本日も引き続き、川崎市中原区での塗装作業です。
まずはサッシの下塗りから。細い部分ですが、小さな刷毛でしっかりと塗り進めていきます。
こちらでは職人・曽根カズが同様に下塗り中。
サッシ裏などの狭い所は小さな刷毛を使い、シーラーを塗装していきました。広い面はローラーを転がして。道具を塗装場所や塗装する部分の材質などで使いわける事で、隅々まで綺麗に塗布する事が出来ます。
その後はキルコートを取り扱うメーカーさんに来て頂き、お話させて頂きました。
キルコートの取り扱いは難しく。私たち塗装職人でも取り扱いには十分に注意していますが、斜から見た時の仕上がり艶に多少のムラが出来てしまう場合の改善点をご指導頂いています。
キルコートはビーズを含ませた塗料で、とてもふわふわとした塗料です。
4~5回塗り重ねるこの塗料は遮断熱性に優れ、夏は蒸し暑い外気を。冬は家中の暖かな空気を逃がさないようにしてくれます。これからの暑い夏の前に外壁塗装を考えていらっしゃる方には良い塗料かもしれませんね。
少し話は逸れましたが、こちらがメーカーさんから説明を受けている職人たち。
写真・右側で紺色のシャツを着ているのは一級塗装技能士であり、塗装指導員の資格を持つ職人・竹内。メーカーの方と直接連絡を取り合い、塗料の特性や傷みの相性を把握している熟練の職人です。塗装歴20年以上のベテランですが、精進する機会を逃すまい。と真剣な表情で話を聞いていました。
その横では 職人・島田が手にした道具を使って、混ぜ合わせ方のポイントを実践していました。道具の電源を入れる前に上下に混ぜることで上澄み部分まで浮きあがってしまったビーズを全体に混ぜ合わせていきます。何もしないと上澄みにビーズが溜まってしまい、下はビーズが無い塗料となってしまうため、とても大事な作業です。数十秒の間、ある程度混ぜ合わせたら次は道具の電源を付けて、しっかりと混ぜ合わせていきます。この時にも腕は上下に動かし、浮きあがったビーズを塗料全体へ撹拌していく事が大事なポイントになるとお話して頂きました。