モルタル(リシン)外壁は、砂骨ローラーで波型のパターン付けをしてから中・上塗りを重ねました。屋根は下塗りから上塗りまで遮熱性能のあるサーモアイを使用。太陽光を反射させることにより屋根の温度上昇を抑制するので、屋根下の室内温度上昇も緩和します。外壁と屋根、計26缶の塗料を消費して、肉厚で頑丈な塗装に仕上げました。
洗浄は壁だけではなく、ベランダの床まで行います。表面タイルのカビや汚れを綺麗に洗浄したあと、タイルを剥がしてタイル下まで水をあてて洗浄します。
それにしても外壁はリシンのためとても多くの塗料を消費する予感です。
さて、屋根の雨抑えを赤い色のサビ止めで塗装します。屋根の勾配が急なので、転げ落ちたりしないように気をつけて作業に取り組みます。
老朽化のために飛び出してしまった釘を打ち直すのも、職人の小さなお仕事です。金づちと刷毛、二つを持ちかえながら、雨抑えのサビ止めを行います。
西面ひさしのサビ止め中は、あまりに陽あたりがよくぽかぽかとした気分です。
養生は大まかにはマスカーという養生用テープを使うのですが、このテープは手で裂けるテープですので、窓などの養生の際は平気なのですが手や足をかける場所では向きません。
ベランダの手摺り部分はベランダへの出入りの際に足をかけるので、足場付近の手摺りはブルーシートで行います。
ちなみにですが養生は窓やドアだけではありません。汚れてしまわないよう、植木や車にもしっかりと養生します。車の養生は、テープでぐるぐる巻きにするのではなく、車用のカバーをかけることがほとんどです。
養生の後は、シリコン部分に専用プライマーを塗ります。シリコンには専用のプライマーを塗っておかないと、目荒らしをしようが塗料が乗らないので、大事な作業になります。
リシン外壁
下塗りのパターン付けは、大きなローラーと小さなローラーを使って職人が上下に分かれて二人で作業します。
二人で作業しても、変に区切りが出来てしまわないように調整しながらのパターン付けです。
いわゆる砂骨ローラーというものを使用しています。外壁がリシンなので塗料は大量に消費します。
これが終われば次は中塗り、いわば着色作業です。
白や透明になった壁に、ご希望の色の塗料を塗りつけていくのです。この辺りから大体の家の全貌が見え始めて、選択して頂いた塗料によっては見目鮮やかになってきます。
後半になってくると段々と完成しているところも出てくるので、うっかり背中で擦ったりしないよう、不要な塗料が付着してしまわないよう……細心の注意を払って、塗料が乾いてしまわないうちに素早く作業します。
ピンローラーはダメ込みで大活躍してくれるものですが、刷毛も入らない(金具や長さが足りない)大きなローラーはもちろん入らない場所にはこのピンローラーが活躍します。
最後の作業は鉄部の中塗り上塗り、そして張り巡らせた養生を剥がして、綺麗な線が出る事を確認して、15日間にわたる工事が完了しました。
高圧洗浄で汚れやカビ落とし
塗装に入る前に、屋根や外壁を水洗いして汚れを落とします。
そのまま塗替えても、付着物があるせいで塗料の密着度が低くなり、剥がれやすくなってしまいます。高圧洗浄機で水を噴射し、その圧力で汚れを洗い落としていきます。ベランダのタイルのカビや、目地汚れも綺麗に落としました。タイルを外した床面の黒い部分も丁寧に洗い流します。
- 足場にかけているメッシュの外に水が飛散しないように、水を充てる角度に気をつけながら高圧洗浄機で屋根を洗っています。上から洗浄するとコケで滑る危険性があるので、下から入念に行っていきます。
- 東面はあまり日が当らないので、けっこう汚れていました。曽根カズが樋と破風の間を丁寧に水洗い中です。汚れが付着したままですと、塗料を乗せても密着不良で剥がれてしまう恐れがあるので、徹底的にきれいにします。
