大きく変わります。

女性がお化粧をする際に顔の立体感をだすのにハイライトを入れられるかと思うのですが、この『出隅』の白色はまさにハイライトの役目です。

家の輪郭をはっきりさせ立体感を出すことで、家に重厚感が出ます。

 

また屋根色も、外壁に合わせてご提案させていただきました。

関東の場合は平らな屋根が多くあまり地上から見えないのですが、チラリと見えるからこそ色合わせが大切です。

スーツに例えると分かりやすいのですが、外壁はジャケット、屋根はワイシャツの部分に当たると考えてみてください。

チラリと見える屋根色の合わせ方次第で、家の見え方は変わります。

今回は、ベージュの壁色に合わせて温かみのある少し明るめの茶色を持ってきました。

つい屋根というとグレーなどを選ぶ業者も多いかとは思うのですが、ドアや窓枠の色とのトータルバランスも考えるとグレーは合いません。

壁の色、窓枠の色、雨樋の色、フェンスの色、屋根の色などなど。全部の色を考えて決めることで、お客さまの家だけのオーダーメイド塗装となるのです。

 

試し塗りできない外壁 細やかにイメージをお伝えします

家の外壁塗装の場合、いくら他のお宅で実際の壁色を見ていたとしても、車の試乗や洋服の試着のように「いくつか試して確認する」というわけにはいきません。

家によって、家の形に合わせた色の塗り方や、立地や環境に合わせた断熱や遮熱など塗料の選び方があるのです。

だからこそ、打ち合わせの際に子細なイメージをお客さまへお伝えすることを私は大切にしています。

家に合わせた外壁塗装の提案をするというのが、塗装業者の役目だと思うのです。

 

残念ながら安い塗装工事を売りにしている会社の場合、家に合わせた提案が行われることはまずありません。

家ではなく、価格に合わせた工事を提案するからです。

もちろん消費者としては安さというのは、大事な点ですよね。

しかし外壁塗装とは、自宅の見た目を綺麗にするとともに、家を保護してあげることも重要な役割なのです。

安さを求めることは、職人の質や使用される塗料を落としているという可能性があるということ。

本来は10年持つはずの塗装が数年で劣化してしまい、その塗り直しでかえって高くついてしまうこともあるのです。

 

見た目の美しさのご提案と同時に、しっかりと家を守って長持ちさせること。

このふたつを両立させるには、私たちのようなプロの技術と経験が大切であると自負しています。

 

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10年後またお客さまにご依頼していただけるように確かな塗装を

塗装の提案をするとき、私は10年後目安にお客さまに再会できることを念頭に置いてご提案をしています。

外壁塗装とは、お客さまが100万円以上の大金をかけてしていただく工事です。

だからこそ完成した外壁塗装に満足し、またお願いしたいと言っていただける塗装が私の目指す塗装工事です。

今回のお客さまとも、また10年後にお会いできますように想いをこめて、丁寧に施工させて頂きました。

 

ご自宅の色を変えてみたいとご検討中であったり、少しでも気になるところや聞いてみたいことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

私にできる限りの経験と知識を持って、お客さまのご希望を具現化するご提案と上質な外壁塗装をさせていただきます。

塗装職人の職人やスタッフが日々の出来事をお伝えします。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

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