港北区でのマンション改修工事、打音検査

最高気温が10℃にも届かない寒い日が続いていると思ったら、とうとう都心部でも氷点下を記録したとか。

屋外で作業を行う職人には厳しい環境ですが、例年にない寒さにも負けず、港北区にてマンションの大規模改修工事が始まりました。

普段は外壁塗装を主に行っていますが、4階建、40世帯以下ほどの大きさでしたら、マンションの改修も請け負っています。あまりにも大きい建物ですと、自社職人による直接施工が難しくなるので、作業の質を保つためにこのような目安を設けています。

まずはタイルの下地を調査。

2014年1月16日 港北区マンション改修:打音検査

この打診検査と言う作業では鉄棒に丸い玉がついた打診棒と言う道具をタイルをなぞるように滑らせていきます。カツンカツン、と乾いた音にまぎれて聞こえてくる乾いた鈍い音。こうして乾いた音がする部分は密着力が落ちてタイルが浮いているところ。後ほど処理をするためにマスキングテープを貼って印を付けておきました。写真では打診棒を使っていますが、ハンマーの形をした道具もあり、職人や現場によって使い分けています。

塗装でも改修工事でも重要になるのは下地の調査をしっかりと行い、必要があれば補修していくと言うこと。この後も足場を利用しながら打診棒から伝わる振動と音を頼りに、1階2階と広範囲に及ぶ外壁の調査を進めていきました。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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