川崎市は中原区にて駐車場前の下地補修を行ってまいりました。
完成はこちら:
まずは下地の様子ですが、だいぶ剥がれてボコボコになっています。
これではこのまま塗装をしたところで綺麗になるわけはありませんので(凹凸部分で変な模様になってしまいますね)、下地の補修に入ります。
塗料でも下地補修材でもそうですが、密着させるためには接着剤がなければなりません。その接着剤の役割をするのがプライマーです。密着剤の下地にも溶剤や水剤、木部、鉄部、などで様々な種類があるのですが、一般的にはプライマーを使います。たまにミッチャクロンと言う固有名詞を使わせていただきますが、それも下地補修の一つです。
広い範囲、腰を屈めてひたすらにローラーを転がしますし、傷み過ぎてどんどん吸い込んで密着の意味がなくなってしまうので、そこには念入りに塗布したり・・・ずっと腰を屈めての作業になるので、腰が痛くなってしまいます。たまにストレッチを挟みながら、プライマー塗布が終わりました。
ところどころがブラックライトで照らしたみたいに白く浮き上がっているのが分かります。プライマーは白濁とした色で、全く透けがないのですが・・・
この色を見ると、実際は思ったより白くなっていないのが分かっていただけるでしょうか。あくまで下地なので、色が残ってもしょうがないのですが、だからと言ってカラッカラに乾いた状態ですと意味もないので、これくらいの程よい濡れ感を残します。
続いては下地調整です。カチオンと言う材料を使って、勾配調整を行いました。
もちろんここでも養生を欠かさずやっておりますので、マンホールや外側のコンクリートブロック(縁石)に余計にカチオンが付く事もありません。
駐車場床、シャッター前だけではなく続きの細い部分までしっかりと補修します。
終わったら、貼っている養生を剥がしていきます。
養生をしていたおかげで縁石部分にも変にカチオンが乗らずに綺麗なラインが出ていますね。
養生をする理由は、単に塗料漏れやラインだしだけではなく、隅々までしっかりと塗料などを行き渡らせる意味もあります。これは塗料ではないですが、その成果が十分に見れる写真だと思います。
先ほどの狭い横の部分も綺麗なラインが出てしっかりと補修出来ました。
この後、床専用の塗料のクリンカラーを塗布します。クリンカラーと言うと名称から透明さを感じてしまいますがそういうわけではありません。
今回は、この上にダークグレーの色のクリンカラーを塗布し、タイヤの痕がつかないようになっている塗料、そして最後の上塗りに滑り止めのゴムチップのはいったトップコートを塗ります。またその詳しい話は、後日、職人からの報告と写真を交えてご報告させていただきたいと思います。
今回は地面バージョンの報告でしたが、同じ車庫でも鉄部などの立駐機はこちらにあるのでのぞいてみてくださいね。