栄区での住宅塗装、外壁下塗りと軒塗装で防カビ効果も

今回は過去の施工から、栄区で3月12日に行った塗装風景をお送りします。
職人は一級塗装技能士の川口が中心となって進めました。

前回は水切りのケレンとサビ止め塗布を行い、この日は場所を移動して、外壁の下塗りと軒の塗り替えを開始。

栄区で水切りケレンとサビ止めで耐久性アップ

2014年3月12日 栄区公田町:外壁下塗り前

2014年3月12日 栄区公田町:外壁下塗り

まずは外壁の下塗りへ。
シリコン浸透シーラーを塗布して、下地と塗料の密着度を向上させました。

こちらの材料は水のようにサラッとした液状の材料。ローラーに材料を含ませ、壁に転がすとしゅわしゅわと泡がはじけるような小さな音がします。サイディングの目地に沿わせ、縦にも転がすことでムラなく下塗りしていきます。

屋根上の壁には、雪止め金具を支えにして塗装。勾配がかなりあると滑り落ちてしまうからなのですが、こちらのお宅のように支えるものがない場合は、もう一人の職人を呼んで支えになってもらうことも。

2013年12月9日 都筑区すみれが丘 防水工事:クロス張り、ウレタン2層目
※この記事の下の方にその様子があります。

都筑区での防水工事、クロス張りとウレタン2層目

次は軒塗装へ。

2014年3月12日 栄区公田町:軒裏換気孔の中塗り

こちらは軒の換気孔を中塗りしています。すでに下地調整とサビ止め塗布が終わっているので、クリーム色のシリコン塗料を刷毛塗装。細かな格子状の部分にも刷毛を差し込んで、塗り落しがないように仕上げていきます。

2014年3月12日 栄区公田町:軒の塗膜剥離

この写真は前々回の作業時に撮影したものですが、古い塗膜が大きく剥がれ落ちてしまっている状態。このまま塗装をしても、弱った塗膜から剥がれてしまう可能性があるため、まずはケレンで旧塗膜を取り除いてから段差をなくしていきます。

軒や破風といった付帯部分も塗膜剥がれがあるなしに関わらず、塗り替え前には研磨作業をして塗料の食い付きを強化しています。皮スキなどで剥離しかかっている部分を取り除き、全体を研磨していきます。

2014年3月12日 栄区公田町:軒の下地処理

ケレン後はパテを盛って下地を平らにならしていきます。段差があるまま塗装をしても、凹凸が出てしまいますので下地処理の段階で平滑に整えておくことが大事です。

2014年3月12日 栄区公田町:軒下塗り

次は下塗りに入ります。
今回使用するのはケンエースという防カビやシミ予防効果のある塗料。これを2回塗布して仕上げていきます。白い塗料なので、塗布面を様々な角度から確認して塗り残しているところを探しながら全体に均一に塗り上げます。この状態はまだ、下地処理をしたところがうっすら見えてますね。

2014年3月12日 栄区公田町:軒上塗り

こちらが2回塗布した軒です。
塗膜がしっかりつき、下地処理を下部分もきれいに仕上がっています。軒が真っ白になると家の雰囲気まで明るくなったように感じませんか?

次回は雨樋や破風塗装工程へ移ります。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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