ベランダの防水塗装は、下地補修から行います。
ベランダのモルタル部分に入ったクラック等を処理して、今回の住宅は床の湿気が凄く、湿気を止めるのが大変でした。
下地補修が終わった後は防水のプライマーを塗布します。ウレタンの接着が良くなるように塗るプライマーは、水のように透き通ってしゃばしゃばとした塗料で、一度ではなく何度もローラーを往復させて床に吸い込ませます。
プライマーは接着剤のようなものですので、中に吸収されてすっかり乾いてしまっては意味がありません。しっかりと濡れ感が残らなければいけないので、同じ場所に三回はローラーを転がします。窓サッシの下も差し込むようにローラーを転がして、たまに覗き込んで濡れているかどうか確認します。
プライマー塗布の終わった床は程よく濡れていて、これならしっかりとウレタン塗料を密着してくれそうです。
次にはウレタンを流し込みます。直接一斗缶からウレタンをこぼし、シゴキ鏝を使って均します。手際良く手を動かす職人ダイの仕事っぷりは見惚れるほどです。
使用したウレタンはおなじみのサラセーヌ。
二層分塗装をして、本日の作業は終了です。