一級塗装技能士が塗るサイディングの外壁塗装
作業と価格
シーリング(コーキング)を交換すると、その分の費用が掛かってきます。サイディングが出始めた当時はメンテナンスが必要がないと言う触れ込みだったらしいのですが、実際にはモルタル外壁にはない、シーリングの交換が発生するので、その分余計な費用が掛かってしまいます。 塗料的にはモルタルより多く消費しない場合が多いです。
サイデイング種類別の塗装
通常塗装
意匠性がないサイディングに行われる塗装でほとんどの家の場合がこの塗装です。 通常塗装の詳細は通常の塗りつぶしべた塗り塗装ページをご覧ください。
2色塗装
タイル調や柄模様などの場合、もちろん通常塗装のように1色塗りの塗りつぶしにて仕上げる事もクリヤー塗装も両方出来ますが、柄模様を活かしたい場合など調短毛のローラーを使用して柄模様をつぶすことなく一級塗装技能士が匠に仕上げることもできます。 こちら2色意匠塗装ページをご覧ください。
クリヤー塗装
現状の模様を活かすためには2色塗装よりクリヤー塗装が主流です。一般のクリヤー塗装ではシールに紫外線が当たるとシールにダメージがあるので、紫外線からある程度防御するUVプロテクトクリヤーのシリコン系及びフッ素系の塗料で塗装をするのが通説になっていますが、塗料の品質や種類の問題ということよりも目地シールと塗料との密着性ということを考えれば、先打ちではシールの上に乗った塗膜が数年後に剥離しやすいため、耐久性を一番に考えると後打ち施工が最も良い選択方法と言えます。 こちらクリヤー塗装の詳細をご覧ください。
ツートン塗装①
例えば1階がクリヤー塗装で2階が通常塗装のように、1階と2階とで色分けする塗装方法です。塗り分けは基本外壁に帯板がない場合は色の区分けをすることができないため、この塗装方法はできません。 例外としてはサイディングの種類の模様違いの区分けをすることも可能です。
ツートン塗装②
1階と2階が帯板で区別されている外壁のツートンカラーです。 ツートン塗装の詳細はこちらのページをご覧ください。
サイディング外壁材の模様と形状
サイディングの様々な種類
窯業系サイディング
サイディングの塗り替えといえばこの種類です。メーカーとしてはニチハの外壁材が有名です。セメントと繊維質を圧縮して作られたボードです。基本横張りのボードで外壁の模様種類も、タイル模様やレンガ模様、塗装吹き付け模様など様々な意匠性あふれたデザインがあります。形状もドイツ貼りという洋風のイメージが強いものもあります。
アルミ(ガルバリウム)サイディング
塗装の代わりにメンテナンスフリーという名目の外壁リフォームとして、一昔TVCMでも有名だった「ぱっとサイデリア」という製品を知っている方も多いのではないでしょうか。アルミの板に 硬質ウレタンフォームを一体化させたサイディングでとても軽量のため家にかかる負担も少ないということで一時流行りました。ただ高額なのといずれにしても付帯部の塗装メンテンナスがそのうち必要になるということがわかり衰退していきました。当社にも今てもアルミサイディング貼り自体の工事依頼をたまにご相談をお受けしますがお勧めはしていません。
スチールサイディング
アルミサイディングのスチールタイプです。ちなみにスチールサイディングを施工した上から塗装をすることはあります。
塗装職人でのサイディング塗装の施工
- 塗装は一級塗装技能士、シーリングはシール専門職人が、それぞれの工事を集中して行うため質のいい塗工事が完了できます。横浜市内だけではなく都内や川崎市においても数えきれない工事実績があります。
- 過去にも経験がありますが、単に洗浄するだけでなくチョーキングが激しいと後々の塗膜剥離の原因になるためよく洗い流す。
- シール材は外壁塗装に、一番最適なノンブリードウレタンやの2液成分形を基本使います。上に塗装をしない場合は変性シリコンも可能ですが、塗装との密着性低下のリスクがあります。実はシール専門職人が塗装に最適で一番使うことが多いのが、ノンブリードウレタンの2液成分形です。こちらのオートンイクシードなどの次世代シール材も使用可能です。
- レンガ調やタイル調などの意匠性のある化粧サイディングボードでクリヤー仕上げの場合、後打ち施工を致します。
- 温度差によってシールに動きがあるので、その動きについていける弾性系の下塗りを塗るのも一つの方法です。
- カビ・よごれの防御を中心とした最適で実績のある塗料を選んで施工しています
サイディング塗装における症状
サイディングの修理・補修
サイディングは他の外壁に比べて表面がツルツルとしたものが多いためチョーキングも顕著の場合も少なくなく、後々の塗膜剥離を防止するため高圧洗浄の際はよく洗浄することも肝心です。ただ念入りに洗浄をしても取り切れない場合もあります。チョーキングは顔料の劣化なので塗膜の樹脂層的にはどこからどこまでチョーキングを起こしているかという程度の劣化を知ることができません。従ってチョーキング劣化がひどい場合は念入りに高圧洗浄をしても取り切れるものでもないので、極力念入りに洗浄をした後は、塗膜剥離を起こさないようにフィラーやサフェーサーなどの微弾性な下塗り材よりも、チョーキングに対抗できるような下塗りシーラー塗料を厳選して密着度を高めた施工をすればはがれるなどのトラブルに見舞われることは無くなります。
プライマーを塗布してシール材にて補修をします。あまりにもクラックが多い場合や年数が経過しすぎてサイディングの強度が低下している場合は、大工を入れてサイディングボード自体の貼り替えをすることもあります。
新たにビスを打ち直して反りを直します。サイディングの反りの反発力はすごいのでビスを打つ場所とかずも耐久性を得るポイントとしては重要になります。反り返しを補修するこちらの湾曲修正も参考になります。