その外壁塗装、新品塗料が使われていますか?

お客様にとってすれば、外壁塗装をするうえで業者選びと同じぐらい一番悩むことが多い問題の一つとして塗料選びがあります。

昨今の塗料は本当に様々なものがあります。フッ素やシリコンやラジカル制御型、無機塗料など様々です。

フッ素やシリコン、無機系塗料など

さらに加えて、溶剤(油性)なのか水性なのか、はたまた1液なのか2液タイプの塗料が優れているのかどうなのかなど、たくさんの選択肢があります。

ヤフー知恵袋で回答していても塗料の質問は本当に多いです。

塗装専門家として社長回答のヤフー知恵袋

実際、外壁塗装の質を本気で追求するためにはそればかりではなく、たとえ塗料選びが間違いないものだったとしても、その家の面積に必要な分だけの塗料の量を使っているのかの缶数確認だったり、そもそも現場で実際に本当にその塗料を使っているのかなど、チェックをしようとすれば山のような確認作業が出てきます。

疑えばきりがないのですが、これはもう20年ほど前に私が小冊子として発行した「塗り替えほどごまかしの効く商売は無い」という外壁塗装のガイドブックに嫌というほど書いています。

外壁塗装ガイドブック

そのガイドブックには書いていないものでお客様にデメリットが生じてしまうことがまだあるとすれば、今なお昔のペンキ屋さんと呼ばれるようなタイプの業者さんがいまだにたまにやってしまっているお客様から指定された塗料を発注せず在庫塗料だけですべて賄ってしまうという施工のやりかたです。

外壁でも屋根でも塗料がぴったりの量で完了できるのかといえばそうでもありません。

例えば、ある家を塗装するために10缶の塗料が必要だったとしても、10缶ぴったりで塗装し終えることはほぼないです。

塗料の空き缶と余り塗料

大体余るか、もしくは足りずに追加発注するかのどちらかです。

もし缶が余った場合はそのまま在庫として抱えるということになり、他の家の塗装でその在庫分を消費することになります。

下塗り塗料や中塗り塗料が余った場合は、他の家でも下塗りや中塗りで使うこともできるのですが、仕上げ塗料の場合はそういうわけにはいきません。

家によって色が違うからです。

もちろん本来は塗料カタログに記載してある色番号をそのまま塗料メーカーや材料屋に伝え、調色システム機などでぴったりと調色してもらい施工します。

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在庫塗料の色が他の家の塗装と同じ色になるのなら問題ないのですが、確立としては少ないでしょう。

なので仕上げ塗料は必ず新品の塗料を発注するということになってくるのですが、それもせず無理やり色を合わせて仕上げ塗料にしようとする業者さんも中にはいます。

現場で調色するということはよくあることなのですが、それは破風板や軒天・庇などの付帯部分の小面積に限った作業で行われるべきのものであって、大きい面積の外壁塗料の場合は当然容量が大きいので、一斗缶サイズの塗料が数缶必要になり正しいやり方とは言えません。

塗料の攪拌

もしその容量サイズの塗料を現場調色する場合、原色数缶も必要で混ぜ合わせるために必要な空き缶など、多数の缶が置けるだけの敷地も必要です。昨今の住宅事情からすればお客様側にも迷惑をかけてしまう恐れもあり、そもそもぴったりの色に調色するのは現場では困難です。

併せて観たいYouTube 一級塗装技能士でも容易ではない調色技術

なので業者としては現場で調色するわけではなくその業者の倉庫やネタ場で調色の作業をすることになります。

これは塗料を廃棄をせず環境のことを考えても良しということなのですが、新品塗料が一つもなく在庫の塗料だけで間に合わせてしまった場合、お客様にとっては本当に希望した塗料が使われているのか不明という問題が出てきます。

実際にもすべて在庫塗料だけで塗装されてしまったため本当に希望とする塗料で塗られているのか不安に思っている人もいるのでこちら参考にできると思います。

塗料はメーカーもたくさんあり、先ほど言ったように一液や二液、水性や溶剤の違いといったように無数に種類があります。

塗料は必然的に倉庫を圧迫してきます。在庫塗料を使う場面がなくなればなくなるほどたまってきます。

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もし違う種類の塗料で間に合わせられたとしたら取り返しつきません。

廃棄するシンナーや塗料などは専門業者に引き取ってもらい廃棄するのですがとても高額になるため業者としてはできるだけ下塗りや中塗り塗料としては使用するものの仕上げ塗料として使うことは、お客様の不安を呼び起こし色々トラブルにもつながりかねません。

そこまで悪質な例は稀だとは思いますが、見積書に塗料名がしっかり明記されていても中身が不明な塗料で塗られてしまうということもあるので、塗料缶の名前と見積書に明記してある名前が一致できていれば問題ないでしょう。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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