もくじ
今回は横浜市戸塚区のお客様。
滑ってしまうほど苔が生えてしまったウッドデッキの補修などを行った工事について、ご紹介します。
それ以外にも外壁塗装、付帯塗装、屋根塗装(サーモアイ遮熱)、シール交換などの様子も、職人目線から解説いたします。
見積もり時の状況
お見積りの段階で、以下が確認されました。
- ウッドデッキ・鉄部階段の汚れ
- ベランダ防水塗膜はがれ
- モルタル外壁の汚れ
- 幕板目地のコーキングのひび割れ
- タイル調外壁の劣化 など
作業風景
1日目:高圧洗浄
今日の作業は曽根と柳沢の二人が担当です。
屋根を確認したところ、泥やコケでとても汚れていました。
このような場合は高圧洗浄作業で落とします。
この時期の高圧洗浄はカッパを着ていても寒くて大変なのですが、泥やコケが完全になくなるまで時間をかけて丁寧に施しました。
ウッドデッキも水に濡れたら滑るくらいコケで汚れていましたが、こちらも柳沢の作業によって、きれいになりました。
高圧洗浄で汚れをしっかりと落とすことは、塗装作業を進めるためにとても大事な作業です。
サッシに残ったホコリのせいで養生のテープがくっつかなかったり、塗料が食い付かなかったりしてしまうため。
このあとの作業をスムーズに進めるために、高圧洗浄は丁寧に汚れを取ることが大切です。
明日はシーリング、養生、目あらしなどの作業をしますのでよろしくお願いします。
高圧洗浄作業の様子を、動画でもご紹介しています。
併せて観たいYouTube
2日目:シーリング、養生、目あらし
今日の作業はシーリング、養生、目あらしです。曽根が進めます。
シーリングは幕板の上を一周、たっぷりと肉厚になるように注入しました。
今回は帯から下の部分にクリヤー塗料を塗るので、その上に養生をします。
サッシも塗料で汚さないように、養生を行いました。
塗料の養生漏れが起きないように、指でしっかりとテープを押さえつけます。
窓やサッシを養生した後は、雨樋に目あらしをしました。
目あらしによって、ツルツルとしたプラスチックの表面に細かい傷をつけます。
ツルツルした状態に塗装するのと比べて、細かい傷があることで塗料の食いつきが良くなるので、耐久性が段違いにあがるのです。
目あらしはやってもやらなくても仕上がりの見た目は変わらないのですが、時間が経つと持ちの違いでその差がはっきりします。
明日は引き続き養生と、屋根の下塗りをしますのでよろしくお願いします。
3日目:雪止め下塗り、屋根の下塗り
今日の主な作業は雪止め下塗り、屋根の下塗りです。曽根が進めます。
雪止めはステンレスなので、屋根に塗るシーラーでは密着しません。
なのであらかじめにステンレスの雪止めは、バインダーを塗りました。
屋根の下塗りはローラーでたっぷりと塗ります。
屋根は多少劣化していたので、シーラーをたくさん吸い込みました。
勾配がけっこう急だったので、滑らないように気をつけながら作業をしました。
どの部分の作業も下塗りは大事ですが、屋根の塗装は太陽の光を直接当たる場所なので、特に下塗りが重要です。
当たり前ですが、これでもかって言うくらいしっかりと塗りました。
明日は引き続き屋根の下塗り、中塗り作業をします。
それでは明日もよろしくお願いします。
4日目:スレート屋根の塗り替え
今日の作業は玄関前養生、屋根の下塗り、屋根中塗り、下屋根中塗り。
職人の曽根と柳沢の担当です。
まずは、引き続き屋根のシーラーを進めました。
屋根に上がると気温は寒いんですが、日がよく当たるので暖かいですね。
朝一は寒くてジャンパーを脱げなかったんですが、10時くらいには脱いで作業ができるくらいポカポカ陽気でした。
昨日塗り終えて、乾いてるところから中塗りをスタートします。
天気がいいので、作業を進める中で朝に塗った下塗りも乾いたので、順々に中塗り作業ができました。
柳沢は玄関周りの徹底的な養生を。
