特殊塗料の壁や塗りにくい壁もご相談ください 付着試験で事前にチェック

今回ご紹介するのは、塗装職人が行っている『付着試験』についてです。
毎回行うものではないのですが、塗料が付着しにくいと思われる外壁や屋根がある場合に実施します。
塗料は、通常ですと塗装工事後8年~10年くらいはまず剥がれません。
もしも5年経たずに剥がれてきた場合は、必ず何か原因があります。
例えば、塗装工事の際に下地準備である洗浄がきちんと行われておらず、汚れの上に塗料を塗ったことで剥がれている場合や、薄めた塗料を使ったが為に塗膜が薄く剥がれている場合などです。
しかし、それ以外にもう一つ理由が……。
それは、外壁に塗料が密着しにくい加工がしてある場合です。
塗料が密着しにくい場合、手当たり次第に塗料を塗るわけにはいきません。
その場合に必要なのが、付着試験です。
今回は、この『付着試験』についてご紹介します。

汚れが付きにくい壁は塗料も塗りにくい

壁に塗料を塗る際に、塗りにくい外壁というものがあります。
それは、俗に言う「汚れが付きにくい外壁」です。
この外壁は汚れや苔が付きにくいのが特徴で、メーカーによってはメンテナンスフリーを謳っているところもあります。
ところが、実際のところ壁と壁のつなぎ目であるシーリングが劣化したり、壁に汚れがついたりするのです。
そのため塗料が塗りにくいにも関わらず、メンテナンスは必要になります。
今回一軒目にお伺いしたお客様宅が、まさにこの汚れが付きにくい壁でしたので、塗料メーカーのエージェントに付着試験をしてもらうことにしました。

付着試験とは、実際の外壁に下地を塗った際にきちんと密着するのかを見るための試験です。
家のごく小さな部分の汚れを取ったあとに下塗り用の塗料を塗り、二日間置いてから塗料を塗った壁の塗膜にカッターで切り込みを入れて、塗料が外壁に密着しいているかどうかを確かめます。
切り込みを入れた上にテープを貼って勢いよく剥がすことで、塗膜が剥がれていないか密着具合をみることができるのです。
もしも剥がしたテープに塗料がくっついているようであれば、その塗料は壁に密着しないことが分かります。
よく塗料の密着具合をよくするために、外壁などの土台に目アラシ(ヤスリなどで傷をつけて塗料を付着しやすくすること)する場合がありますが、そもそも塗料が密着しない場合は目アラシをしても意味がありません。


このブログを読んでいる方で、「うちも汚れにくい壁タイプだ」と思われた方は、一度弊社までご相談ください。
付着試験をすれば、どのような工事や対策がベストなのか、探ることができます。
まれに、塗りにくい外壁だとしても無理矢理塗装してしまう塗装業者がいます。
お客様に現状を言わなければ、仕上がった直後はばれないからです。
しかし、塗装職人はそのような無責任な塗装をしたくはありません。
ですから、塗りにくい壁には必ず付着試験をご提案させて頂きます。

塗膜付着試験の解説です

こちらからどうぞ

 

塗装が剥がれた瓦への付着試験

二軒目のお客様は、瓦屋根のお宅でした。
こちらのお客様宅は、某大手の住宅メーカー施工の家でしたので最初はメーカーに再塗装工事の見積もり依頼をしたそうです。
ところが住宅メーカーから上がってきた見積もりは、平屋の家1軒建ちそうな値段。しかも瓦屋根のはがれについては、補修できるのかできないのかはっきりとしない回答だったのだとか。
それに不信感を持ったお客様は、弊社に見積もり依頼をしていらっしゃいました。

メーカーのメンテはもちろん良いこともあります。

しかし今回の場合は、お客様が一番気にしている屋根の剥がれについて、住宅メーカー側から前向きな提案はありませんでした。

塗装職人では、こちらの屋根を拝見してすぐに付着試験についてご提案をさせて頂きました。
弊社で付着試験をお願いするのは、塗料の専門メーカーエージェントですからこそ、状態をしっかりと把握できます。
外壁だけでなく、屋根もしかりです。
また塗装職人は、あくまでも必要な箇所だけの外壁塗装工事をご提案いたします。
過度な工事内容の見積もりは致しません。
見積もりに伺った際に、必要なものを見極めその上でご提案いたします。
それですので、どのお客様宅でも付着試験を行うかと言えば、答えはNOです。
必要と感じた時だけのご提案となります。

屋根瓦補修の動画です

「うちの外壁 特殊なタイプかも」と思ったら…

メーカー特有の壁材や屋根材を使われた方で、気になる箇所がありましたら塗装職人へご相談ください。
住宅メーカーの営業は、営業専門の人が多いため塗装工事の知識がない人もいますが、塗装職人は違います。
もともと弊社の社長が職人というのもありますし、営業の人間も現場を踏んできた人間ばかりです。
だからこそ、必要な箇所に行き届いた塗装工事のご提案が可能となります。
見積時も、工事内容に造詣の深い営業が伺いますので、どうぞ安心してお任せ下さい。
塗装職人は、スタッフ全ての経験と知識を持ってお客様の家に合った塗装を提案致します。

見積りで大切なのはお客様宅を把握すること。ご要望をうかがい図面を精査し、最適な工事を提案します。高い技術とサービスをご納得いただけるよう、いつも心がけています。施工管理技士でもあります。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

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