- 南面ベランダのタイルを洗っています。目地にも噴射して、隙間に詰まっている汚れを洗い流します。高圧で吹きつけられる水の勢いで、カビ汚れもスッキリ落ちました。
- 南面ベランダのタイルを外して床面を洗浄中です。左の黒い箇所が汚れです。洗浄機で洗った部分はグレーの面が見えていますね。汚れの落ち方がよくわかる画像です。
雨押さえ、庇にサビ止め塗布
屋根の雨押さえはケレン後、錆止めを塗布してサビの発生を防ぎます。傷みやすい鉄部にたっぷり乗せることで、耐久性を高めることができます。釘が抜けている所は、打ち直してから塗ります。
屋根の勾配が急なので、滑らないよう注意しながら作業しました。庇は壁際や細部から塗り始め(ダメ込み)、全面に行き渡らせていきます。
- 一級塗装技能士の竹内が屋根の雨押えに、さび止めを刷毛塗り中です。鉄部はケレン後に、錆止めを塗布することでサビの発生を防止します。屋根の勾配がかなりあるので、滑らないように気をつけながら作業をしました。
- 雨押さえに打ってある釘が老朽化の為、あちこち抜けていたので、塗布を一時中断して釘を打ち直しています。完了後、残りの場所に錆止めを塗布していきます。しっかり塗ることで、傷みやすい鉄部の耐久性を高めることができます。
- 西面のひさしのサビ止めです。刷毛で壁際から塗り始めます。あらかじめ、端や細部を仕上げておくと(ダメ込み)、残りの広い面は塗装しやすくなります。西面は日がよくあたりポカポカでした
- 南面の水切りのサビ止めです。窓の下などは見にくいので、このように覗きこんで塗る事もあります。小さめの目地刷毛を使用して、窓枠に付着させないよう塗布していきました。
- 東面の帯に下塗り材のシーラーを塗っています。サラサラしていて垂れやすい材料なので、刷毛をよくしごき、材料を切ってから塗りました。サッシとの隣接面から塗布していきます。
塗替え前にベランダ手摺や窓の養生
外壁の塗装をする際に、余計な箇所に塗料が飛散したり付着しないよう養生を施します。ベランダの手すりは、足場からの昇降時に足を乗せることがあるので、破れにくいブルーシートを被せて固定しました。
窓はマスカー(テープ付きビニール)で覆って留めます。塗料漏れが起きないよう、テープはしっり押えて定着させます。
- 南面ベランダの手すりの養生です。足場からベランダの登り降りで足をかける事があるので、破れにくいブルーシートを使って養生します。シートの上からテープでガッチリ固定して剥がれないようにします。
- 東面窓の養生です。マスカー(テープ付きビニール)で覆ったあと、テープを張っていきます。塗装作業をした時に、窓に塗料漏れが起こらないよう、しっかり指で押えて養生します。
- 北面ポーチ上のシリコン部分(シリコンシーラント)に専用のプライマーを塗っています。プライマーを塗布しないと、このシリコンには塗料が乗らないので大事な作業となります。
- 西面養生4西面の養生です。足場と壁の間がせまい場所が多く、きつい体勢での作業になります。余計な箇所に塗料を付着させない為、手を抜かずしっかりカバーしていきます。

軒の塗替え、外壁にシーラー塗布
軒天にできていた隙間を専用シーリング材で埋めて平らにしました。仕上がりをよくするため、下地調整をしっかり行います。
中塗り、上塗りと重ねて、紫外線や風雨から保護してくれるよう塗膜に厚みをつけます。外壁は浸透性シーラーをたっぷり塗布して下地を安定させながら、上に重ねる材料がよく密着するように準備します。
- 塗装の仕上がりをきれいにするため、軒にできていた隙間に専用のシーリング材を注入して埋めています。平らにならして、塗替えした際に段差がなくなるようにします。下地調整を丁寧に行うことで、塗替えの完成度を高めました。
- 西面軒の中塗りです。刷毛に塗料をたっぷり含ませて、端や壁との境目から塗り込んでいきます。ずっと上を向いての作業なので首が痛くなります(泣)。それでも、お客さまに喜んで頂ける質の良い塗装にするため踏ん張ります。
