もくじ
おかげさまで塗装職人では初回の外壁塗装に続き、2回目の数多くの再注文の塗装をさせて頂いています。
今回のお客様は横浜市戸塚区のお客さまで2006年と2019年に塗装をさせて頂きました。
およそ13年ぶりの工事です。
正確に言えば、途中2013年に地震の影響による外壁クラックが発生したということでクラックの補修は行わせて頂いています。
塗装職人では代表がひび割れ専門家というところの樹脂接着剤施工技能士という国家資格を持っています。
マンションとかの大規模修繕の外壁下地補修では必要かもしれませんが、住宅ではあまり使用しない資格でもあります。
今回は代表の施工ではありませんが、塗装職人のモルタルクラック補修の詳細はこちらに掲載しています。
2006年初めての塗装
同時期に建てた、ご近所が塗り替えをはじめたため外装を考えるように。
経年劣化による色あせや、クラック(ひび)も一部発生。
スレート屋根はノンアスベストに代表されるパミールのような脆い屋根ではなく強度的にはしっかりしたものでした。
ただし反り上りが激しく確認できました。
一枚一枚のコロニアルスレートの隙間が空いています。
その理由ですが、環境による劣化というよりも見た限りでは、コロニアルの製造過程の塗装作業でも品質に差が出るようにも思いました。
通常はここまでの反りあがりはありませんが、はじめての屋根塗装の場合は、少なからず少しは隙間があるため、タスペーサーを入れて縁切りしなくても、雨漏りするまで完全に塗装で埋まることはありませんし、これまで十何年以上の現場経験からも、雨漏りの報告があったこともありません。
逆にこのように傷みすぎたような屋根にタスペーサーを入れた後に歩くと、屋根にひびが入ることも少なくないです。
縁切りは初回の塗装膜で厚みがついた後の、少なくとも2回目からの屋根塗装からが理想だと思います。
2013年経過状況
地震の影響による外壁クラックの補修相談にてお伺いしました。
その後クラックのみ補修。
この時のクラック補修は幅広くカットをして補修しました。
でも通常はコンクリートの外壁のように厚みがあればいいのですが、住宅のモルタルの場合厚さが1.5㎝ほどだったりするためUカットはラス網も破断させてしまい、下地まで完全な貫通クラックに悪化させてしまうため、もしやる必要性が出てきた場合のみ慎重におこないます。
今回はクラックのみの部分補修ということでタッチアップ塗装です。
通常クラック補修した後は一般的にウールローラーで塗装をしますが、もし外壁全体的にクラックが無数ある場合は砂骨ローラーと言って塗料の希釈を多めにした弾性塗料による波形ローラー仕上げという方法もあります。
塗装後7年目というわけですが、地震の影響によるクラック以外は特別な劣化などはなく屋根の光沢が無くなっているぐらいで良い傷み方をしていたと思います。
こちらが塗装後7年目でお邪魔したときの動画です。
2019年2回目の塗装
こちらが13年ぶりのお見積もり現地調査の動画です。
今回は一級塗装技能士でもあり、一級より上位免許の塗装科職業訓練指導員の2人、原本と菅の協力コンビによる施工です。
前回と違う内容と言えば、足場がクサビ緊結足場で作業したこと、外壁塗料がシリコン伝説系からラジカル制御型の塗料になったぐらいですが、屋根も戸建て用塗料としては当時存在しなかった遮熱塗料を使用しました。
そしてこちらが外壁と屋根の施工から完了までの動画です。
工事仕様
- 足場組み立て・解体:172㎡
※当時単管足場、今回クサビ足場採用 - 飛散防止用メッシュシート張り:172㎡
- 高圧洗浄:166㎡
- 養生(ビニール等で湯かやサッシ等を覆う):91㎡
- 下塗り塗料水性シリコン厚膜シーラー(パーフェクトフィラー):2缶
- 中塗り塗料一液ファインシリコンセラ(ラジカル制御型パーフェクトトップ):1.5缶
- 上塗り塗料一液ファインシリコンセラ(ラジカル制御型パーフェクトトップ):1.5缶
- 外壁施工費(下塗り・中塗り・上塗り):93㎡
- 破風板:27m
- ベランダ笠木(ベランダ壁上のトタン部):一式
- 戸袋・雨戸:15枚
- 雨どい:45m
- 出窓上下:2箇所
- 換気扇フード:2箇所
- 磁器タイル・シリコンクリヤー仕上げ:21㎡
- コロニアル屋根高圧洗浄:52㎡
- 下塗り塗料ファインシリコンベストシーラー(サーモアイシーラー):1缶
- 中塗り塗料ファインシリコンベスト(サーモアイSi):1缶
- 上塗り塗料ファインシリコンベスト(サーモアイSi):1缶
- 屋根施工費(下塗り・中塗り・上塗り):52㎡
- 屋根トタン部分(棟押さえ・唐草):一式
- 2階アルミテラス・波板交換:1式