「社長が職人の会社は現場に魂が宿る・・」
と、最近私の中での流行の言葉です。
それは社長である私自身が建築塗装一級技能士という国家資格を持っているから言える言葉だと思ってます。
今更ではありますが、思い起こせば資格を取得したのでもうかれこれ20年近く。
当時は絶対取ってやるという思いのもと、自宅にベニヤ板を持ち込み仲間の職人に教えを請いてかなり必死の思いで練習に励みました。
最近の受験事情を聞くと今のほうが厳しさを増しているような気もしますが、一筋縄ではなかったのは記憶に残ってます。
実技だけではなく学科も当然ありますが申請書類もはじめて書くようなものでややこしかった記憶もあります。
とにかく合格への準備は相当大変なので時間もなければダメですし、道具や材料代など講習費用もあわせると費用もバカになりません。
それはこちらにも詳しく載せています。
一級塗装技能士は実務経験だけでは絶対というほど合格ができない資格です。
試験対策用の練習もしなければ合格は不可能に近いと思います。
逆を言えば実務経験がなくても練習すれば合格できてしまうということもできてしまいます。
一級塗装技能士を持っているからと言って必ずいい仕事ができるとは限りませんが、あれば経験が豊富ということを示していることなので外壁塗装を依頼するお客様にとっては安心できます。
今回のニュースは一級塗装技能士ではないものの同じ国家資格としてその信頼性を根底から揺るがすものなのでとても気になります。
不正が判明した場合は資格取り消しとともに再受験は3年間できないとも。
ちなみに自慢するわけではありませんが「樹脂接着剤施工技能士」というクラック処理の国家資格も持っています。
あまりにも知名度がない資格のため営業的な活用はほとんどできていません。
こちらの資格も一発で合格しました。
ただ私よりクラック処理を得意とする職人が逆に不合格となってしまったので実務経験より練習量がものをいう結果となってしまいました。
今回のニュースはまさに技術あっての資格なのか練習あっての資格なのかということを象徴しているような気もしています。
ともなれば技能講習会は合格への近道です。
もちろん実務経験は前提です。
技能検定を主導している職業開発能力協会には毎年多くの講習希望者の問い合わせがあるとも聞きます。
ちなみにですがうちでも非公認ながら講習に近い練習の開催も不定期で行ったりもしています。
塗装には一級塗装技能士を取得してからでなければ受験資格がない「職業訓練指導員」という免許があるのですが、講師もその職人がしたりしています。
もちろん現場で作業もしていますので職人紹介のページもぜひ見てください。
一応私も職業訓練指導員ではありますが人に教えられるだけの器量は無いですが。。
それでは引き続きコロナの感染対策は十二分にしてお過ごしください。