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3年前の塗装工事。外壁のひびから藻の発生。

梅雨明けしましたね。

でもこの暑い夏の時期は夕方から急には目が降りだしたりします。雷がなって薄暗くなって急に降り始めるので、塗っていても注意が必要です。

塗装の専門用語で「叩かれる」なんて言いますが、きっと雨に叩かれるから来ているんだと思います。他には、2回塗りのことを、「りゃんこ」、1回塗りのことを「ピン」なんていうこともいいます。雨が降ってきたら「バレル」なんてのもありますかね。私は専門用語は使わないですけど。

さて、天気のことから専門用語の話になってしまいましたが、今日は「クラック」の話をしたいと思います。要するにひびのことです。ある意味クラックも専門用語みたいなものですかね。

先日3年前に工事した相模原市内のお客さんから電話があり、外壁の一部がひび割れていておかしいということでお伺いしました。

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サイディングの外壁ですが、コーナーの角部分がひび割れをおこし、中からコケが生えています。一瞬見たときはびっくりしましたが、見事に中から根を生やし塗膜を持ち上げています。

見事といったら申し訳ないのですが、他の部分はきれいに光沢がまだあるのに、この部分だけどうして?という感じでした。クラックまでならまだしも、そこからコケがもりもりと生えているなんていう光景は、ほとんど見たことがなかったからです。このひび割れ自体も解せないのです。

というのは、サイディングの継ぎ目(目地)からのひび割れはまだわかるのですが、このコーナーはそもそも一体型として工場で生産されていることもあるので、もしこのお宅がそうだとしたらひび割れを起こすとも考えにくいのです。サイディングと一口で言っても結構奥深いんです。

結局、この珍しい現象のコレだといえる確固たる原因はいまところわかりませんが、サイディングボードの結構深くからコケが発生しているので、後日コケを除去したのち、パテをして修復塗装をしようと思います。

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代表・曽根
一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。
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