謹賀新年 欧州漆喰の外壁塗装工事 

あけましておめでとうございます。

本年も塗装職人を宜しくお願い致します。

菊池は、昨年末から元旦まで伊豆の稲取温泉へ行き、つかの間の休日を楽しみリフレッシュしてまいりました。


美味しいお刺身などで十分に英気を養いましたので、今年もフルパワーで頑張りたいと思います。

さて本日1月5日は、菊池の担当だけで3軒の足場が建つ日です。
新年早々ではありますが、ありがたいことに沢山のご依頼を頂いております。

今回は、そんな3軒のお宅のうち2軒が同じ漆喰のお宅でした。
菊池は昨年に欧州漆喰のお宅を担当し、今年の年頭、2軒担当することになったため、今回はこうした珍しい漆喰の工事についても少しお話し出来ればと思います。


欧州漆喰、一般的にはメーカーしか再塗装ができないと言われていますが、弊社では塗装工事が可能です。
なぜ可能なのか……詳しくお話いたします。

欧州漆喰とは

まずは、欧州漆喰の詳細についてお話いたします。
日本の漆喰は消石灰を原料としているのに対して、この漆喰は石灰岩がベースです。
特徴としては以下があげられます。

■ヨーロッパのお城のような風合いと質感
■静電気を帯びない
■紫外線の劣化に強く耐久性がある
■チリや埃が付着しにくい
■高い調湿性能と臭いの分解能力
これらの特徴だけ見ていると、素晴らしい漆喰ですが、実は汚れがつきやすいという面もあります。

築10年くらいですと、まぁまぁな汚れですが、

15年をすぎるとこの写真のように壁の黒ずみが目立ってくることも……。

また、こうした特徴的な漆喰を選んでいるお客様というのは、家の美観にこだわりを持っていらっしゃる方も多いので、こうした汚れは目に付くようです。
一般的には施工した塗料メーカーでないと、再塗装ができないと謳われているのですが、塗装職人では塗装工事ができます。
それでは、どのように塗装をするのでしょうか。

欧州漆喰の塗装方法

昨年担当しました、欧州漆喰のお宅を例にご説明いたします。
こちらのお宅は、一級建築士事務所から紹介をされ工事を担当させて頂きました。
もともとおそば屋さんを営んでいたご主人がなくなり店を畳まれ、娘さんが同じ場所で焼き菓子のお店をはじめるという機会に、家の塗装をされることになったのです。
こちらの家は、生前ご主人がかなりの思い入れを持って建てたとのことで、娘さんも奥さんもできるだけこの風合いを残したいとおっしゃっていました。

そこで、昨年メーカーを連れて下見に行き、風合いを活かした漆喰の塗装工事を行ったのです。
漆喰は、下地として使えるメーカーが限られています。
関西ペイントのアレス漆喰外部用下塗り剤を使用するのですが、こちらは色が真っ白の1種類しかないのです。

こちらのお宅では、元の壁色も白でしたのでアレス漆喰を利用することができました。
その上から漆喰に適した中塗り剤、上塗り剤を塗り、漆喰の美しい白さをよみがえらせたのです。この仕上がりには、非常に喜んで頂けました。

また、いわゆる漆喰の白ではなく他の色を選びたい方にも、弊社では対応が可能となっています。今年担当するこの漆喰2軒のうち1軒は、色にも拘りのあるお客様でした。
家の状態にもよりますが、弊社では漆喰に適した塗料を選定しご提案させて頂きます。
お客様のご希望ありましたら、まずはご相談下さい。

 

この漆喰壁ですが、築年数が古いものほど、注意しなければならないことがあるのです。

漆喰壁工事で気をつけるべき事、そして塗装職人だからできることについて、ここからはご説明致します。

 古い漆喰壁の工事で気をつけること

今年担当するお客様は、築18年のお宅もあります。

こうした古いお宅の場合、下地塗が不十分となってしまうケースがあるのです。

というのも、古い漆喰は塗料の吸い込みがはげしく、通常の1回塗りでは下地材を吸い込んでしまうことが……。

そのため、塗装職人では『濡れ感』が出るまでシーラーの2回塗り、もしくは3回塗りをします。

シーラーは、塗って15分ほどで吸い込んでしまう場合ですと塗りが不十分です。

表面につやつやと濡れた感じがでるまで、たっぷりと下地材を塗らなければ良い塗装が出来ません。

 

