施工中のお客様からのリクエストも、塗装職人は柔軟に対応

秋分を過ぎて残暑も和らぎ、ようやく穏やかな日々を迎えております。
晴天が続いていますので、現場もようやく進み始めまさに塗装日和の秋です。
今回は現場でのちょっとした養生の変更と屋根の下塗りを行いましたので、そちらについて少しお話し致します。

 

 

窓の養生方法の変更

先日、工事に入った現場は横浜のとあるお客様宅だったのですが、養生の変更がありました。
最初は通常通り、窓が開けられないタイプの養生だったのですが、軒裏に下塗り剤である油性タイプのケンエースを塗っていたところ、部屋の中で塗料のにおいが上がってきたとのことで、「換気がしたいので、窓の開け閉めが出来るような養生に変更ができませんか?」と施主様からご相談が。
そこで職人と相談をして、不織布を使った養生に変更しました。

現在では、外壁に塗るほとんどの塗料は水性の塗料なのでにおいも少ないのですが、軒裏だけは油性の下地塗料を使用します。
油性はどうしてもにおいが強いので、お部屋の中までにおいが広がってしまうことも。
そこで、養生を開け閉めできるタイプのものに変更させて頂いたのです。
とはいえ窓の開け閉めが出来るようになると言っても、窓付近を塗装する場合には窓を閉じて頂くことにはなります。それでも、窓付近の塗装さえ終われば開けることは可能になりますし、その日の作業を終了すれば窓の開け閉めはお客様が自由にして頂くことが可能です。


塗装職人では、工事の途中でもお客様からのリクエストには極力お答えいたします。
もちろん、工事の内容を変更したいなど工事費に大きく響いてくる場合は、相談の上となりますが、こうした窓の養生変更についてなどはどうぞお気軽にご相談ください。

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玄関ポーチの塗装はドアの開け閉めに注意が必要

窓の開け閉めは、万が一作業中に開けてしまったとしても引き戸ですので、そこまで施工上の問題は起こらないのですが、玄関ドアの開け閉めは違います。
玄関ポーチ部分の塗装は、脚立をドアの前に立てて脚立に乗った状態で、片手に塗料を入れた下げ缶、片手にローラーやハケを持って塗装します。
そのため、万が一ドアが開いてしまうとドアが脚立にぶつかり、最悪職人が脚立から落ちてしまいお客様を巻き込んだ事故になる場合も。
玄関や車庫はどうしても人の出入りがあるため、足場を建てられないことがあります。
その場合、玄関や車庫部分は脚立を使用しての塗装となるのですが、脚立は一度でも乗ったことがある方ならお判りいただけると思いますが、足元がとても不安定になります。
ですので、玄関のポーチ部分を塗装する場合は、必ず作業開始前に職人からお客様へお声がけさせて頂き、玄関を通る時には大きな声で玄関から出る旨を伝えて頂けるようにお願いをしていおります。
お客様の安全と職人の安全を守るために、細心の注意を払って丁寧な塗装をさせて頂くのが塗装職人の外壁塗装工事です。

 

屋根の下塗り

今回は、屋根の下塗りも致しました。
塗装の流れとしては。上から順に塗装をしますので、屋根→壁の順で塗っていきます。
高圧洗浄をし、屋根はこの写真のような素の状態に。

屋根はコケや汚れがついているため、しっかり洗浄しないと下地を塗っても塗料が密着しません。屋根材はもともと工場出荷時に屋根材自体に塗料がついていますので、それも高圧洗浄でしっかりと落とします。
また、棟板金や雪止めなどの鉄部もきっちりと汚れを落とすことが必要です。

 

鉄部はケレン作業をしてから錆止め効果のある塗料を塗ります。屋根部分は鉄部とは別の下地剤であるシーラーを。このように屋根の下地塗装は、鉄部と屋根で塗る下地剤が違います。
今回のお客様宅はコロニアルグラッサ―という、割れやすいと言われているコロニアルネオの後続タイプのものではありましたが、とくに屋根材の割れはありませんでしたので屋根塗装をする運びとなりました。
屋根の割れについては、万が一2~3枚ほど割れている場合でも屋根塗装は可能です。
屋根の割れ部分をコーキング剤で塞いだり、屋根材を新しいものに変えたりすることで補修後に屋根塗装ができます。
ほとんどの方が1~2枚割れていますと、コーキング剤での補修ではなく屋根材を取り換えることを選ばれることが多いのですが、屋根材は取り換えるとなりますと、ノコギリの長いものを屋根材の下に差し込んで釘を切り屋根材を無理やり剥がしますので、多少の割れであればコーキングを塞ぐ方が屋根に負荷がかからないでしょう。
塗装職人では、どちらでも対応ができますのでご相談ください。

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鉄部塗装

鉄部の下塗りは半日、屋根の下塗りは職人一人でも1日くらいで完了です。
今回の現場では、三人ほど職人が入っておりますので午前中までに完了しました。
午後からは外壁の下地材を塗り、なんとか本日中にはすべての下地塗りが終わりそうです。

以前屋根の下地作業についてお客様にご説明さしあげたところ、「それくらいならできそうだから自分でやる」とおっしゃったお客様がいました。
一見しますと、職人がさらっと塗っているので簡単そうに見えるのですが、実はそこに職人の熟練技があります。
実際屋根の下地剤をご自分で塗ったお客様は「もう二度とやらない、腰は痛くなるし大変だった」と最後におっしゃっていました。

 

不要な物置など処分はご相談を

 

そういえば、今回のお客様から庭にある土の処分についてご相談を受けました。
もともと植え込みがあった部分の土を取り除いて土を無くし、空いてしまった植え込み部分から水を排出させるためにドレインを付けてほしいとのご要望が。
大量の土などは、ゴミに出すのが難しいものです。
弊社には大工の職人もいますので、相談をして処分の段取りをつけました。
こうした捨てにくいものの処分というのは、みなさん塗装工事の際に悩まれることの一つのようです。
せっかく外壁塗装をして家の外観を綺麗にしたとしても、古い物置などが庭にありますと外観が今一つ綺麗にならないことも。
また先日ご相談があったのは、店舗の壁についたダクトの処分でした。
もともと中華料理屋さんだった店舗を美容院へと改装することになり、塗装のご依頼を頂いたのですが、その際に壁を走るキッチンのダクト(えんとつ部分)が不要になったそうです。

塗装工事を通して家のさまざまな困りごとも解決します

外壁塗装工事をお客様が考えられる時、家の問題点が塗装だけでは収まらないことがあります。
家を建ててから10年~15年ほど経ったことで、家族構成なども変わり、物置や濡れ縁など不要となるものも出てくることもありますし、シロアリなどの問題が出てくることも。
どれもちょっとした不要品の処分や工事ですが、いざやろうと思ってもどの業者に頼んでいいのかわからないものです。
もしそのようなことでも、塗装工事と一緒に行う場合には、塗装職人を頼ってください。
弊社では、できるだけこうしたお客様のご希望にもお応えしたいと思います。
塗装工事の際に、家の悩み事も一緒に解決できれば幸いです。

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見積りで大切なのはお客様宅を把握すること。ご要望をうかがい図面を精査し、最適な工事を提案します。高い技術とサービスをご納得いただけるよう、いつも心がけています。施工管理技士でもあります。

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