本日は逗子市桜山で行った施工風景をお届けします。
担当職人は一級塗装技能士の川口です。
先回に続き、今回も木部のケレンを行いました。
玄関ドア、窓枠などを取っ手付きのワイヤーブラシで擦り、表面に付着した汚れや既存の塗料などを剥がして、今回塗布する着色料がしっかり浸透するように仕上げていきます。
手作業でのケレンはなかなか骨の折れる工程ではありますが、美しい仕上がりのために妥協はしません。細部にはサンドペーパー(紙やすり)やカッターを使い、徹底してケレン。
ケレンが完了しましたら、キシラデコールという木部専用の保護塗料を塗布して下塗りです。今回使用する色はウォルナットという少し濃いめの茶色。
このキシラデコールは、下地に造膜するのではなく、内部に浸透して着色・保護するため木目を生かした風合いになります。そのため、同じ色を使用しても、その木材によって発色のされ方が少し変わってきます。
こちらは窓の木枠に下塗りした状態。既存の下地に比べると、かなり濃い茶色になったように見えます。
玄関ドアは内側から塗り込んでいきました。大きさの違う刷毛を使い分けて、たっぷりムラなく染み込ませるように仕上げています。(完成後だけ縦の写真になってしまいました)
保護塗料という名がつくように、木材の防腐・防カビ・防虫効果も期待できます。