次に気をつけなければならないのは、高圧洗浄です。古い漆喰壁の場合、高圧洗浄をかけた際に壁がボロボロになってしまうことも。

これは古いスレート屋根でもあることなのですが、材質や建材の現状をしっかり把握していないと、外壁を綺麗にするはずの高圧洗浄が破損の原因になってしまいます。

そのため、弊社では高圧洗浄をかける際には熟練の職人が担当し、圧力を調整しながら壁を傷つけないように洗浄をするのです。

漆喰だけでなく、さまざまな壁の塗装工事をしてきた塗装職人だからこそ、壁に合わせた柔軟な工事が可能となります。

併せて観たいYouTube〔高圧洗浄する塗装職人たち〕

塗装職人だからできること

 

今回ご紹介した、漆喰はジョリパットと勘違いして塗装工事をしてしまう会社があるほど、経験がものを言う工事です。

先日ご依頼頂いたお客様も、築18年経ったことで自宅の壁を最初はジョリパットとおっしゃっていたのですが、工事を始める前に図面や壁などを拝見して気づくことができました。

あわせて読みたい〔ジョリパットの施工事例〕

かびて汚れたモルタル外壁のジョリパットが塗装でキレイに蘇る

もしも壁の種類を間違えて工事してしまうと、壁の風合いを失うだけなく、外壁や家の状態に悪影響を及ぼす場合も。

塗装職人では、こうしたトラブルを避けるためにも必ず図面の確認を行います。

他にも塗装職人として、対応できることとして、夜20時、21時といった遅い時間でもお客様対応が可能となっています。

新年から足場を建てた3軒のうち、1軒のお客様はご夫婦ともに忙しく働いていらして、他の会社でも見積もりを取ったことがあったものの、連絡が取れるのが20時すぎになってしまうことが多いことから、だんだんと連絡が来なくなり、最後には音信不通になってしまう…という経験を何度かされていたそうです。

菊池の場合、20時、21時ごろであれば対応が可能なため、そうしたお仕事の忙しさなどでお打ち合わせ時間が遅くにしか取れないと言う方も、是非一度ご相談下さい。

 

今年もお客様のニーズにあわせた塗装をするために

 

この漆喰もそうですが、塗装職人ではお客様のニーズと家の仕様に合わせた塗装工事を去年に引き続き心がけています。

とはいえ、ただお客様の希望だけを聞いて、大事に目をつぶるような工事はしません。

先日も、コロニアルNEOの屋根について塗装のご相談を受けた際に、ここはカバー工法をご提案させて頂きました。

あわせて読みたい〔カバー工法をご提案した記事

今なぜ屋根カバー工法を選ぶお客様が増えているのか? 

お客様が相見積もりをとった他の業者からは「まだ年数も経っていないし塗装でいいでしょう」と言われたそうです。

しかし、コロニアルNEOはこれまで菊池のブログでもご紹介したように、いつ雨漏り原因になるか分からない屋根材のため、この瞬間は塗装が出来たとしても10年もたないかもという不安が残ります。

保障ができず不安が残る以上、安くするための不誠実な見積書はだせませんでした。

最終的に菊池のブログなどをご覧になって頂き、コロニアルNEOにご理解頂けたので本当に良かったです。

併せて観たいYouTube〔カバー工法施工動画〕

塗装職人は、これからもお客様第一に工事を進めます。

この一年も、お客様と一緒に歩みを進められましたら幸いです。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

見積りで大切なのはお客様宅を把握すること。ご要望をうかがい図面を精査し、最適な工事を提案します。高い技術とサービスをご納得いただけるよう、いつも心がけています。施工管理技士でもあります。

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