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外壁塗装に最適な季節とタイミングは?

先日、横浜市神奈川区にお住まいのリピーターのお客様宅へご挨拶に伺った際、「外壁塗装に最適な時期は何月ですか?」とご質問をいただきました。

一般的に「雨の少ない春が塗装工事に最適」と言われることが多いですが、最近の神奈川県や東京都の気象状況を考えると、実はそう単純ではありません。
また、「梅雨の時期、塗装工事はできないのでは?」と思われている方もいらっしゃるようですが、そのような事実はありません。


そこで今回は、神奈川県や東京都での外壁塗装に適した季節とタイミングについて、詳しくお話しします。

関東では「塗装に最適な季節」は存在しない?

実は、外壁塗装に「この季節がベスト!」という時期は、ほとんどありません。神奈川県や東京都を含む関東地方では、どの季節にも天候やスケジュールの影響で何かしらの課題が生じるからです。以下に、1月から12月までの各月の特徴と塗装工事の課題をまとめます。


1月: 正月休みで工事スケジュールが限定されます。多くのお客様は足場を組んだまま年始を迎えることを避ける傾向があるため、工期調整が必要です。

2月: 寒さで塗料の乾燥が遅くなる場合があります。ただし、関東地方では昼間の気温が5℃を下回ることはまれで、ドカ雪がなければ雨や風も少ないため、意外と塗装に適した時期とも言えます。

屋根の上の雪


3月・4月: 春は強風や菜種梅雨による雨が多く、天候が安定しないことがあります。

5月: ゴールデンウィークなどの連休で工事が中断する場合があります。連休中足場を建てたままにすると体裁が気になるお客様もいらっしゃいます。

6月・7月: 梅雨の時期。都内などでも雨が続くイメージがありますが、実際には長期間雨が降り続くことは少ないです。


8月: 猛暑による作業時間の短縮や、ゲリラ豪雨が発生しやすく、工期が延びる可能性も。

9月・10月: 秋雨前線や台風の影響で長雨になることがあります。

11月: 台風シーズンの影響が残る場合も。

12月: 年末にかかるため、足場が年を越すことを避けたいお客様が多く、スケジュールがタイトになります。

20年前と比べ、関東地方の気象状況は大きく変化しています。例えば、春でも長雨が続くことがあり、従来の「春が最適」という常識は当てはまりにくくなっています。また、塗料には「5℃以下での使用は避ける」という注意書きがありますが、神奈川県や東京都内では冬でも昼間に5℃を下回ることは少なく、寒さによる影響は限定的です。梅雨時期も同様で、雨が続く期間は意外と短いため、工事の調整が可能です。

結論として、どの季節でも天候次第で工期は変わりません。
夏場は塗料の乾燥が早い分、工期が短くなる場合もありますが、ゲリラ豪雨で壁が乾かず工期が延びることもあります。神奈川県や東京都では、季節にこだわるよりも、適切なタイミングで工事を計画することが重要です。

塗装工事はどの季節でも可能

外壁塗装工事の標準的な工期は約1ヶ月です。天候に左右されず工期通りに進めるために、どの季節にするか悩むものの、結局はどの季節を選んでも天気の運次第です。
また塗装工事は、雨が降るとすべて止まる印象がありますが、雨の日でも進められる作業があります。以下に、代表的な例を挙げますのでご覧ください。

・足場の設置
足場は、よほどの大雨や強風でない限り設置可能です。風の影響を受けやすい場所での作業に注意が必要ですが、通常は問題ありません。

・高圧洗浄
高圧洗浄は、雨の日の方が都合良い場合もあります。
なぜなら、晴れているとご近所や施主様が洗濯物を干していることがあり、作業に支障が出るためです。
例えば、最近行った横浜市の現場では、高圧洗浄の予定日にお隣さんが洗濯物を干しており、工事が始められないトラブルがありました。

事前に「洗濯物を干さないでください」「窓をロックしてください」とお願いしても、晴天だとどうしても洗濯物が干してしまうお宅があるのです。一方、雨の日なら洗濯物を干す家は少なく、高圧洗浄をスムーズに進められます。雨は水を使う作業に大きな影響を与えないため、効率的に作業が進むのです。

高圧洗浄

・雨でも可能な塗装作業
小雨程度なら、バルコニーの下など雨が当たらない部分の塗装を進めることができます。職人は天候に応じて作業を工夫し、時間ロスを最小限に抑えます。

梅雨時期(6月・7月)におすすめの工事

梅雨時期は雨漏り補修の依頼が急増します。先日も横浜市のお客様から、「雨漏りを一刻も早く止めたい」というご相談をいただきました。

雨漏りは放置するとクロスや壁紙だけでなく、家の構造に深刻なダメージを与えるため早急な対応が求められます。弊社では、雨漏り補修の実績が豊富で、梅雨の合間の晴れ間を活用して迅速に工事を行います。
また、夏に向けて人気なのが遮熱塗料を使った塗装工事です。

遮熱塗装


特に東京都世田谷区では、遮熱塗料を使用すると補助金が受けられるため、お得に工事を行えます。遮熱塗料は、太陽光を効率的に反射し、室内の温度上昇を抑える効果があります。

弊社では、日本ペイントの「サーモアイ」やエスケー化研の「クールタイト」を主に使用。サーモアイは優れた遮熱性能で、クールタイトは近赤外領域を反射し、高い省エネ効果を発揮します。外壁や屋根の状態に合わせて最適な塗料をご提案しますので、ぜひお問い合わせください。

関連動画

季節よりも「工事のタイミング」が重要


外壁塗装で最も大切なのは、季節や天候よりも家のメンテナンス時期を見極めることです。塗料の耐久年数が過ぎているのに再塗装を先延ばしにすると、ひび割れや雨漏りなどのトラブルが発生し、補修費用が余計にかかるリスクがあります。

「夏は暑くて工事が大変そう」「冬は寒くて塗料が乾かないのでは?」と心配される方もいますが、弊社の職人は暑さや寒さ対策を徹底し、安全かつスムーズに作業を行います。長年信頼関係を築いてきた職人たちと連携しているため、どの季節でも高品質な工事が可能です。手早い作業が必要な場合も、じっくり丁寧な仕上げが必要な場合も、柔軟に対応します。

破風 塗装


神奈川県や東京都での外壁塗装は、季節を気にするよりも、家のメンテナンス時期を見極めることが重要です。春や秋が良いと言われがちですが、最近の気象状況ではどの季節にもメリットとデメリットがあります。
雨の日でも進められる作業や、遮熱塗料、雨漏り補修など、季節に応じた工夫で高品質な工事が可能です。

家の長持ちのために、適切なタイミングで必要な塗装工事を始めましょう。

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