これは雑なお客さん対応ですか?

平成15年の私の作業動画を公開させてもらいました。

昔主流だった8ミリビデオテープをDVDに変換して、やっとこさアップロードできました。今はSDが主流ですが、8ミリでもハイビジョンだったので画像はいいですね。よかった~

今ではすっかり事務仕事中心になりましたが、こうして現場第一線で頑張っていた時代ももちろんあったのです。動画には昔懐かし作業が詰め込まれてました。危険な単管足場、金属製のサケツ(手さげの塗料缶)、懐かしの塗料など・・

私的にはわかりやすくお客さんに説明していますが、どう思いますか?まぁ今でも職人なりに丁寧に説明していたなと思うのですがいかがでしょう。

このころは大手塗装会社の下請けをやめてまだ間もないころでした。その大手塗装会社は、手抜きのデパートのような会社でした(笑)ほんとはあまり笑えないですけどね。下請け業者に対する環境も結構劣悪でした。もちろん下請けを使うなんてことはお客さんに一言も伝えてなく、逆に自社施工です、なんて嘘付いてましたからね。

ちなみにうちは使ってます。もちろんとても腕のいい一級塗装技能士さんしかお願いしないですが仲もいいです。私だけそう思ってたりして(笑)お客さんからの評価も抜群にいいし人間的にも◎です。当然ですよね。信頼関係がなければ成り立ちません。プライベートでも飲みに行ったりもします。

下請けがなぜ悪いかはここでは割愛しますが、とにかくその会社では下請けの扱いが異常でしたね。なので、その会社をやめた後は、絶対どこにも負けない仕事をしてやろうという気持ちがとても強かったのです。

お客さんの知識不足に乗じて契約をするというのは日常茶飯事の会社でしたので、やっぱりその反発力で業者都合ではなく、都合の悪いことも何でもかんでもお客さんに伝えてやろうという気持ちでした。

そのときの頃ですね。「塗り替えほどごまかしの効く商売はない」という外壁塗装のガイドブックを書き上げたのは。業界裏事情はバンバン、その元請け会社のギリギリのことも書いていたので、訴えられたらまずいなとも思って、発行前にはお金を払って弁護士にも相談しに行きました。

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現場から帰ってきて夜通し、ない頭を絞って書いていた時もありました。まだヨチヨチ歩きの子供を嫁さんに預けっぱなしにしながら。

書かない日も、駆け足で足場の上を移動するぐらいのスピードで職人もしてましたから、帰宅してから1杯でもビールなんて飲むと、もう眠さと体が動かなかったので、子供の相手もろくに出来なかったのを今ではちょっとその点が心残りです。

たまに昔の家族のビデオなんかを見ていると、「あの時代にはもう戻れないんだなー」っていうのはよく思ったりしますので、子供がまだ1歳ちょっとのうちの星野には、心残りがないようにこの前もそういう話をしたばかりです。

でも、今思えば昔のほうが幸せだった気がするかも。現場は結構きつくて大変でしたが、自然に楽しく笑いながらもやってましたからね。今はウンウン唸りながら事務所に詰め込まれて頭でっかちなので。

昔のビデオはまだあるので、アップしていきたいですね!(^^)!

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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