- 壁に浸透性のシーラーを塗っています。このシーラーを塗ることによって下地をガッチリ固め、上に重ねる材料の密着性を上げます。壁に吸わせるように、ふんだんに塗布していきました。
- 同じく浸透性のシーラーを塗布しています。塗り残しがないよう、くまなく行き渡らせていきます。垂れやすい材料なので塗り面の下をしっかり養生してから作業をしました。
- 東面軒、上塗りです。白い塗料なので塗り落としや透けがないよう、よく確認しながら塗ります。風雨や紫外線の悪影響から保護してくれるよう、塗膜に厚みをつけながら仕上げました。
- 西面軒、上塗りです。換気の穴の所がとてもだれやすいので、材料のだれに注意しながら入念に塗布していきます。全体に均一な塗膜をつけて塗装の耐久性を高めます。
砂骨ローラーで外壁の下塗りパターン付け
壁の下塗りは砂骨(マスチック)ローラーという、小さな穴がたくさん開いたものを使用して波型模様をつけていきます。
大小二種類のローラーを場所によって替えながら、均一にパターン付けをします。
職人二人で作業を分担したので、模様の継ぎ目が出ないよう気をつけながら、ローラーを縦横に転がして塗布しました。
- 今日から壁の下塗りなので、材料の準備をしました。弾性エクセルをメーカー基準で適切に希釈したのち、撹拌機でよく混ぜ合わせます。缶の内側に、もったりとした白い材料が見えています。
- 南面ベランダの下塗り、パターン付けです。砂骨ローラーという小さな穴がたくさん開いた形状のもの、大・小2種類を使用して作業します。入りずみや狭いところは小さいローラーで塗布します。
- 同じくベランダの下塗りパターン付けです。職人2人で上と下に分かれ、ローラーの繋ぎ目が出ないように波型模様を付けています。広い面は大きなローラーを使用して均一になるよう転がしました。
- 西面の下塗りパターン付けです。出窓と壁の入りずみ(二つの面が接している所の凹み)に塗布しています。入りずみは大きなローラーではとても塗りにくいため、小さいもので作業しています。
- 同じく西面の下塗りです。ローラーを縦に転がすだけでは塗りきれない箇所もあるので、縦横に転がしていきます。最後に、また縦に塗布することでローラーの目を合わせて仕上げます。
砂骨ローラーと塗装の様子
外壁中塗り、遮熱塗料で屋根下塗り
パターン付けした壁に中塗りします。使用する塗料は防カビや防藻、紫外線などによる劣化を抑制します。
性能を発揮させるため、全体にたっぷり塗布して厚みのあつ塗膜に仕上げていきます。屋根は遮熱性能のある、サーモアイシーラーを塗りました。
この材料は太陽光を反射させ、屋根の温度上昇を抑える効果があります。塗装面は滑りやすくなるので、気をつけながら作業します。
- 東面 壁の中塗りです。タップリ塗料を乗せるように塗っていきます。長持ちする塗装には塗膜の厚みが欠かせません。適切に希釈した材料をくまなく塗布して耐久度を上げます。
- 西面 壁の中塗りです。壁と帯の入りずみは、ローラーを横に転がすと塗り残しが出ません。使用しているシリコン塗料は、防カビ・防藻や、紫外線などによる劣化の抑制効果があります。
- 東面 雨といの中塗りです。下からは見えない樋の返しも、ハケで丹念に塗ります。きれいな光沢が出るよう、塗料をしっかり乗せていきました。ハケ筋が出てしまうと見栄えがよくないので、滑らかな面になるよう動かします。
- 西面 雨樋の中塗りです。刷毛と小さなローラーを使い分けて、全体に塗料を行き渡らせていきます。留め金などの細部も、塗り落しがないよう念入りに塗り込みます。頭上に物干し台があるため、作業する体勢がつらかったのですが気合を入れて行います。
