外壁塗装をする際に職人が基本として一番気に掛ける部分は足場です。極論を言えば地上で作業をする場合と変わらない状況で施工を行えるほど高品質な塗装につながるといえます。業者選びの際に見積書の項目の中で塗料の品質を気に掛ける人は多いですが、足場を気にかける人はほぼゼロに等しいです。それだけ丁寧作業を追い求めるには足場は重要なのです。
高品質な外壁塗装を生む丁寧作業がしやすい足場とは?
塗装作業に集中しながら安全にそして丁寧作業がしやすい足場の組み立てを心がけています。
揺れずに作業できる
揺れない足場は大前提です。ハンマー打撃固定型のくさび緊結式足場を使用していますので揺れずに作業できる。
無理のない体勢で作業できる
外壁から適度に手が届く距離、足場板同士が連続しているため大股開きで作業する必要がない、背伸びをしなくても届く距離の高さの間隔に組み上げられているなど丁寧作業に必須な組みたて方。
落下の危険性が少ない
足場板の段差が少ないため足が引っ掛かりにくい、屋根上のハチマキや手すりなどが取り付けられているため、落下の危険性に気を取られることなく作業に集中できる。
メッシュシートでお隣のご迷惑対策
近隣に塗料が飛散しないようにメッシュを張り巡らします。塗料が飛ぶ心配がなく集中して作業をすることができる。
高い技術で組み上げられた足場が塗装品質を生む
過去数十社の足場屋さんとのお付き合い中、作業トラブルでお客様へのご迷惑や当社の基準に満たずやむなく取引解消に至った足場屋さんが少なくありません。
創業から30年という歴史の中でも技術的に申し分がない足場屋さんと協力して高品質な塗装工事に努めています。
足場組立及び解体時における注意点
足場工事の際はお隣への配慮や足場材積み下ろしの際の作業車両の駐車、足場材を物にぶつけて破損させてしまう、塗装完了後の外壁への衝突など様々です。
過去の経験をもとに、それらをすべてクリヤーできる足場工事を心がけています。
足場の種類
戸建ての外壁塗装で使用する足場は主に3つありますが、事態の流れとともに当社ではハンマーで組み立てるクサビ足場を使用しています。
ハンマーを打ち付ける部材同士の接合部が強固なため揺れにくく、足を乗せる足場板部分が幅広く材料を乗せながら両手手放しで作業ができます。
クサビ足場
単管足場
一昔前には単管足場が主流の時代もありました。部材同士の接合部がクランプのため、ブラケットで足場板を敷いても揺れてしまう。
屋根足場
急こう配の屋根や外壁でも急斜面な斜壁でも採用します。屋根足場の場合は単管足場となります。
私たち塗装職人の足場
同じクサビ足場でも組み方や使い方が異なれば、工事品質に大きく影響を与えます。塗料選びも大切ですが業者視点でなければわからないことも覚えておきましょう。
検査もしやすく完全施工へ
職人だけでなく現場管理者も隅々まで点検ができます。
面積的に昇降階段が設置できない建物はハシゴを取り付け
足場から無理に上るのではなく、敷地面積が小さくともできるだけハシゴも取り付けられるようにしています。
屋根上まで組み立てられた足場
隣近所に塗料や高圧洗浄時の汚れを飛散させないために屋根上の高さまで十分に組み上げられた足場のため念入りなジェット洗浄作業も可能です。
車庫などのカーポート屋根も一旦外し、倒壊の危険性を一切排除した足場
カーポートが外壁に接近している場合は、無理に足場を組むことはせず、アクリル板や波板などの屋根を一旦外してその中に建地を通して足場を組みます。
昇降階段や養生
塗装作業をする職人には非常に助かる昇降階段とケガ防止のための発泡ポリエチレンの養生カバー取り付け
メッシュシートのまくり上げ
台風などの強風への影響や塗装完了後に解体日まで日が空く場合には、窓を開閉できるようにメッシュシートをまくり上げます
お隣との境界に余裕がない時の足場
弊社でもお隣のものを傷つけてしまったり破損させてしまった例もあります。その経験からご挨拶はもちろんお隣に配慮した施工を致します。
隣と非常に接近している足場
隣家との距離が近い場合は、細心の注意を払って足場を組み、塗装作業も隣家に傷などをつけないように作業します。
隣接してても大丈夫です
お隣との境界に余裕がなくても、これまで施工不可能だったことはほぼありませんのでご不安な方はご相談ください
足場を組んだ際に依頼すると安くなる工事がございます。詳しくは足場があるうちにやると安くなる工事ページをご覧ください