一級塗装技能士による木部塗装
家全体の耐久性を考える上では木部の施工は一番重要とも言えます。木部は外壁塗装の中で傷みやすい場所ですが一級塗装技能士の腕で復活させます。
傷みやすい木部
木部は外壁塗装の中でも最も傷みやすい場所のひとつです。
家全体の耐久性を考える上では木部の施工は一番重要とも言えます。築10年ほどのお家では外壁まわりに木部というよりケイカル板や新建材などより傷みにくい素材の使用が多くなりましたが、築30年以上経過した家では破風や帯板などの木部がまだまだ使われていたりするため職人の腕が問わてくる場所でもあります。
紫外線や湿気で傷む木部
紫外線や湿気などで塗装の剥がれ、浮き、腐食など自然環境に対して影響を受けやすいのが木部です。木部は紫外線が当たる方角ほど塗装がバリバリにはがれてしまうなど傷みが激しくなります。
その一方で日が当たらない北側などは影響が少ないものの、逆に湿気による腐食が著しい場合もあります。
一見、塗装表面は傷んでいないように見える場合でも、作業中に下地調整をするとまるでスポンジのように木部の中が腐食していてもろくなっている場合もあるので、見積もりの現地調査でよく調べます。
ただし2階などの高い場所で目視による見積もりの場合、ご契約後足場を組んでから一級塗装技能士が作業前点検を実施し、抜け漏れのないより耐久性を重要視した施工を実施しています。
木部塗装の工程
前回塗装の塗膜が浮いていたり、はがれていたりしている場合は各種道具を使用して除去する下地調整を徹底します。木部を長持ちさせるための重要な作業の一つです。
通常塗装面の処理
表面に傷みが見られない場合は、マジックロン、布ペーパー(サンドペーパー)、スコッチブライトなどで表面研磨等、目粗しをします。
塗装剥がれの処理
塗装表面の塗装がはがれている場合は、カワスキ等で古い塗膜をはがします。その後目粗し等をします。
腐食の処理
表面が大丈夫そうに見えても中が腐食していたりするのも木部の特徴のひとつです。パテ等で補修、もしくは大工を入れて交換等修理をします。
木部に最適な下塗り塗装後、上塗り塗料で仕上げます。傷んでいる場所は塗料を吸い込むためたっぷりの塗料を乗せるように塗りツヤがきっちり出るまで重ね塗りをします。
下塗り
塗装剥がれや腐食しかけている木部はたっぷりと下塗り塗料を吸収させて、次に塗る上塗り塗料に光沢を出させるように塗ります。
中塗り
希釈率を守って専用の塗料で中塗りをします。旧塗膜が活膜(ほぼ傷んでいない)の場合と、逆に傷んでいる場合は必然と塗り回数も変わってきます。
上塗り
最後に上塗りで仕上げます。つやが活きていて塗り回数が少なく済む場合で、日のあたりの影響で傷みが激しい場合はより多く重ね塗りをするなど、家全体から見て耐久性のバランスを考えて塗装します。
木部専用下塗り塗料
下塗り塗料は木部素材に対して密着性のよいものを使用します。
種類も豊富なため木部それぞれの風合いを生かした着色防腐剤やツヤ消し塗料なども場所別に分けて塗装します。上塗り塗料はこちらをご覧ください⇒塗料の種類
パーフェクトプライマー
通常の木部の場合は基本この塗料で下塗りをします。塗料は日本ペイント製の可能な限り最新塗料を使用しています。
キシラデコール
玄関扉やウッドデッキなど、木目調の風合いを醸し出すための塗料です。塗装膜が張らないため木部に吸収させて使用する塗料です。
ケンエース
軒裏に使用する専用塗料です。艶消しのため照り返しで室内への反射もなくマットな仕上げとなります。
大工による木部交換修理
傷みが進行して塗装だけでは修復不可能な場所は、戸建てリフォーム専属のベテラン大工による木部補修をします。
耐久性を追求するためには、塗装だけでその場しのぎの見た目を重視した塗装をするのではなく、長く持たせられるために腐食や傷んでいる場所を根こそぎ取り除いて新しく交換修理することが重要です。見積もりの調査で判明しなかった場所についての修理費用は追加にもなりますが、修理の可能性の点についてはお見積もり調査時にお伝えいたします。
詳細はこちらをご覧ください⇒大工・板金工事
軒天や破風交換
破風や軒天など傷みのもとから根こそぎ修復。
ガルバリウム板金破風巻き
ガルバリウム鋼鈑を傷んだ木部の上から被せ、塗装のメンテナンスをする必要がないような工法。
ケイカル板交換
新建材やケイカル板の割れや傷みなどの交換や補修。
木部交換修理の関連動画
ベテラン職人による単品木部塗装
足場が不要な場所への塗装は一級塗装技能士を除くベテラン職人が対応いたします。
ウッドデッキ
ウッドデッキなどの生地仕上げ(木目調を出す仕上げ)はオスモカラーやキシラデコールを使用し木目の風合いを生かした塗装ができます。
あく洗い
白木等の染み抜きやあく抜きはレブライトやアクロン、ノーベルなどを使用し施工いたします。
玄関扉
クリヤー塗装のニスの剥離や木目調仕上げなど。