本日は横浜市旭区の現場から施工の様子をお届けします。担当している職人は、塗装職人・代表の甥っ子でもある二級塗装技能士の曽根カズ。
前回は下屋根の塗装を終え、今回は雨戸の上塗りをして仕上げとなります。
下地調整とプライマーで塗料の密着力を向上させた雨戸に塗料を重ねていきます。
塗装は基本的には3度塗りですが、傷みがあまり見られない場合は2度塗りして仕上げることもあります。逆に、劣化の激しい箇所は4度塗りにするなど、場所によって差引することで家全体の塗装の耐久性をバランスよくすることがあります。
まずは端や段の窪み部分といった、ローラーの入りにくいところに刷毛で塗料を置いていきます。こうすることで、掠れやスケを防いで均等な塗膜をつけていくのです。
その後、ローラーで全体に塗料を塗布していきます。
雨戸はだいたい刷毛で塗ることが多かったのですが、このローラーは塗料の含みがよく、飛散が少ないため面が段々になっていても使用しやすいです。ローラーであれば刷毛目も出ないので、今までより容易にフラットな塗布面に仕上げることが可能になりました。
塗上げた雨戸は陽の光を反射して、とてもきれいな光沢を放つ仕上がりになっていますね。また、すみずみまで塗膜をしっかり形成することができました。
雨戸の塗装が完了したので、門塀を除けば家のほとんどの塗替えを終えたことになります。
これから足場解体まで日が空くので、足場の周りを覆っていたメッシュシートをまとめておきます。そのままにしておくと、強風が吹いたときにシートが風に煽られて足場が揺れたり傾くことで、外壁にぶつかる恐れもあるからです。そのため、風の通り道を作っておくことが大切です。