一級塗装技能士からの教え 投稿日:2009/11/18 更新日:2024/03/09 投稿者: 株式会社 塗装職人もくじ Toggle養生、ダメ込みダメ込み、下塗り、中塗り上塗り格子 下塗り、仕上げ 屋根、雨戸 ケレン2階、1階部分、雨樋 仕上げお風呂場 塗装 他壁、雨樋、2階部分 ダメ直し養生、ダメ込み 窓の養生です。窓の角は特に、押えないと、塗料が漏れてしまいやすくなります。なので丁寧に貼ります。 狭い場所だと、移動も楽では無いんです。塗装に入ると缶を持っての作業になるのでさらに移動が大変になります。 マスカーと言う養生のビニールシートを引張って窓を隠している所です。養生をしっかりしないと塗装後の掃除がとても大変になりますし、仕上がりも悪くなってしまいます。塗料の漏れが無いように塗ることも養生の大事な作業。 マスカーが着きにくい基礎には、画像のようなスプレーのりを吹き付けて、粘着力を上げるのです。 養生が終わり、下塗り開始です。お客さんから絶対見えない場所。高くて狭い場所を率先して塗装してくれる、塗装職人きっての1級塗装技能士のカズくんです。 ローラーでの塗装の前に、瓦と壁の隙間を刷毛で先行塗り(ダメコミ)をしている我らが大将、和田です。 苦しい体勢でのダメコミです。単管ブラケットではサッと済ませれてしまう場所でも、クサビ足場だから大丈夫なのです。 私柳沢もマジメにローラーで外壁の下塗り中です。青森出身の私はこっちの冬の寒さはへっちゃらです。濃厚にタップリ塗装です。 今回の現場は、覗き込んだり腕を伸ばしたり……体勢的にちょっときついかもです。足場もその高さに毎回合致するわけではないので、こういう姿勢もいたしかたないのです。もちろん苦しい体制でも出来に不備はありません。 かに今日の横浜もすっきり青空です、一見日向ぼっこをしているように見えなくもないですが、決して寝ている訳ではございません。作業をやめたら見のまま眠ってしまいそうな陽気の中、寝転がっての作業です。 この格好でなくては、塗装できないのです。下から見えにくい場所もきっちり塗るのが塗装職人のモットーです。 曽根君もこの格好です。しかし今回は、きつい格好が多い現場です。その分やりがいが、あるってもんです!!ダメ込み、下塗り、中塗り 塗装職人きっての職人、和田が今日も元気にダメコミです。ここで気を抜いてはいけません。細部を仕上げておくと、のちのちローラーでの塗替えがしやすくなります。 私も元気にローラーで下塗りです。ローラー作業は見た目よりもとてもハードな作業。特に壁がザラザラの場合での下塗りはかなり力を使う作業です。ローラーもすぐに固くなって面積が塗れなくなります。交換も多くなります。でも塗りやすいように薄めての塗りは無しです。 1本の足場に乗っかって作業です。単管ブラケット足場よりヒドイですね(苦笑)家の状況でこうせざるをえませんでした。絶妙なバランスを取りながら、壁の下塗りをしてるのです。真剣です。クサビ足場の作業のしやすさにくれぐれそう思う場面ですね。 やっとの思いで下塗りが終わり、中塗りの準備です。一番最初に下塗りを塗ったところから同じように中塗りを塗り始めます。 中塗り材を撹拌してる、曽根くんです!!これはシンナーで希釈をしているのですが、しっかり撹拌しないと、ちゃんとした塗装をすることができません。 準備が終了。中塗り開始!屋根上での作業なので飛散に気をつけ風を気にしながらローラー作業。このように見えない場所だからこそ、他の場所と変わらない作業というより、それ以上にしてやる!と自分に言い聞かせてます。他社さんとは違うという職人のプライドですかね。 和田も中塗り、ダメコミ開始。もちろん、ダメコミだって何度も塗るのです。ダメ込みが一回塗りだと、ローラー作業の場所とくらべて透けて見えたりしてしまうので、再度ダメ込みをしています。それにしてもクサビ足場板の広さがわかります。足場で塗装の質も確実に変化します。 くさび足場に寝転がって覗き込んでの作業。ダメコミをしっかりやることによってローラー作業の効率もよくなります。こんな作業、単管足場では恐怖ものだったのですが、くさび足場になってからは安心して背中を預けられます。誤って落ちる危険性もグンと下がります。 別アングルから和田の作業の様子をどうぞこうして見れば、しっかりと作業しているのが分かります。 同じ場所で一眠りの弟子、否、 狭い所を頑張って中塗りをしている、曽根君なのです!単管ブラケットでは困難かも。足場の種類を気にするお客さんは多くありません。でも職人はものすごく気にします。これで、塗装作業に集中出来る度合いも変わってきます。単管ではどうしても落ちてしまう危険性が頭から離れません。上塗り 三段階目、上塗りのダメコミをしている所です。職人技が問われます。