玄関周りの養生は最後の最後まで残す養生なので、強風などでも飛ばないようにがっちりとやりました。
明日は屋根の上塗りダメ込み、軒中塗り、上塗りです。
明日もよろしくお願いします。
5日目:屋根上塗りダメ込み、軒下塗り他
今日の主な作業は屋根上塗りダメ込み、軒下塗り、軒中塗り、上塗り。
職人は曽根、柳沢です。
屋根の上塗りダメ込み作業は、朝一から曽根が担当しました。
「ダメ込み」とは、ローラーが使えない場所に刷毛で塗装する事。
際などを無理やりローラーで塗ると、問題があるのです。
しっかりと塗料を塗りきれない場所が出たり、ローラーが絞れてしまい塗料垂れが起きてしまったりすることも。
本来は全部ローラーだけで塗った方が作業効率はいいのですが、仕上がりをきれいにするためにしっかりとダメ込みをするのです。
後は軒の下塗り、中塗り、上塗り作業まで入れました。
上塗りは途中までになってしまいましたが、二階部分の軒は仕上がったので明日から壁の下塗りができます。
それでは明日もよろしくお願いします。
6日目:鉄部さび止め、軒上塗り、壁下塗り
今日の主な作業は鉄部さび止め、軒上塗り、壁下塗り。
職人の曽根が進めました。
壁の面は広いので、壁の作業がスタートすると建物全体が変わってきた印象を強く受けます。
下塗りで全体的に白くなって、中塗り、上塗りで色が入って・・・仕上がりがとても楽しみです。
今回は壁の材質がリシンなので、下塗りのローラー作業がとても大変でした。
なぜ大変かと言うと、リシン壁は細かい凹凸が多い壁であるため。
下塗りを転がすローラーがひっかかったり、凹凸があるために同じ塗料でも塗れる面積が狭くなったりするのです。
ですが、大変ながらもしっかりとした希釈の塗料で下塗りをすれば、凹凸がコーティングされて丸みをおびます。
それによって、中塗りの時にはひっかかりが少なく、楽になるのです。
明日は壁の中塗り、上塗りをしますのでよろしくお願いします。
7日目:壁・破風・雨樋の塗装
今日の主な作業は破風の下塗り、壁の中塗り、上塗り、雨樋下塗りです。
職人の曽根、柳沢の二人で作業を進めました。
午前中に柳沢と二人で中塗りを終わらせて、乾くまでの時間を使って破風や雨樋の下塗りなどを進めます。
効率的に作業をする事ができました。
午後になり壁を触って確認すると乾いています。
今日は天気もよく、乾きやすい気候で嬉しいです。
上塗りによって、壁が艶々としてとってもきれいに。壁上塗りが終わると嬉しい気持ちになります。
しかし今回は帯から下がクリヤー塗装なので、まだ壁の塗装は終わっていません。
まだまだ気はぬけません!
それでは明日もよろしくお願いします。
8日目:鉄部、雨樋、帯の塗装
今日の主な作業は鉄部下塗り、雨樋中塗り、上塗り、帯中塗りです。
曽根と柳沢、二人の担当です。
昨日でメインの壁は上塗りまで終わったので、今日は刷毛での細かい作業が多くなりました。
壁の方が塗る面積が全然広いんですが、作業にかかる時間は細かい作業のほうが多くかかります。
雨樋など白系統の色は、三回塗っても仕上がらない時があります。
僕らの目線は足場の上。近くから見て、ちょっとしたかすれも見逃しません。
職人としてのプライドが許さないので、納得できる状態に仕上がるまで何回も塗りなおします。
今日は二人して塗料だらけになって、一生懸命に頑張りました。
明日は引き続き雨樋の上塗り、クリヤー塗装をするための養生をやります。
それでは明日もよろしくお願いします。
9日目:雨樋上塗り、養生
今日の主な作業は雨樋上塗り、養生です。
曽根と柳沢の二人で作業を進めました。
昨日までに帯から上の塗装作業は終わっていたので、本日は帯から下のクリヤー塗装に向けた養生を行います。
昨日に引き続き雨樋の上塗りを仕上げて、その後は二人で養生をしました。
がっちりと丁寧に養生をしたので、明日は安心してクリヤー塗装ができます。
話は変わりますが、今日はクリスマスですね。
皆さんはどんなクリスマスをすごしてますか?
