本日は先週土曜日に行っていた神奈川区での防水工事の様子をお届けします。職人は島田と曽根カズの2人。
前回は屋上に通気緩衝シート(自着シート)を貼る工程を行いました。作業風景には載せていませんでしたが、脱気筒を取り付けて下地と防水層の間に発生した湿気を逃がすようにしています。
この日はドレン(排水穴)、側溝の水気・湿気を飛ばす作業を進めました。ウレタン塗膜防水では下地の湿気が残っている状態で施工をすると、ウレタンの膨れなど劣化に繋がる恐れがあるため、しっかり湿気を飛ばす必要があります。
ドレン周りはまるで水を流したかのように水分がわき出てしまっている状態。
下地の状態が良くなく、ひび割れから水がにじみ出てきています。自然に湿気が逃げる様子がなかったため、トーチで炙って蒸発させています。この作業、今までは工程の合間に行っていましたが、この日は一日蒸気を飛ばすことに時間を充てています。トーチの先から放たれる炎の温度は高いですが、火口径はさほど大きくないため、本当にコツコツと地道な作業を繰り返していきました。
トーチでの炙る作業を一段落させたあとは、この排水部分に改修用ドレンを取り付けます。
この現場の屋上防水の各工程はこちら。