樋の間の狭い場所もきっちりと塗り込みます。 所変わって、上塗りの準備をしている曽根です。和田がダメコミをした後をローラーで追いかけていきます。 ローラーで塗装できない狭い場所を、寝そべりながらハケで塗装してくれている御歳72の和田大将です。 足場と屋根の間から、体を出して、さらに狭い場所を仕上げの塗装している塗装職人の若手カズくん。現在は2級ですが、今度は一級塗装技能士に挑戦です。実技のスキルは平気でも学科が不安らしいです。国家資格なので名実ともに成長してほしいですね。 ガスの配管の錆びている所に、錆止めを塗装している所です。錆止めの工程をぬかしてしまうと、塗装後そんなに時間がたたなくても塗膜の上に錆汁が出てしまいます。 塗装職人 師弟コンビ、師匠が心配そうに、弟子の仕事を見守っている所をバチリ。 雨樋の止め金具の錆びていた所に、グレーの錆止めを塗装させて頂きました。鉄部にはしっかりと錆止めを塗ってサビの発生を予防しておきます。 錆び止めの塗装が終わり、雨樋の下塗り開始の大将です。指示金具には錆止め、樋の塩ビの部分には密着性の強いプライマーを塗っています。 ここを塗装して、壁の塗装終了です。しっかり三回塗りをしたのでいい艶が出ています。足場を解体したら日が入り今よりももっと艶が出るでしょう。 壁の塗装が終了して、養生をバラす為に乾燥する間、使い終わった材量の空き缶をつぶしています。 仕上げが乾いてきたので養生バラシです!!まだ完全には乾いていないのでビニールを外壁にくっつけないように剥がしました。 狭い所は、小柄でもないと結構としんどいものです。私柳沢は、正直体が大きいもので正直、苦しい場所ですしたが、キッチリと作業をこなします。これも国家資格の一級塗装技能士のプライドです。格子 下塗り、仕上げ 屋根、雨戸 ケレン 瓦を塗料で汚さないように養生をしています。瓦は塗装をしないので、塗料をつけないようにカバーします。 木の格子の下塗りをする、大将です。こういう付帯塗装は面積は少ないですが全部刷毛での作業になるのでとても手間がかかるんです。ただの壁の場所と比べれば、大げさではなく10倍の手間の違いですね。平米の面積で単純には価格が出ない理由の一つです。 下塗りをする前に、庇をケレンしている所です。細かい傷をつけて塗装の密着度をあげています。高圧洗浄でほこりと汚れは取っているので研磨のみです。 屋根の水切りにもケレンしている所です。写真3と同じです。仕上がりには見えない工程ですが、とても大事な作業です。長持ちにはすごい重要な作業ですが、きれいさで評価されることが多いお客さんにたいしては、評価されにくい作業なのです。でも重要!! 雨戸もケレンです。雨戸の段々になっている部分を一段ずつ丁寧にケレン(下地調整)をしています。仕上がってしまえば見えない作業・・3度塗り、塗料の質をメインに価格で判断されてしまうことが多い外壁塗装。でもここが最も重要なのです。しかも念入りなケレンです。 ケレンが終わり、次は下塗りです。段に沿って、たっぷり塗布していきます。今日の横浜は天気も良く作業をしていても日差しが気持ちいいですね。 刷毛で丁寧に一段ずつ塗布。先に養生をした隅に刷毛を差し込んで塗っておくと、スムーズな塗装が可能です。天気が良いと、塗料の乾きも早いので作業が早く進みますね。 雨戸などは外して塗ると作業がしやすくなるので、丁寧かつ、早く塗り上げることができます。足場とベランダ内に立てかけて塗装しています 格子の仕上げをする、大将です。塗装前は色あせていた格子も見違えるように綺麗になりました。いい仕事ぶりの和田です。 雨戸の下塗りが終わり、中塗りをする柳沢。低い所は屈まないと雨戸の段々の裏側が見えず塗り残しなどができてしまうのでしっかり目で確認しながら塗っています。ここが一番見逃しが多い部分かもしれないですね。2階、1階部分、雨樋 仕上げ 足場バラシの都合上、先に2階部分の仕上げをして壁が仕上がりました。次に木部の仕上げを行っている和田です。 別アングルから見ると、こんな感じです!下から塗りあげて上から重ねます。たっぷりとした塗料は直ぐに垂れる事はないので、落ち着いて丁寧に塗り広げます。 2級塗装技能士の曽根君は、雨樋の仕上げ中です。腕を伸ばして塗装していますが、こちらもたっぷりとしたテクスチャなので滴り落ちてくる心配はありません 見えるでしょうか?塗装職人がはいる前の業者さんが手抜きをして、塗装していない部分です。我々塗装職人は、こう言う手抜きは社長が最もうるさく言う場所のひとつです。妥協も無しで、塗装させて頂きます 雨戸にペーパー(ケレン)をあてている所です。下塗りの前の下地調整、ツルツルの面は塗装が剥がれやすいので、細かい傷をつけて塗料がしっかる付着するための作業ですね 2階部分を仕上げて、1階部分の仕上げ塗りをしています。