本日は1月14日に行った過去の施工風景を掲載したいと思います。
職人は前回(1月8日の高圧洗浄時)と同じく塗装指導員の川口と、今年2月に塗装指導員免許を取得した星野の二人。
こちらは養生を施した状態。土間には、人が歩いても破れにくい厚手のブルーシートを貼ってテープでしっかり固定しています。ずれたり、たるみができてしまうと足を引っ掛ける危険性があるので、ぴったり貼って固定することが大切です。
上の写真は見積もり時に撮影された目地シーリング。打ち替え前のシーリングは茶色く変色し、肉痩せして奥に凹んでしまっているような状態でした。そのため、既存のシーリングを撤去してから、たっぷり2液の材料を充てんしてボリュームのあるシールに仕上げています。養生の写真に写っている縦目地の白い部分が、その打ち替えをしたところです。
次は屋根の施工、鉄部のケレンから開始です。鉄部のような凹凸のない、ツルツルとした表面は塗料を乗せても引っ掛かりがないので、サンドペーパー(紙やすり)で研磨することで微細な傷をわざとつけて下地にザラつきを作ります。(場合によってはマジックロンやハンドパッドといった道具も使用して下地調整しています。)サビが発生している場合はここで入念に削り落しておきます。
このケレンをしつつ、屋根雨押さえから飛び出している釘を打ち直しています。築10年ほどが経過しているお宅の屋根では、家の歪みや地震などによる動きで雨押さえを固定している釘がゆるんで、飛び出していることも少なくありません。塗り替え前にしっかり打ち直しておきます。
ケレンが完了後に鉄部にサビ止めを塗布していきます。これはサビが発生することを抑制し、傷みやすい鉄部の耐久性高めるために塗装しています。たっぷり塗布することでサビ止めの持つ性能を存分に発揮させられるように仕上げました。
次は場所を変えまして、軒の塗装です。まずはこちらもで塗り替え前のケレン作業を丁寧に行っていきます。サンドペーパーで塗布面をしっかり擦って、塗料の食い付きをよくします。軒裏の換気孔部分もペーパーの端を使って細かなところまで研磨しました。
ケレン後は下塗り、中塗り塗料を重ねて塗膜を厚く作っていきます。真っ白く塗り上がった軒裏はスッキリとした印象に仕上がっていますね。
次回は軒の上塗り、屋根の下塗りを進めていきます。