- 西面 破風の上塗りです。一級塗装技能士の 星野が、塗りムラや刷毛筋が出ないよう注意しながら塗布していきます。樋との間は、塗料をふんだんに含ませた刷毛を差し込んで、奥まで塗膜をつけます
- 屋根の下塗りは、遮熱性能のあるサーモアイシーラーです。塗ったところは滑りやすくなるので、気をつけながら塗布しています。スレート(屋根材)の幅に合わせたローラーで一段ずつ念入りに塗り込みました。
細部を仕上げて外壁上塗り、帯板中塗り
ローラーの入らない細かい場所は、あらかじめ刷毛で塗り込んでおきます(ダメ込み)。
次にローラーで、中塗り段階でつけた塗膜に、より厚みを付け加えながら綺麗な光沢を出していきます。
帯は中塗りをします。壁との境界は刷毛で塗り分け線を出しました。幅が狭いので、仕上げた壁に付着させないよう、細心の注意を払って塗布していきます。
- ローラーで塗れないような細かい所は、刷毛で先に塗っておきます。これを専門用語でダメ込みと言います。あらかじめ細部を仕上げておくので、広範囲をローラー塗装するのがスムーズに進みます。
- 東面の上塗りです。塗り残しが出ないよう確認しながら作業します。中塗り段階でつけた塗膜に、より厚みをつけながら塗料のきれいな光沢を出していきます。
- 一級塗装技能士、塗装指導員でもある職人の 川口が細かいところを巧みに塗っています。刷毛だけでも3種類を使い分け、入念に塗り込んで塗膜をつけていきました。
- 南面ベランダ内 腰壁の上塗りです。凹凸部も含め、全体にしっかり塗布していきます。手すりは養生しているので、はみ出しの心配はありません。スペースが狭めなので、塗り終わった面に体を擦ってしまわないよう注意して進めます。
- 見えにくい箇所も目地刷毛でキッチリ塗り込んでいきます。人目につかない場所だからこそ、どこよりも丁寧に仕上げよう!という気持ちで作業します。まさに職人魂です。
- 帯の中塗りです。壁と帯の色分け部分の線出しを、刷毛で行います。帯板の幅が薄いので、壁に付着させないよう神経を集中させて塗ります。きれいな仕上がりにするには、大変に技術のいる作業です。
樋上塗り、屋根サーモアイ遮熱中塗り
樋は中塗りまで完了していたので、上塗りに入ります。仕上げた壁や帯板に刷毛を付着させないよう注意しながら、全体に塗料を重ね均等に塗膜の厚みをつけます。
屋根は遮熱塗料のサーモアイで中塗りします。下塗り材から上塗り材まで太陽光を反射させる性能があるので、トータルで屋根の温度上昇を抑える効果を発揮させます。
- 昨日に引き続き、川口が帯を塗っています。ハケ筋を出さないよう塗料を乗せて、ツヤツヤとした光沢を出していきます。全体に塗布すると、映り込みがあるくらい綺麗な仕上がりになりました。
- 東面雨樋の上塗りです。樋の裏側を塗るときに、仕上がった壁や帯を汚さないよう気をつけて作業します。場所によって塗膜の厚みにバラつきを出さず、なるべく均等に塗布していきます。
- 屋根雪止め(落雪防止の金具)のダメ込みです。雪止めはローラーで塗ると、塗料がだれてしまうので刷毛で作業します。細部も念入りに塗り込みます。
- ベランダ内、水切りの中塗りです。ハケで壁と水切りの境界線をきれいに出します。床には塗料が垂れても大丈夫なように布シートを敷いてあります。
- 屋根サーモアイの中塗りです。下塗りから上塗りまで、トータルで太陽光を反射させる効果があります。屋根の温度上昇が抑えられると、その下の部屋の室温も下がります。白い箇所は下塗りで塗布した、遮熱塗料のシーラーです。
- 北面ポーチ下のシャッターの養生です。マスカーで全体を覆い、テープでしっかり固定しました。足場がなく、手の届かない場所は脚立を使用して作業します。二つの脚立と板で、簡易足場を作って塗装することもあります。
- 西面コンセントボックスの養生です。先ずマスキングテープを周囲に張り、その上からマスカーでカバーします。となりに室外機などがあり、とてもやりにくい場所でしたがガッチリ養生しました。