下塗り、中塗りと合わせて三回目になる上塗りの作業です。艶が出ます 2階部分の木部の仕上げが終わり、1階部分の木部の下塗りをしてくれている和田です。 雨樋の裏もスケが無いように塗装する必要があります。角度を変えて塗り落しが無いか確認しながら、たっぷりと塗料を密着させます 御歳72、ちょっと一休みしながらも、塗装中。本人いわく「若い者にはまだまだ負けない」・・・でも本当に仕事は早いです。ベテラン中のベテラン、和田。 雨戸を中塗り10雨戸・中塗り中の柳澤です。白っぽく見えるところはすでにさび止めが入っています。薄い茶色で塗装中。雨戸の端は、コシのある刷毛でつつくように奥まで塗り込んでいきました。 雨戸がしまわれている戸袋の上にあるトタンのひさしの唐草を塗装中。細い場所なのでやはり人形刷毛という細かい場所が塗れる刷毛で塗装しています。 換気フードにペーパーをあてて、下塗りの準備中です。微細な傷をつけてはがれの防止をします。塗装してしまえばやったかやらないかもわからない場所です。職人の質も問われる作業ですね。お風呂場 塗装 他 お風呂場の天井塗りを開始しました。ローラーで、くまなく塗装していきます。下には万一塗料が垂れた時のために養生シートを引いてあるので、床に付着する心配はありません。 1階部分の格子を塗装中の私です。格子は細かいので、作業にとても時間がかかります。一本一本、細部や塗り落しなどに気を付けて仕上げていく根気の要する作業です。 庇(ひさし)のケレンをする曽根君です。丹念にケレン(下地調整)をすることによって、塗料の密着度が上がり耐久性が向上します。 ケレンした庇(ひさし)に錆止めを塗装しています。刷毛でまず、壁際から丁寧に塗っていきます。細かい箇所を塗るには、その面に適した刷毛を使うと効率がよく、かつ仕上がりも良くなります。 お風呂場から移り、格子の内を建物の中から塗装する和田です。表からでは塗りにくいため、内側から小さな刷毛を駆使して入念に塗り込んでいきました。 庇(ひさし)の裏を、覗き込んで塗装する私。寝てばっかりの姿勢のようですが、このように作業する場所は良くあります。どのような体制でも、全力を尽くして塗り上げていきます。 お風呂場の塗装が終わりました。塗料が乾いたので、養生を剥がしています。塗料片が散らばらないように、マスカーを内側に丸め込みながらまとめていきました。 先ほど内側から塗っていた格子を外から塗装する為に養生をする、大将です。これで余計なところに塗料がつかなくなります。 雨戸の仕上げする曽根君です。刷毛で塗装をしています。場所によってですけどね。広くて枚数が多いとスプレーで塗装する時もあります。 木部の敷居を塗装する、ベテラン和田です。しゃがみ込んだ体勢になり、使い込んで手によく馴染んだ刷毛で丁寧な作業をしています 今日は、覗き込んで作業することが多かったですね。のぞいたり横になったり大変です。でも見えない場所も丁寧に作業している証拠でもあると思います壁、雨樋、2階部分 ダメ直し 壁のダメ直しをしている所です。このように外壁塗装の最後の方では、塗り残しや下塗りが透けている箇所など、タッチアップ作業のことをこう呼びます。 雨樋のダメ直しをしている曽根カズくんです。こう見えて作業はしっかりと行う二級塗装技能士です。目地刷毛で周囲となじませて仕上げます 決して寝てる訳ではなく、格子のダメ直しをしている所です。ブラケット単管足場では無理な体勢です。このように足場で妥協の可能性がでしてしまう作業というものが必ずでできてしまうのも足場の重要性は物語ります。 2階部分のダメ直しも終わり、下屋根部分の最後の養生をバラシている所です。塗料のゴミを散らさないように丸めながら剥がします。 最後の仕事は、作業現場周りの掃除です。塗装だけではなく、汚れも残さないのが我が装職人です。周囲もきれいにして、塗替え工事を完了させます。 6最後の見回りで、ダメ直し終了です。刷毛で軽く触って周りと馴染ませていきます。これにより、完成度がさらに上がりました。 完成です。雨樋、外壁、格子、どれも見事な艶が出て、きれいな仕上がりとなりました。特に樋は、映り込みがあるくらいツヤツヤです。 勝手口のSD(スチールドア)を仕上げてくれている、大将です。すじかい刷毛で、ハケ筋が出ないように塗っていきます。 無事に完成して、気が緩んだ所を、パパラッチされてしまいました。この様に、和気あいあいと、仕事をしている柳澤班です。今日の横浜は気候がいいですね。外壁作業もはかどります。参考動画:外壁塗装のタッチアップ作業 株式会社 塗装職人 神奈川・東京の外壁塗装の株式会社塗装職人です。 施工は全て一級塗装技能士という国家資格を持った職人が行います。