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塗装工事の際にシーリング工事を同時に施工する必要性

前にお客様から「シール工事は今回の工事と一緒にではなく、2~3年後にシール工事だけでできないかしら?」とご相談を受けたことがありました。

シール工事の金額は、一軒家ですとだいたい15万円~20万円ほど。施工費を少しでも抑えたい…とお考えになるお客様の中には「シール工事は次回にしたい」と思う方もいらっしゃいます。

でも、シール工事を塗装工事と別で行うとなると、いろいろ不具合が出てくるのです。シール工事と塗装工事は同時にやらないといけない、というよりは、セットと考えて頂いた方がよいでしょう。今回は、なぜシール工事と塗装工事がセットなのか、お話したいと思います。

目次

サイディング壁に必要なシール工事

弊社ではサイディング壁などの外壁塗装をご依頼頂いた際に、シール剤(コーキング剤)の打ち換えを必ずご提案させて頂きます。(コーキング剤とシール剤は、同じものを指していることが多いので、ここからはまとめてシール剤と呼びます。)

なぜサイディング壁にシール工事が必要なのか。それはサイディングボード壁の場合は窓枠が壁に接着されていないからです。ただ壁にはめこまれた状態になっているので、窓枠を壁に接着するためにシール剤の工事を施す必要があるのです。

シール工事

コンクリートの吹き付け壁や、モルタル壁の場合は、窓枠をコンクリートやモルタルで塗りこんで接着しているためシール剤は必要がないので、ご提案させて頂くことはほとんどありません。

でも、サイディング壁の場合は窓枠や目地部分のシール剤が劣化するため、塗装工事と併せてご提案をさせて頂いているのです。

シール工事には専門の職人がいる

シール工事にはシール職人という専門の職人がいるので、塗装の職人でシール工事をやる人はあまりいません。

ほとんど場合シール職人にやってもらうのですが、まれに雑な現場ですと塗装の職人にホームセンターなどで買った材料と道具でシール工事をさせて、施工費用を安くすることがあります。

職人を二人手配するよりは、一人の方が安いから…という理由でこのようなことが起こるのですが、塗装の職人がおこなうシール工事と、シール職人がおこなうシール工事では仕上がりがまるで違います。なぜなら、塗装の職人とシールの職人の持っている道具が違うからです。

塗装の職人は自分の道具以外に、シール工事の道具までそろえる…というのは、コストも道具を管理する場所もかかりすぎてしまうため、ほとんどありません。

その為、先ほども書きましたように、塗装の職人がするシール工事は、ホームセンターなどで揃えられた簡易的な材料と道具になってしまうのです。

もちろん、塗装の職人の中にはシール工事も防水工事もまとめてやっている人もいるのですが、私が知っているかぎり、そうした職人さんは「塗装はうまいけど、シール工事は下手」「シール工事はうまいけど、塗装がイマイチ」など、どこか不足が出る人が多いです。

ですので、塗装は塗装のプロ。シール工事はシール工事のプロに頼むことが、最上の施工をするために必要だと思います。(ちなみに、防水工事とシール工事は共通する部分が多いので、両方できる職人は多く居ます)

シール工事と塗装を一緒に行う理由

ではなぜシール工事と塗装は一緒に行う必要があるのでしょう。それには、大きい理由が二つあります。

シール工事と塗装を一緒に行う理由
  • シール剤は外壁用塗料とほぼ同じ時期に劣化

    シール剤はゴムなので、どんなに大事に使っていても外壁と同じく10年ほどで劣化し、肉痩せという状態になる。肉痩せすると、窓と壁の隙間を塞いでいたゴムが薄くなり、最悪穴があき、サイディングボードの下に水が入ってしまう。その水でサイディングボードが膨らんだり、反ってしまったりする原因となる。

  • シール工事にも足場が必要

    シール剤を打つ場所は、1階の窓部分だけではなく、2階の窓もあるので、足場が無いとシール工事をすることができない。一昔前は、屋根の上に乗ったり、梯子をかけたりしてできた作業も、最近では法令の関係で、昔のような梯子や屋根の上に乗った作業が不可能となっている。

①シール剤は外壁用塗料とほぼ同じ時期に劣化

シール剤の劣化は、外壁用の塗料とほぼ同じスパンで劣化します。そのため、見た目には分からなくても塗装の塗り時がシール剤の打ち時でもあるのです。

また、シール剤が劣化し、肉痩せを起こしてしまうと、そこから水がサイディングボードの中に入り込み、反ったり膨らんだりすることで、ボード自体をまるまる替えなければならなくなります。

こうなってしまうと、シールを打ち替える工事よりもお金がかかることになってしまいます。サイディングボードが変形してしまう前に、予防をするのが何よりも大事なのです。

②シール工事にも足場が必要

これが一番外壁塗装をする際に一緒に工事をした方がいい大きな理由なのですが、シール工事には2階部分の工事もあるため、足場が必要です。

ですので「今回は外壁塗装だけにして、シール工事は次回…」などにしてしまうと、次回のシール工事の際に、足場代も約20万円かかってしまい、合計すると外壁塗装と一緒にやった時の倍の金額がかかることになります。

この二つが大きな理由です。特に②に関しては、外壁塗装の際に何を節約したのか分からなくなってしまいます。

シール工事は、シール剤が劣化しきってしまってからでは意味がない工事なので、是非とも外壁塗装の際にはセットで考えて下さい。

最初に手を打てば湿布だけで済んでいたはずの治療が、放っておいたがために手術をするはめになってしまった…では、本当にお金の無駄です。定期的なお手入れをすることで、トータルコストは抑えられます。これは弊社のシーリングの解説ページです。

シール工事の流れ

では最後に、シール工事の流れをご紹介したいと思います。シール工事のプロ仕事を、写真でご覧ください。

STEP
カッターなどで古いシールを撤去
STEP
古いシール剤の掃除
STEP
下地処理

STEP
養生テープを貼り、シールが余計なところに着かないようにする

STEP
プライマー(接着剤やのりのようなもの)を刷毛で塗りこみ

STEP
シールの専用ガンで肉厚なシールを注入
STEP
はみ出た部分や、シールの少ない部分をへらでしごいて シール剤を慣らす
STEP
養生を剥がして完成

一見すると、簡単な技術に見えますが、7番のヘラでのしごきなどは、熟練の職人でないとこんな綺麗には行きません。

細部まで均等にシール剤がいきわたることで、サイディングボードの中に水が入り込むのを防ぐことができるのです。

外壁塗装時にはぜひシール職人のシール工事も

ご自宅の外壁がサイディングボードタイプであれば、是非とも外壁塗装の際に、シール職人によるシール工事も一緒に行ってください。

プロにしっかりとした仕事をしてもらうことが、どんな工事の割引をしてもらうことよりも、家を低コストで維持する秘訣なのです。こちらは弊社の最新のシール動画です。参考にして下さい。

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この記事を書いた人

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