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塗装工事をスムーズに進行 現場の段取り

みなさま、GWはどのように過ごされたでしょうか?
菊池は相変わらず、現場を飛び回っておりました。

通年ですと、GWは晴れ間が多いため工事が大いにすすむのですが、今回は4月からの雨に悩まされ、いろいろとスケジュール調整が大変に。
今回は、見積り担当・営業の大事な仕事の一部であるスケジュールを基軸とした現場の段取りや調整についてお話ししたいと思います。

目次

仕事として重要な職人などのスケジュール調整

3月、4月の長雨を菜種梅雨と言うのですが、4月はこの雨に悩まされました。
というのも、塗装工事は雨が降ると止まります。
そのため、職人や材料などの調整が必要となるのです。

通常は4月やGWは雨が少ないです。多数の現場が動く予定でスケジュールを組むので、ここに雨が降ると調整が大変なことになるのです。
ひどい場合は、4月中に終わるはずだった工事が5月半ばまで伸びてしまうことも。

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塗装工事というのは、塗装の職人だけで工事が終わるものではありません。
一つの現場に、足場、シール、防水、塗装、電気、左官、板金、鉄骨、内装など多くの専門職人が入ります。


一つでもスケジュールがずれてしまうと、その後ろに続く職人すべてのスケジュールを調整しなければなりません。
しかし、どの職人も仕事が詰まっているためなかなか調整が難しいのです。

職人同志の相性、さらにはお客様と職人の相性等も考慮することがあるのです。

こうした全ての調整を我々がしており、なかなか目に見えない部分ではありますが、工事をスムーズに進めるために大切なポイントなのです。

スケジュールを進めるために大切な営業の交渉仕事とは

他にも見積り担当・営業の表だって見えない仕事として、足場を建てる際にお隣などに許可を取るための交渉があります。

最近では、建て売りのお宅などでお隣との隙間がほとんどなく、足場をお隣の敷地内に建てなければならない家が多くなっており、こうしたお宅の場合工事前の許可取りが何よりも重要です。
先日の工事で担当した家は、片方が普通の一軒家、もう片方がアパートのお隣でした。
施主様が、先に両隣の家にお断りを入れてくださり、許可を得ていたのですが、一軒家のお宅は、一応許可が下りた…という状況でした。
もちろんこうした塗装工事は隣同士お互い様なので、お隣の方としても足場を建てることは仕方の無いことだと分かっていらっしゃいます。ですが、前に足場の許可をしたところ工事を担当する職人が我が物顔で敷地に入ってきてしまい、少し怖い思いをしたのだそうです。それゆえに、快諾とはならなかったとのことでした。

弊社の場合、一級塗装技能士が多数在籍しマナーも兼ね備えた職人なので、このようなことはありません。

しかしこのお隣の方のように、マナーの悪い職人の工事を体験をされたら、今回のお返事は致し方ないな…と。むしろその上で許可を頂けていることに、ありがたく思いました。
職人のマナーについて話を聞く度に、お客様への接し方がいかに大切かということを改めて考えます。

せっかく技術があっても、お客様そして周辺の方とのコミュニケーションが上手くいかないと意味がありません。
これからも、塗装職人として職人のマナーについて、さらに気を配っていきたいと思います。

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次に、もう片方のお隣アパートへの許可取りについてです。

こちらは、アパートのオーナー様からすぐに承諾を頂いたのですが、問題はアパート敷地に停まっていたバイクでした。
そのバイクがあるために、足場を建てられず、さらには塗装の際には汚れる可能性も。
アパートのオーナー様にご相談をしたものの、バイクについては入居者さんの持ち物なので直接交渉をしてほしいとのことでした。
そこで、まずは何回かお手紙や名刺などを入れさせて頂いたり、それでもご連絡がなかったため、家まで訪ねたりしたのですが、なかなか連絡がとれません。
どんなに連絡が取れないとしても、勝手にバイクを動かすことは御法度です。

(写真はイメージです)

とはいっても、そのバイクを動かすことができないと足場を建てることができず、スケジュールが押してしまいます。そのため、必死でバイクの持ち主である入居者様と連絡をとるために、休みの日などもお宅を訪ねました。
連絡がとれず、いよいよ切羽詰まってきたので、正式な手紙をしたため入居者様宅のポストへ投函しようと伺った際に、ようやく入居者様が部屋にいらっしゃったのです。さっそく説明させて頂いたところ、すぐに快諾を頂き、ようやく工事がスタートすることになりました。

こうした工事をするための交渉事や調整は、通常ではなかなか仕事として目には見えませんが、工期を守るためにも必要不可欠なことなのです。

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営業はお客様の不安にも対応します

現場のスケジュール調整や、職人の調整以外にも重要な仕事として、お客様からご質問やクレームなどが入った際の説明や不安解消も営業の役目です。

先日も、二世帯のお客様宅の工事をいたしました。
施主様は息子さんだったのですが、工事の途中で息子さんのお父様からご連絡が入ったのです。
その日は晴天にもかかわらず工事がお休みだったのでした。
「なぜ、スケジュールが遅れているのに今日工事をしないのか?」
とご連絡を頂き、実は施主である息子さんの方には工程の関係と職人のスケジュールなどからこの日は工事をしない日であることを伝えてあったのですが、窓口ではないお父様には伝わっていなかったのです。

そこで、すぐに菊池はお客様宅へ出向きいろいろとご説明させて頂きました。
スケジュールが押している理由、万が一工期が延びた場合のことなど。こちらの施主のお父様は、防水関係のお仕事をされていることから、なおさら工事について深いところまで気にされていたようです。

ただ、施主である息子さんとお父様では、少し工事への希望の違いなどがあり、そうしたところを菊池が間に入って調整した上でご説明するため、非常に大変でした。
最後には、納得を頂き無事工事を進めることができましたが、このようなお客様の不安を解消することも見えない仕事の一つといえます。

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見積もりや現場調査だけでない 全ては工事を円滑に進めるために

一見するとただ現場調査にいってお客様にセールストークを行うだけのように見えますが、実はその裏で工事をスムーズに進行に進めるために、奮闘しています。

もちろん、すべての塗装業者の営業がこのようなことをしているかというとそうではありませんが、少なくとも塗装職人の営業はいつも朝から寝るまで工事のために全力を尽くしているのです。

これから梅雨時期になりますので、多くのスケジュール調整がはいると思いますが、今後もお客様によりよい工事品質を届けるために、細部まで気を配り塗装職人の見積り担当として努力していきたいと思います。

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