もくじ
いよいよ梅雨シーズンがやってきます。
今年は4月5月も雨に降られ、工事が進まないことがありました。
梅雨時期になりますと、必ずお客様から「梅雨時期は工事はやめた方がいいの?」というご相談を頂きます。
また「塗装のベストシーズンがいつなのか」についてもご質問を頂くことも…。
今回は、梅雨の塗装工事についてと塗装のベストシーズンについてお話しできればと思います。
梅雨は塗装工事に向かないのか
通常、雨の少ない時期は、塗料がよく乾き、工事が早く進むため塗装工事に向いていると言えます。
しかし、最近では雨が少ないはずの春先や秋口に雨が続くなど…まったく天気が読めず、ベストシーズンがいつかはあまり言えない状況なのです。
梅雨時期は、どうしても工事ができない日がありますが、梅雨の間中工事がまったくできないわけではありません。
梅雨でも、多少の雨であれば足場の組み立てや高圧洗浄などが出来ますし、雨に濡れない軒下や車庫、ピロティなどの場所も塗りながら、スケジュールを進めていくことができます。
ですので、ある程度工期に余裕を持ってさえ頂ければ、梅雨時期の工事も梅雨でない時期の塗装工事とそこまで差があるわけではないのです。
ただ、梅雨よりも塗装工事の期間がかかる時期というのはあります。
それは気温が低い時期です。
気温が低いと塗料が乾きにくいため、たとえ晴れていても工期がかかってしまいます。
それにくらべて、梅雨時期は雨が降るものの気温が高いため、雨が止まれば塗料が乾くのです。
しとしと降る雨くらいであれば、塗装工事にそんなに影響がない場合も。
もちろん、そうは言っても大雨や暴風雨の次の日などは、翌日になっても壁がびっしょりと濡れているため、たとえ快晴だとしても塗料を塗ることができない日もあります。
つまり、梅雨でも状態によって工事ができますし、気温が低くても時間をかければ工事ができるため、総じて考えればあまり時期にとらわれる必要はないということなのです。
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塗装時期と工事のクオリティ
雨に降られた場合や気温が低い場合、工事のクオリティが下がるのではないかとご心配される方もいらっしゃいます。
塗装職人が行う工事は、雨での延期や気温が低いからと言って、工事のクオリティが落ちることはありません。
工期をしっかりと確保して、雨だからといって工程を端折ることなく、品質を保ち完璧に外壁を仕上げます。
また、よくお客様から「雨が続いた場合、足場のリース費用など追加料金がかかりますか?」とご質問頂くことがありますが、塗装職人では雨が続いたことによる工期の延長で、追加料金を頂くことはありません。
昨年末から通算して2ヶ月ほど足場を組んでいたお客様もいらっしゃいましたが、それでも追加料金などはなく、お客様にご満足頂ける工事ができました。
雨や風で出来ない場合
雨や風で工事が中止になるのは、以下のような場合です。
まずは、朝から降っているどしゃぶりの雨。
また、午後からの雨予報の場合でも、午前中から塗装工事が中止になることがあります。これは、塗っている途中に雨に降られてしまうと、工事が中断されやり直しになってしまうからです。
さらによくある理由として、職人のスケジュール過密によって晴れていても工事が中断される場合もあります。
過去に、秋口にも関わらず雨の降る日が多く1ヶ月で3日しか工事ができないという月がありました。そのため職人の予定が詰まってしまい、晴れたにも関わらず職人が入れない現場が発生したのです。
加えて工事ができない場合というのは、何も雨だけではありません。
例えば養生を貼る段階で、翌日に暴風雨が予測される場合、どんなに前日が晴れていても養生貼りの日程は延期となります。
なぜなら、せっかく貼り込んだ養生が風で吹き飛ばされてしまい、貼り直しになってしまうからです。貼り直しの場合、職人の費用や材料費が倍になってしまいます。
工事ではありませんが、見積もりのための現地調査などは、多少雨が降っていても実施いたします。しかし、やはりこれも雨が本降りになってしまうと、現地調査することが難しくなる場合もあります。
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塗装職人は1年通してフル稼働
たまにお客様から、「塗装職人さんは梅雨時期の1ヶ月は、お休みとかになるんですか?」とご質問を頂くことがあります。
塗装工のイメージとして「雨が降る=塗装工事ができない」というのがあるようです。
しかし実際は週6日、毎日職人も営業も現場を駆け回り、数々の現場で雨の日でも出来る工事や、工事のやりくりをしながら、休むことはないのです。
まれに、塗装工事を検討されていて「塗装工事に適した時期になったら…」と秋や春のお天気が続く時期を選ぼうとされる方もいらっしゃいますが、先ほどもご説明したとおり今はどの時期に大雨が振るのか分からないため、どんな季節にやっても、雨による工事延期の確率というのはそこまで変わらないように思います。
それよりも、台風前には補修工事を含めた塗装を終えたいなどありましたら、是非時期を待たず工事の依頼を。
補修工事が入る塗装工事は、シール職人や板金職人、屋根職人など多くの専門職人が1軒の家に携わります。
そのため、各職人のスケジュール確保が難しく、6月中に工事をしようと5月末に依頼をしても、実際工事が行われるのは7月中旬…という場合もあるのです。
工事の2週間〜1ヶ月ほどがお天気に見舞われるかどうかは本当に運なので、どうかあまり梅雨時期などにとらわれず、塗装工事をご検討されて下さい。
塗装職人では、雨で工事時期がのびたとしても、クオリティの高い塗装をお約束致します。
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