今回は、先月26日に旭区で行った施工の様子をお送りしたいと思います。
職人は手先の器用な塗装技能士・曽根カズ。
こちらのお宅は、去年外壁塗装をさせていただいたお客様のお隣さんになります。
この日は家の水洗いを行って塗り替え前の下準備をしました。
築15年・はじめての塗装ということで、屋根の表面には茶色のコケがびっしりと覆っています。これらを洗い落とすには、なかなか時間も労力も要しますが、やりがいもその分大きいというものです。屋根の傾斜はかなり急になっており、今回、屋根足場はないので作業をする際は足元に気を付けながら進めていきます。
屋根の場合は特に、付着物が残った状態で塗装をしてしまうと、下地と塗料がしっかり密着されずに剥がれやすくなってしまうことがあります。そうならないためにも、水洗いではジェット水流が噴射される高圧洗浄機を使用して、汚れやコケといった付着物を徹底的に取り除きます。
この洗浄機は最高150キロ圧もの水が噴射されるので、洗うというよりは、削り落す感覚でスレート(屋根材)の一段一段に水流を当てていきます。あまり早く洗浄ノズルを動かしてもコケが落ちないので、ゆっくり何往復かさせながら入念に落としました。
曽根一人での施工のため、作業途中の写真がないので洗浄後の様子です。
屋根全体に広がっていた茶色いコケはスッキリときれいに取り除くことができました。弱くなっていた古い塗膜も剥がれたので、白っぽい素地がところどころ見えています。
この後の工程はシーラーで下塗りをして、下地の強化を行いつつ、塗料の密着度をアップさせる流れになります。