シーリング(コーキング)職人は、ヘラさばきこそ腕の見せどころ。
つまり、手ワザのための道具を自由自在に操るわけです。上の写真のように左手の指にはさむヘラは四種類。これらを作業箇所によって使い分けて、まさしくヘラの四変化を演じます。
こういう箇所や、
こんな箇所、
そしてまた、このような箇所。
以上、三例だけ紹介しましたが、もう一度、左手に挟まるヘラ四種類と見比べて、残る一例がどのような箇所で使われるか?想像してみてください。シーリング(コーキング)工程だけでも、テーピング→ 接着剤ハケ塗り→ シーリング剤ガン打ち→ ヘラ作業と、熟練のワザを必要とするプロセスがありますが、ヘラでシーリング剤を均等かつ的確に整え、雨の浸入などないように壁材の目地をしっかり埋める手ワザの重要性はいうまでもありません。
また、シーリング(コーキング)職人さんが、最後にニクイひとこともつけ加えてくれました。
「つねに、次の仕事(下塗り)を考えて、平滑な仕上がりを心がけています」
さすが!ですね。