神奈川県横浜市中区のお客様です。
- 防水工事
1Fルーフバルコ二ー。長尺シートまで施工している前回施工。かなりの金額の工事をされて数年でこの結果では奥様が心配される理由もよくわかります。
屋上施工前。これが単なる施工不良なのか?、別に原因があるのか?が今回の最初のテーマでした。排水溝が小さいのは元が小さいπなので仕方ない所でしたが、元施工はかなりのラフさでした。
施工前。防水層が引っ張られて中身も出てしまっていて機能していない状況でした。
総撤去。出てきました!歴代の防水層。職人にありがちな自己顕示欲の表れか、適材適所やお約束などお構いなし!やりたいことをやった!というだけでお施主様の利害は一切無視というような施工でした。
この接写を見ていただけたら、、、。同業者として恥ずかしいです。これでは駄目になって当たり前です。
カチオン系ざいりょうにて下地調整。1から綺麗な下地を作ります。
QVシート施工。転圧ローラ―施工。結構重い道具ですが圧着させます。
脱気筒取付。
ルーフバルコニー壁クラック。Uカット処理。
材料充填。この作業が長持ちの秘訣です。
立上り。クロス貼り。膜厚を保ち、強度に貢献します。
改修用ドレン設置。唯一πが小さいのが悩みですが、防水性能を保つうえで大切な部材です。
壁、刷毛引き。手間とお金をかけてなるべく目立たないようにしていきます。最後は白く塗装させていただきました。
ウレタン防水塗布のアイテム。鏝・ローラーなど場所によっていろいろアイテムを使い分けますが、広い面積にはこのくし目の道具が均等に膜厚を保つためのマストアイテムとなります。
ルーフバルコニー仕上がり。壁も部分塗装済。違いは一目瞭然だと思います。
物件ステータス
築年数
外壁の材質
- RC・SRC
工事概要
工事のきっかけ・ご相談内容
「雨漏りを解消するはずが過去何回か防水をするたびに悪くなる!」という相談でした。
そういう事例もなくはないですが、現場を見なくては分からないので日程調整の後お伺いさせていただきました。
RCの建物でしっかりした作りの外観とは裏腹に確かに防水は手抜きで凄い状況でした。
現場調査後見積提案。奥様も交えてお話させていただき受注させていただきました。
数年後も見据えて様々なプランがお有で代替わりも含め計画を立てるにも雨漏りがネックとなっていました。
言葉は悪いですが「騙された!」という思いが強い部分もお有だったので、奥様に「頼みますよ!」と念を押されたこともありプライドをかけて工事をさせていただきました。
施工内容
現場は横浜市中区にあるビル。
昇降足場を設置後、先ずは何より既存防水層の総撤去!
凄い状況で雨漏りして当たり前の状態でしたからその「原因」を確認する所から始まりました。
予想をはるかに超える状態で、歴代の防水層が何層も!それも相性なんてお構いなし!これでは機能しなくて当たり前。
下地を作りAGC製QV工法にて施工。
お施主さまは医療関係のお仕事なので、アレルギ―で状況を例えさせていただきましたが、同じ業界にいるものとして許せない工事をしていたので、最後にWEBのインタビューを聞いた時の達成感はとても心地よいものでした。
プランの中で5年後がキーワードになるわけですが外壁もやれれば更に綺麗になるので、また、声をかけていただけたら!と思っています。
【昇降設備】
昇降用足場1式
【屋上防水工事】
既存防水層撤去82.28㎡ 下地・ケレン清掃82.28㎡ 下地調整(平場)67.68㎡ 下地調整(立上り)58.4m 笠木部下地調整58.4m 平場ウレタン防水(平場)通気工法67.68㎡ 立上りウレタン防水58.4m 笠木ウレタン防水58.4㎡ 脱気筒新設1個所 入隅シーリング116.8m 改修ドレン設置(鉛ドレン・ストレーナー共)5個所 その他細部シール1式
【バルコニー防水工事】
既存防水層撤去22.89㎡ 下地・ケレン清掃22.89㎡ 下地調整(平場)18.02㎡ 下地調整(立上り)17.4m 笠木部下地調整17.4m 平場ウレタン防水(平場)通気工法22.89㎡ 立上りウレタン防水17.4m 笠木ウレタン防水17.4㎡ 脱気筒新設1個所 入隅シーリング34.8m 改修ドレン設置(鉛ドレン・ストレーナー共)2個所 その他細部シール1式 擁壁脆弱部補修工事1式
屋上・バルコニー共、室外機一時移動・復旧1式
産廃費1式 諸経費1式 端数処理1式
【現場】
横浜市中区
工事費用
今回、 築27年の 外壁が RC・SRC マンション・ビルの 防水工事、 を行い 費用は約200万円でした。