僕は毎年恒例のケンタッキーを食べます。
それでは明日もよろしくお願いします。
よいクリスマスを。
10日目:壁の下塗り、上塗りクリヤー塗装
今日の主な作業は壁の下塗り、上塗りクリヤー塗装。曽根、柳沢、川口の三人で作業を進めました。
クリヤー塗装とは、築10年くらいの初めての塗り替えの時に、透明な塗料を使用する塗装のこと。
壁を塗りつぶさないので、そのままの壁の色や模様を活かしたいお客様に人気の塗装方法です。
家の状態がまだそんなに劣化してない状態なら、クリヤー塗装をすると家が生き返ったような感じになります。
使用した塗料は、日本ペイントの陶磁器タイル用シリコン樹脂クリヤー仕上げの「グラシーSi」という塗料です。2液の材料なので、作業する分だけ材料を作って使います。
作った材料が余ると、次の日にはゼリーのような状態になってもう使えなくなってしまうので、塗装量を計算して作るのがポイントです。
クリヤー塗装に関しては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
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このクリヤー塗料での作業までくると、塗り替えの塗装もいよいよ大詰めって感じがします。
雨もまったく降る事もなく、天気にも恵まれ順調にここまで作業が進んで嬉しいですね。
午前中に中塗り、乾かして午後から上塗りを行いました。
今日は三人での作業だったので、気持ちいいほどスムーズに作業が進み、最後まで仕上げる事ができました。
明日は養生ばらし、屋根の上塗りをやります。
それでは明日もよろしくお願いします。
11日目:養生ばらし、屋根の上塗り
今日の主な作業は養生ばらしに屋根の上塗りです。もう作業内容的には今日で終了です。
職人の曽根が進めました。
今回の工事に入ってから雨らしい雨は一度もなく、天気に恵まれてとてもよかったです。
今日は、屋根の上塗りをする前に天窓の養生をばらしました。
壁などの場合は、上塗りまで塗ってからばらすのですが、屋根は上塗りのダメ込みをしたら養生をばらします。
なぜかと言うと、せっかく塗って仕上げた屋根に養生をばらすために乗ったら、足跡がついてしまう可能性があるためです。
屋根の上塗り作業をする時にはビニールの養生がないので、ローラーを転がした時の飛散に注意をして作業をしました。
主な作業は今日で完成です。
それでは来年もよろしくお願いします!
12日目:木部ケレン、木部下塗り
今日は作業は木部ケレン、木部下塗りです。
職人の川口、曽根の二人で作業をしました。
去年の暮れに家の方は完成しましたが、デッキの方は足場があると作業ができません。
足場がばれた年明けに作業をすることになっていました。
デッキの外側はほとんど脚立での作業になるのですが、6尺(約180センチ)の一番上まで乗らないと塗れません。
とても高いので、落下に気をつけて作業しました。
そして何よりケレンが大変でした。
ブラシで木の表面を削ってくのですが、脚立の上での作業範囲は広くありません。
ちょっとずつ脚立を動かしながらの作業だったので、地道に頑張りました。
木部下塗りも、木がだいぶ劣化しているため、スポンジが水を吸うみたいに塗料を吸い込んでいます。
そこで、ある程度まで吸い込みが落ち着くまで、これでもかってくらい木部に塗料を吸わせました。
今回の記事は、横浜市戸塚区の工事をご紹介しました。
戸塚区では、これまでに多くの施工をさせていただいています。
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