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シロアリ被害の木部補修とサイディング塗装

今回ご紹介するお客様のご主人は、以前大手ゼネコンで塗装検査員をしていた方です。塗装検査員とは膜厚計という機器で塗装の膜の厚みを計測したり、キチンと重ねて塗っているかを確認したり、通常見えない場所も鏡などを使って検査する仕事です。

ご契約前には、さまざまなご質問をされていましたが、工事に入ってからすべてお任せで進めさせていただきました。

外壁はサイディングで当然ながらと言いますか、シール部分も交換しながらの塗装です。シールの詳細は下記のページをどうぞ。

窓枠などの木部が腐食していたので交換修理しましたが、木部の断面がシロアリに食われている様子が見受けられましたので、ほかの部分にもシロアリ被害の影響の可能性をお伝えしました。

塗装完了してから約1年後にお伺いさせて頂いたところ、居間などの大部分の床下がシロアリに食われていたのを発見したということで、塗装完了後すぐに結構大掛かりの大工工事をしたとお話していました。

塗装期間中に私がお伝えしたときはあまりピンと来なかったご様子のご主人でした。当社でも大工工事は得意な部分なので工事できなかったのは残念な部分もありますが、万一のことを考えて大事になる前に工事ができてよかったです。

家の北側にはしょうがの葉がたくさん生えていました※1。つぶしてしまわないように足場を組み立てるのは困難です。

葉を痛めないように、ひとふさずつ紐でまとめましたが、何十回と往復する作業では、どうしても少なからず傷めてしまいます※2。養生のあとは、UVカット機能のある、セラミックシリコン塗装に入ります※3。

棟カバーの赤いのは錆止めです※1。その上からシリコンで先に塗装しています。シーラーはたっぷりと塗る必要があります※2。

年数が経過したコロニアルはよくシーラーを吸い込んでくれます。雨どいの上と屋根の境の「唐草」にも、きっちり錆止めをしています※3。

必要箇所は縁切りしますが、はじめての屋根の塗り替えでは、塗料で隙間が埋まる場所も少ないため、やる必要がない場合も少なくありません※1。

サイディング外壁ボードは反って浮いている箇所もあります※2。目地シーリング(コーキング)が劣化によって切れています※3。

シーリングの劣化は紫外線をまともに受けることでおきます。今回の工事ではシーリングの上から、溶剤系・UVカット機能セラミックシリコンの塗装なので、ばっちりです。よく見ると、シーリング(コーキング)自体のひび割れより、ボードとの剥離がよく目立ちます※4。

シーリング(コーキング)はすべて打ち直し交換と一部増し打ちにより補修しました※1。塗装できれいになると、今まで気づかなかった場所が、目立ってきます。

サービスで配管をテーピングしています※2。白いのは木部専用の下塗り状態。濃い緑は確認のための試し塗りです※3。

作業途中の写真が少ないですが、※1は足場を取り外したあとの完成後の写真です。玄関横はご希望の緑色に仕上げさせていただきました※2。

ご近所のこのお宅です※3。この外壁の色を奥様が希望でしたので、それにあわせて調色して塗装させていただきました。

ご主人は一見怖そうですが、話すととても気さくな方です※4。結構いろいろな話をさせて頂きました。窓の鉄格子は遠目からでも、サビや腐食により塗膜の剥がれなどが目立ちます※5。

サビや古い塗膜をはがし塗装の基礎を作るため、下地調整をし、サビ止めを塗りました※1。見た目では異常がなかったため、鉄格子の錆止めを先に塗ってしまいましたが、根元の木枠が腐食していることに後から気づきました※2。

鉄部にツヤが戻りました※3。鉄格子も溶剤(油性)のセラミックシリコン塗料を使用しました。外壁はシリコンでも、木部、鉄部にはウレタン塗料の工事も実は多かったりするのです。

勝手口ドアの木製の窓枠の外見はこんな感じですが、中は空洞でした※1。木部の腐食部を拡大してみると、非常に不思議な腐食の仕方です※2。

窓枠を交換しましたが、大工さんいわく、家の中のシロアリ被害の可能性も非常に高いということでした※3。

今回はシロアリの存在が傷み部分から分かりましたが、表面上からは存在がわからない場合があるので要注意ですね。その事例は下記のページでご紹介しています。

この記事を書いた人

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。
塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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