もくじ
先日、3年前に塗装と防水工事を担当させていただいた、塗装職人横浜店からそう遠くないところにお住いのお宅からご連絡がありました。
3年前に止めた雨漏りとは、別のところから雨漏りをしている…と。
実は、弊社にお電話下さるお客様の3分の1ほどは雨漏りで悩んでいらっしゃるお客様です。
今回は、そんな雨漏りの悩みに塗装職人がどうやって寄り添って解決しているのか、お話しいたします。
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リピーターのお客様からの雨漏り相談
リピーター様から、久々にメールを頂きました。
内容は、3年前に止めたところとは別の個所から雨漏りをしている…というものです。
しかも、天井から滴る水をバケツで受けたところ1.2リットルもの雨水がたまり、天井のクロスも心なしか剥がれが大きくなったような気がする…と。
メールを頂いてすぐに伺ったところ、確かに新しい箇所からの雨漏りでした。今回は、2階のサッシの割れから雨水が室内に浸入し、壁の中を通り、1階の天井裏へと入り雨漏りとなっているようです。
さっそく職人の手配をしたのですが、最近は雨が多く職人も年末に向けて忙しくなってきていましたので、ご連絡を頂いてから2日後の手配となりました。
その間雨が降らなかったので、本当によかったです。
松尾職人は現場に行っていろいろ確認をし、最終的には2階窓のサッシ割れのところが原因だろうとアタリをつけ、割れを塞ぎ応急処置を施しました。
菊池も松尾職人も、二人とも雨漏りの原因について同じ見立てではありましたが、散水検査などをしたわけではありませんので、これはあくまでも現場経験から基づく見立てとなります。
ですので、お客様にも「これで止まらなかったら、一度きちんと足場を建てて散水検査などをして、補修工事することをおすすめします」とお伝えしました。
するとその翌日にタイミングよく大雨が降り、天然の散水検査となったのです。
メールで雨漏りの具合をうかがったところ、お客様からは今のところ雨漏りがおさまっているとお返事が。
バケツをひっくり返したような大雨でしたので、本当に心配をしたのですが、簡易処置とはいえ止めることができて本当にホッと致しました。
今回は、3年前に工事したこともありましたので、サービスの一環として無料で応急処置の工事をしたのですが、あくまでも簡易的な処置のため今後きちんとした補修工事は必要です。
その旨お客様にお話ししましたところ、天井工事のご依頼がありました。
天井工事では、今回見られなかった壁内部の状態も拝見できますので、状態にあった工事ができればと思います。
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不安がつのる原因が分からない雨漏り
次のお客様は、ちょうどリピーターのお客様の応急処置工事が終わった時にご連絡を頂いた方でした。
このお客様は雨が降るたびに、雨漏り箇所がどんどんひどくなるのではないかと非常にストレスを感じてらしたそうです。
築22〜23年ほどのお宅で、何度もハウスメーカーに雨漏りについて相談をしていました。
しかしメーカーは「サッシの型番が古いため、修理はできないのでリフォーム部に連絡してください」と言い、リフォーム部に相談したものの、「これはどうしようもないですね」と言われてしまったのだとか。
さらに、リフォーム部からは雨漏りの散水検査などの提案があり、それで原因を追究したいと提案があったそうです。
「検査で雨漏り原因がわかるなら…」と、お客様は5万5千円を払って、検査をしてもらいましたが、またもや結果は「原因はわかりません」。
しかも、「原因が分からなかったので足場を建てて塗装工事をしてはどうか」と工事の提案だけされてしまいました。
たしかに、雨漏りは原因発見が難しく、散水検査の工事費用も工事への提案手順としても間違ってはいないのですが……お客様としては5万5千円も払って結局雨漏りの原因は分からず、さらに塗装工事の提案ですっかりメーカーへの不安と不信感でいっぱいになってしまったそうです。
そんな経緯で、弊社にご連絡を頂きました。
お話を伺ってから、さっそく雨漏り箇所を見るとシャッターボックス上のシールが切れています。
ここを塞ぐことで、雨漏りが多少改善するのではないかと、弊社の職人は見立てました。
ある意味、誰がみてもわかるほど切れているシーリングです。
リフォーム部の人が誰もわからなかったのは、本当に不思議でした。
これで原因がすべて究明できたわけではありませんが、とりあえずここは塞ぐことに。
お客様は弊社の見立てを聞いて、少し安堵されたそうです。
これまで、何をしても雨漏り原因が分からないといわれ、その不安から夜も夢にみるほどだったのだとか。
確かに、雨漏りはお客様自身では対処ができず、雨が降るたびに染み出す水を見れば不安になるでしょう。
今回も、できるだけお客様の不安に寄り添い、雨漏りを止める工事をしたいと思います。
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雨漏りの原因に多いのは窓枠
雨漏りの原因でもっとも多いのは、窓まわりです。
サッシ、サッシ枠、出窓など…窓枠周りの外壁にクラックが入った際には、一度雨漏りを疑ってみてください。
よく道を歩いている時に、建物の窓枠にクラックが入っているのを見かけます。
それくらい、窓周りはクラックがでやすく、このクラックが雨水の浸入を許すのです。
水路ができる前に対処すれば、補修工事費用は少なくて済みます。
このお話をすると、「シーリングだけ新しくできないか」と聞かれることがありますが、シーリングだけの工事をすると高度な技術が必要となり、さらに足場が必要になるため高くついてしまうことに。
できれば、雨漏り箇所は応急処置をして、数年以内に大々的に塗装工事をすることがおすすめです。その工事の際にシーリングなどを新しくするのが、足場代や工事費用を一番抑えることができます。
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サッシの割れや、シーリングが切れたことによる雨漏りがある場合には、まずはご相談ください。
お客様のペースで工事ができるように、塗装職人では提案をさせて頂きます。
お客様の無理がない範囲で、悩みを解決できますと幸いです。