お客様のイメージを具現化した店舗塗装と複合工事

先日、三軒茶屋にある飲食店の店舗塗装工事を行いました。
こちらのオーナーさんは依頼のお電話があった時点で、お店のオープンが迫っていたため非常に工期を急いでいらっしゃいました。

 

すぐに現場調査と見積もり作成のために伺ったのですが、オーナーさんのイメージがとても分かりやすく、さらに職人が自由に仕事できる余裕も下さっていたので非常によい仕上がりとなりました。
塗装以外にもちょこちょこと職人だからできることをさせて頂きましたので、そちらについてもご紹介したいと思います。

リノベーションだからできる下地を活かした塗装

お客様の店舗はもともと全体的に茶色で統一された木目調の壁で、こちらを白く仕上げたいとのことでした。


とはいえ、いかにも「塗料で塗りました」といった下地を塗り潰すような塗装ではなく、下地の質感を活かした塗装が希望とのことでしたので、「つまりラフな感じの仕上げですね?」と菊池の方でお伺いしたところ、「そう、それです!」と。
このお打ち合わせの時点で、菊池の頭には思い浮かぶ塗料がありました。
下の色がうっすらと出る塗料で、下地を活かしながら塗り重ねて綺麗に仕上げることができます。
さらにお客様のご希望として「少し古さを残したような仕上がりにしたい」とのことでしたので、この塗料と使用しエイジング感も残して職人に塗って貰いました。
実際は全体的にまんべんなく塗装してあるのですが、わざと塗りむらをつくり粗い仕上げに。仕上げてからご覧になって頂いたところ、非常に喜んで頂けたので良かったです。

外壁の板材を追加する大工工事も一緒に

今回のご依頼時には外壁の大工工事もありました。
写真を見てお分かり頂けると思うのですが、最初店舗の外壁は板が張り込まれている箇所と張り込まれていない箇所がありましたため、今回のオーナーさんは外壁全体を板張りにしたいとご注文を。


そのため弊社専属の大工にお願いをして、見積時から現場を見てもらいました。
仕上がりの写真がこちらとなります。この通り、元が分からないながらも板張りの無骨さを残し、ラフな仕上げに。あえて壁面を真っ平らにしないことで、板のテクスチャー感も残しています。

最後に、茶色の扉にハケで白ペンキを飛ばしてデザインを。
こちらはお客様のご意向で、1発勝負ではありましたがなかなか勢いある仕上げになりました。


戸建てでは、このような遊び心のある塗装はありませんが、弊社ではこうしたお客様のイメージに沿った塗装も致しますので、ご相談ください。
戸建てでも、お客様とお打ち合わせをしながら、イメージの具現化のお手伝いを致します。

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お客様のイメージを具現化する際の注意点

先ほども書きました通り塗装職人では、できるだけお客様のご希望を叶えるために全力で工事をしております。
そのために綿密なお打ち合わせもさせて頂くのですが、すべてのご希望を叶えられないことも。
例えば、ツートンカラーの外壁をご希望されるお客様がいらっしゃった場合です。この外壁をツートンカラーにするというのは、外壁に『帯板』と呼ばれる1階と2階の間に走る木部がありませんと、非常におかしな仕上がりになります。

また窓枠の無い窓に、窓枠があるように縁取りを入れて塗るのは完工後の色バランスが非常に悪くなるのでおすすめできません。
家には、その家に向いた塗装というものがあります。
だからこそお客様のご希望を聞いた上で、家の特徴を活かせる塗装を混ぜ合わせていくことで、より美しい仕上がりになるのです。

イメージについては、どんどんご希望をお聞かせください。
30年の経験の中から、最適な方法で塗装工事を致します。

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小屋を撤去するご依頼

こちらの店舗ですが、以前のオーナーさんが外に冷蔵庫を置いていた関係で壁の前に小屋がありました。
新しいオーナーさんは、この小屋を撤去したいと思い冷蔵庫は無事廃棄できたのですが、小屋の撤去には困ってしまったのだそうです。
このくらいの大きさだったら自分でできるだろう…と思ったものの、どこから壊していいのか悩み半日かかっても壊せなかったのだとか。
そこで、急遽小屋を壊して欲しいと追加依頼が入りました。
先ほども書きましたとおり、この小屋は外にあるため足場を組み立てる前に壊してしまいませんと、小屋背部の外壁塗装ができなくなってしまいます。
菊池は急いで撤去の手配をとりました。


その際にお客様に「残材についてはどうされますか?」と質問しますと、お客様から考えていなかった…とご返答が。
この残材ですが、弊社で捨てる場合産業廃棄物となるためそれなりの金額がかかってきます。
家庭ゴミとして粗大ゴミでだせば数百円ですが、事業ゴミとして出すと数万円かかるのです。
今回は、店舗の工事なので事業系ゴミとなるため、オーナー様から残材の処理もご依頼を受けました。
半日ほどで無事撤去もでき、足場を建てる日に間に合ったので本当に良かったです。

戸建てのお客様でも、解体作業をご希望される方がいます。
その多くは濡縁の解体なのですが、こちらの解体はだいたい作業時間としては1時間くらいです。これも大工の経験と知識があるからこそ短時間で解体することが可能に。
まったく構造が分からない素人が撤去しようとしますと、1日がかりになってしまったり…ひどい時は怖さなくていい所まで壊してしまったりします。
大工が1時間で壊し撤去すると本当に簡単そうに見えるのですが、技術があるからこその時間と仕上がりなのです。
費用としては2万5000円ほどで、内訳としては大工の技術料と残材の処理費用となります。
無駄なところを壊さず、残材の処理も的確にできますのでないかお困りのことがありましたらご相談ください。

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塗装職人ではお客様の些細な疑問などにお答えします

外壁塗装だけではなく複合的にできるからこそイメージの統一が可能に

今回の店舗では、塗装だけでなく大工工事、小屋の解体をご依頼いただき施工いたしました。
施工後に「店内も少し塗りたいから塗料を置いていってもらえますか?」とお客様がおっしゃいましたので、弊社のスタッフが「少しであれば塗りましょうか」と申し出、少しだけ内装塗装のお手伝いを。内装塗装に半日はかかるだろうと思っていたお客様は、職人が1時間ほどで塗り上げたので、非常に驚かれたそうです。
いっぺんに短期間で工事できたことで、先日無事にオープンされたとご連絡が。


非常に塗装も気に入って頂けたとのことでしたので、急ぎのご依頼だったとはいえお客様のご要望を叶えることができ、ホッといたしました。
塗装職人では、塗装工事がベースではございますが、それ以外の大工工事やシロアリ除去、不要な濡縁などの解体なども合わせてお引き受けしております。
家の外壁塗装は、家の傷みや家族構成が変わったりデザインを変えたくなったりした際には、複合的に見ることが必要となるでしょう。
そんな時は、どうぞ塗装職人までご相談ください。
弊社の技術と経験を持って、お客様の理想に近づけられればと思います。

見積りで大切なのはお客様宅を把握すること。ご要望をうかがい図面を精査し、最適な工事を提案します。高い技術とサービスをご納得いただけるよう、いつも心がけています。施工管理技士でもあります。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

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