養生と外壁の下塗りパターン付け
下塗り前に、土間に布シートを敷き塗料がこぼれたり、飛散して付着しないよう養生します。仕上がった軒にはテープを張って、付着予防と線出しを行いました。
養生後は、砂骨ローラーで壁にパターン付けをします。このリシン壁はザラザラしているので、通常のローラーでの塗装より約3倍の塗料を消費します。
また砂骨ローラーは常に一定の方向で転がすことが必須ですが、面々で仕上げていかないとローラーの継ぎムラが出てしまい後での修正が困難となってしまう場合があるので、随時塗った個所を確認しながら波型模様を付けていきます。
- まず、外壁の下塗り作業の前に布シートを敷きつめます。塗料をこぼしたり、飛散で付着させないために事前にしっかり準備をします。塗らない箇所はマスカーを張り、植木も覆います。
- 玄関前の軒の養生です。軒はもう仕上がってるので、下塗り材を付けないための養生になります。また、マスキング(ラッカー)テープを張ることで軒との境界をきれいに出します。
- 下塗り作業で使う材料を準備しています。使用する塗料を開封して、適切に希釈したのち撹拌機で上下によくかき混ぜます。外壁はリシンで、ザラザラしているため材料も多く消費します。
- 西面の下塗りパターン付けです。壁と足場の間が狭いので、塗った所に体を擦らないように注意します。大きい砂骨ローラーで、全体に波型模様をつけていきます。
- 同じく西面の下塗りパターン付けです。写真だと分かりにくいのですが、継ぎ目もなく綺麗に模様を付けることができました。残りの箇所も均等に塗布して仕上げていきます。

モルタル外壁中塗り・上塗り
パターン付けした壁に塗料を重ねます。
中塗り、上塗りをして塗膜の厚みと光沢を出します。塗料の性能を発揮させるには、たっぷり塗布して厚膜に仕上げることが大事です。
ローラーの入らない細部は刷毛を使用します。コシがある豚毛のものを使用すると、奥まで塗りやすくなります。場所によって道具を使い分け、肉付きの良い塗装に仕上げます。
- 南面の中塗りローラー作業です。パターンを付けた上に、塗料を重ねていきます。厚みのある塗装膜をつけて耐久性を高めました。樋が頭上にあるので、頭をぶつけないよう注意しながら塗っています。
- 南面ベランダ下の中塗りです。掠れや塗り落しがないかチェックしながら、塗り上げていきます。仕上がっている軒を汚さないよう丁寧にローラーを転がします。
- ローラーで塗りきれない所をハケでダメ込みしています。小さい刷毛を使用すると隙間にもフィットして、しっかり塗料を乗せることができます。覗き込んで確認しながら、細部にも丹念に塗膜をつけていきます。
- 同じくダメ込みです。壁とエアコンカバーの隙間は狭いので、硬い豚毛の刷毛を使用して塗り込みます。柔らかい毛ではコシがないので、奥まで塗りにくいのです。
- 北面ポーチ上の上塗りです。そのままでは上を歩けないので足場板を乗せて作業します。帯板にはマスキングテープを貼ってあるので、塗料が付着する心配はありません。養生テープには塗り分け線をきれいに出す役目もあります。
- 北面の上塗りです。刷毛では少し大変、普通のローラーでは入らない、狭い場所を塗るときはピンローラーを使用します。塗料をたっぷり塗布して塗膜の厚みを更につけ、肉付きよく仕上げていきます。

鉄部中塗り・上塗りと養生ばらし
シャッターボックスや水切り、笠木など鉄部の中塗りと上塗りをします。
壁際や端は、刷毛でダメ込みをしておき、全体は毛足の短いローラーで塗装しました。平らに仕上げる場合は、短毛の方が塗りムラや筋が出にくく滑らかに仕上がります。
次に、塗り終わった面の養生を撤去します。養生に付着した塗膜片を落とさないよう気をつけながら丁寧に剥がしました。
リシンの塗装動画です。ご参考にして下さい。
施工日:2010年9月