前回もお客様にお叱りを受けた今回2度目の塗料納品トラブル

先日の塗料メーカーによる塗料の値上げ。今度は塗料が入ってこないという事態が発生してしまいました。工事を契約をさせて頂いてから、塗料選びのアドバイスをさせて頂きお客様も悩み色々検討してようやく決まった塗料。

材料屋に発注し材料屋もメーカーに発注。ところが原料不足か輸送の問題なのか未だはっきりしないのですがその塗料が入らないということが判明し、お客様にはあえなく塗料の変更をお願いせざるを得なくなったという状況。

普通お客様からすれば「どうして前もってわからなかったの?」という状態です。当たり前です。それも着工前に納品不可ということがわかったので担当もとても慌てました。

 

納品不可の事前アナウンスなしでお客様にも迷惑が

業者である私たちもとても困惑です。というよりもなぜメーカーも塗料が入らないということがわかっていながら事前に材料屋なり末端かもしれませんが私たちのような塗装業者にアナウンスをしてくれなかったのか?

塗料メーカーのWEBサイトを見ても値上げに関する価格改定のお知らせはきっちりお知らせしているのに、今日時点でも今回の納品に関する案内は出ていません。

2回目の塗料価格値上げで外壁塗装業界も限界?

 

うちでは様々な塗料メーカーを扱っています。SK化研、日本ペイント、関西ペイント、ミズタニ、ロックなどなど。その中でも結構主流で扱っていたのが日本ペイントなのですが今回の問題も前回も日本ペイント。

私が知る限り他のメーカーではこのような問題は聞かないのですが、原料の輸送ルートがメーカーによって異なるからなど、様々な理由も憶測されていますがいずれも少し裏切られた気持ちです。

他の業者さんが工事している現場の話ではすでに工事中ということもあって、いざ塗ってみたら塗料が足らなくなり急遽塗料追加の発注をしたら納品できないといわれたそうな・・。それがうちだとしたらちょっと怖いですね。

 

工期が長引くほど負担が増える生活への影響

工事中は洗濯物を基本干すことはできません。生活にも制限が出てきます。足場シートに囲まれ、日光も差し込まないため部屋の中も昼間から照明をつけなければならないですし、窓の開閉も不自由で空気の入れ替えもしにくいです。

「塗料が入らないことが今初めて判明したので、納品されるまでずっと足場を組ませていただけませんか?」とは非常に聞きにくいです。それこそ塗料の追加ということは塗装作業の真っただ中なので養生を取ることもできません。

 

工事期間の延長ということをどうにかお客様に許してもらったとしても養生を外してまた塗装をするために養生をし直さなければならないわけですが、その費用分をメーカーが負担してくれるとは到底思えません。契約はあくまでもうちとお客様なので、メーカーにしてみればお客様に謝罪をしてくれるわけでもありません。

であれば、お客様や私たちのような塗装業者は今回の案内不足の影響によって受けた損害も自分たちで何とかするしかないということになります。

 

3か月先までの工事予約と着工遅れによる損害

損害とか大げさかもしれませんが、もしこれでお客様が工事の延期という判断を下すようであれば、当然ながらうちはそれに従い足場を組むことはできません。
おかげさまでうちの場合今年からほぼ3か月先まで工事が埋まっている状態です。

早く工事をしてほしいというお客様の要望に沿うべく先々の現場を見据えてそれぞれの担当が塗装の職人はもちろん、シール、屋根、大工、足場などの各職人と連携を取り事前に工期の日取りなど入念な段取りをしています。

 

着工前に塗料が入らなければ苦労した段取りが無駄に終わります。それだけでなく場合によっては仕事に穴が開き職人を遊ばせてしまう可能性さえもあります。今回はお客様が寛大な方で延期という決定ではなく、他の塗料メーカーへの変更ということで事なきを得ましたが、お客様にも生活があり事情もあります。

塗料メーカーの言い分を言えば、すべての塗料ではなく部分的な塗料に限られた問題ということかもしれませんが、前回も全く同じ状況の目に合っています。前回の場合はお客様から相当なお叱りを受けたので担当も相当エネルギーを費やしました。

 

ウクライナ情勢など原料不足や輸送の問題があることはわかるのですが、それであればせめて事前にアナウンスがあればお客様にも伝えられていたのでとても残念です。2度目の今回の件を受けて、これ以上お客様に迷惑を掛けられません。

メインに使う他メーカーを模索していますが、一方で日本ペイントのある担当さんには東京店オープンの際にも駆けつけてくれたり、現場でのトラブルの際にも調査に来てくれたり何かとよくしてもらっていた部分もあるので考えどころです。

 

日本ペイントが利点だった理由

これまで日本ペイントの塗料をメインに使っていたのにも理由があります。性能や品質、耐久性では他のメーカーもどれも差異はありませんが、業者としてはお客様に塗料を選んでもらう際に特徴などをわかりやすく説明できるというのがあります。

日本ペイントはこれまでシリコン系の塗料群というカテゴリ化された「シリコン伝説」という戸建て用塗料のシリーズものを長年販売してきました。

 

今も販売はされていると思いますがその次世代にあたる現在はラジカル制御の「パーフェクトシリーズ」が主流という塗料に置き換わっています。

そのシリコン伝説という塗料群の中には、外壁や屋根はもちろん溶剤、水性、1液や2液など、家のそれぞれの劣化症状に適した塗料をシリーズものの中から選ぶことができて、お客様からすればごまんとある塗料の中からシンプルに選ぶことができて、また業者側からしても塗料選びの提案をしやすかったという利点がありました。

その流れで今はパーフェクトシリーズの提案をお客様にさせてもらってますが、無機系塗料で定評のあるミズタニのナノコンポジェットWもうちでも使う場面が多くなってきたり、今後は同じラジカル制御のエスケープレミアムシリコンを積極的に使おうという話にもなっています。

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ただ塗料ブランドとしての日本ペイントはテレビCMでも流れるぐらい一般の人にも名が通ってきているメーカーです。最新のフッ素塗料などお客様からの要望もあるため状況によってはこれまで同様に使い分けながら続けていこうかなと思っています。

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納品環境の必要性

ペンキ屋と呼ばれる業者は個人事業主が多く吹けば飛ぶような小さいところがほとんどかもしれませんが、リフォームの業種の中ではとても多い業種です。だからこそ業界内での競争も激しいのですが、そういう状況の中で切磋琢磨して一生懸命お客様に満足してもらうように提案やアドバイスをさせてもらい契約にこぎつけています。

対してメーカーはその末端業者の努力があってこそ会社が成り立っているというのもあると思うので、業者の営業活動に支障が無いように常に納品環境を整える必要があると思っています。

 

もしくは事前のアナウンスですね。それさえもなければ材料屋や業者、敷いては一般ユーザーであるお客様を軽く見過ぎです。小さいペンキ屋が施工する工事てもその周りや横のつながりのある業者にも影響が波及してしまうので、改めてメーカーさんには改善してほしいと思ってます。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

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