保土ヶ谷区での鉄部塗装 、手摺、柱、扉塗装

本日は保土ヶ谷区新井町の老人ホーム、花物語さんでの鉄部塗装の続きを行っています。建物二棟分のため施工箇所は多くありますし、サビもひどく発生しているので職人が数人がかりで作業を進めています。

2013年8月19日 横浜市保土ヶ谷区にて鉄部塗装:手摺ケレン

手すりのケレンです。
あちらこちらがサビつき、弱くなった塗膜が剥がれています。これらを皮スキ(右手に持っているヘラのような道具です。)でしっかり削り落していきました。このような剥離している状態で塗装をしても、古い塗膜と一緒に新しい塗膜も剥がれやすくなってしまいますし、見た目もきれいに仕上がりません。

また、左手の手元にあるマジックロン(ナイロン製たわし)で全体を擦って細かな傷をつけていきます。つるつるした面は塗料の引っ掛かりがないので、傷を付けることで食い付きを良くしました。素地と塗料を密着させて長持ちさせます。多くは手作業でケレンをしますが、場合によってはディスクサンダーという電動工具で研磨することもあります。

2013年8月19日 横浜市保土ヶ谷区にて鉄部塗装:鉄柱目荒し

鉄柱はマジックロンで全体を擦って目荒ししています。
ひとつひとつ、地道な作業ですが塗装を長く保持させるためには欠かすことのできない大切な工程です。塗料が付着してしまうと困る箇所には、マスカーというテープ付きのビニールで覆って養生をしました。

ケレンを終えましたら、錆止めを塗布します。
これはサビの発生を防いで耐久性を高めてくれる材料です。錆止めが乾燥したのち上塗りをして、紫外線や風雨など、劣化に繋がる要因から保護してくれるよう塗膜を厚くつけていきました。鉄部の傷み具合によっては塗り重ねる回数を変えて仕上げていきます。

2013年8月19日 横浜市保土ヶ谷区にて鉄部塗装:鉄扉上塗り

こちらは上塗り塗料を鉄扉に塗装しているところです。
写真を撮る気配を察知したのか、職人・山之内に横を向かれてしまいました・・・。普段は当然ですが、あらぬ方向を向いて塗ることはありません。念の為・・・。

ハケ筋を出さないよう注意を払いながら、細部まで入念に塗り込んで仕上げました。柔らかい雰囲気の淡い水色に塗り替えられていますね。

本日の作業はこれにて終了です。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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