今回は以前の施工事例から、川崎市宮前区で3月19日に行った作業について掲載します。職人は引き続き、一級塗装技能士の竹内。
前回は帯板や付帯部の上塗りを終えました。この日はシャッターボックスと屋根の上塗りをします。
破風や帯板、雨樋は黒色系で仕上げましたが、シャッターボックスはシャッターと合わせて茶色で仕上げます。すでに下地調整とパーフェクトプライマーでの下塗りを終えているので、シリコン塗料を重ねていきました。
ボックスの周囲を刷毛で先行して塗装(ダメ込み)後、ローラーで全体に塗料を行き渡らせます。このとき、ローラーの跡が塗布面についてしまわないように、毛足の短いものを使用。塗りムラや凹凸が出ないようにフラットに仕上げました。
塗替え後は、塗料の光沢がつややかに輝く美しい仕上がりとなりました。外壁の模様が映り込んでいるので、ちょっと鏡面のように見えませんか?外壁のクリヤー仕上げのツヤと相まって、まるで新築のような印象になっています。
そのあとは、屋根と下屋根に移動して上塗りの開始です。中塗りと同じく、ブラックの塗料で仕上げていきます。
鉄部は平滑で美しく塗り上がりました。雪止め金具も一箇所ずつ刷毛で塗り込んでいます。ローラーでも塗れないことはないですが、細かい部分のため全体に塗布しようとすると、塗料が溜まってしまったりムラになりやすいので、刷毛で丁寧に仕上げています。
前日に続き、今回も天気がよくないため、屋根全体の光沢感は少し見えにくいですね。屋根も他の施工場所と同様に、塗料をたっぷり重ねて厚膜に仕上げたので、耐久性の高い塗装になったと思います。紫外線や雨風による傷みを防いで、屋根の状態を長く保持することが期待できそうです。