もくじ
今回は、モルタル外壁のひび割れ(クラック)が目立ってしまったお客様宅の、補修の様子をご紹介します。
壁一面にクラックが目立ってしまっていました。
モルタル壁はクラックが発生しやすい外壁なのです。
ご主人はゼネコン関係でお仕事されている方でした。
ヒビが多かったので、ご自宅に最適な塗装方法について少し不安を感じていらっしゃったようです。
お見積りから約1年悩まれた結果の工事となりました。
この記事では、ひび割れが多く出てしまったモルタル外壁工事の様子について、モルタル外壁の特徴とともにご紹介します。
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塗装作業概要
モルタル壁のクラックのほかにも、劣化の目立つ点があったため、併せて補修しました。
補修前の外壁
外壁には次のような問題がありました。
- ひび割れ(クラック)
- カビ、汚れ
- 退色
補修前の屋根
屋根にも、次の問題が確認されました。
- カビ・藻
- 屋根鉄部サビ
- 退色
- トタン部クギ抜け・突出
これ以外にも、木部や鉄部にも退色やサビが確認されました。
塗装作業詳細
外壁塗装:シリコン塗料3回塗り
ひび割れには、シーリング材(コーキング)を注入して補修しました。
外壁には3回塗りを行います。
モルタルにはクラックが発生しやすいという特徴があるため、下塗り塗料にはヒビ対応型の高粘度塗料をたっぷりと使用して、耐久性を高めました。
また、モルタル外壁は汚れが付きやすいという特徴もあります。
高圧洗浄でしっかりと汚れを落としました。
その上で中塗りと上塗り塗料には、カビ、汚れ重視型の溶剤系セラミックシリコンを塗装します。
こちらは、モルタルを高圧洗浄している様子です。
併せて観たいYouTube
屋根塗装 シリコン塗料 3回塗り
屋根にもカビや藻が生えてしまったり、退色してしまったりと劣化が目立っていました。
そこで、藻・カビ防止機能のある塗料で塗装を行います。
お客様の屋根は、「コロニアル屋根」です。
コロニアル屋根とは、スレート(屋根材)が段々になったような形状で葺かれたもの。
このような屋根で重要な工程が「縁切り」です。
縁切りは、屋根の塗装後に、塗料で埋まってしまったスレートの重なりに、わざと隙間を空ける工程です。
この隙間があることで雨水を外部に出せるようになり、雨漏りを防止できるのです。
当然、縁切りもしっかりと実施しました。
縁切りについては、こちらの記事で多くの写真とともにその重要性をご紹介しています。
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なお鉄部は、雨戸と戸袋、換気扇まわりや屋根の唐草トタンなどを塗装させていただきました。
お客様は当初、ご自宅に最適な塗装方法についても少し不安を感じていらっしゃる様子でした。
ですが工事後に撮らせていただいた写真には、ご家族のみなさんの笑顔。
弊社の工事にご安心いただけたのだと、とても嬉しい気持ちになれました。
今回の記事は、横浜市戸塚区の工事をご紹介しました。
戸塚区では、これまでに多くの施工をさせていただいています。
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