本日は川崎市宮前区で行った外壁塗装の施工風景をお送りします。
職人は一級塗装技能士の星野が中心となって進めました。
前回、下塗りと中塗りを終えた外壁に、3度塗りの最終工程・上塗りをしていきます。
中塗りまでにつけた塗膜に、さらに厚みを加えて耐久性の高い、長持ちする塗装に仕上げるのです。また、美観を整える意味でも、この仕上げ塗装で塗料の持つ光沢を引き出していきます。この塗料は5分ツヤなので、通常のツヤ有りと比較すると少し落ち着いた風合いになりました。
次は帯板の中塗り・上塗りを開始。
シーラーで密着性を強化してあるので、シリコン塗料を刷毛でたっぷり塗り重ねていきます。色は外壁と合わせてオークル形の茶色。こちらのツヤは3分なので、マットな質感に仕上がっています。
乾燥後、上塗りをして塗膜に厚みを付加していきます。
こちらは雨樋の中塗りをしている職人・作田。まずは刷毛で細部を塗り込んでからローラーで全体を塗装。道具を適時使い分けて、ハケ目を出さないで艶やかに仕上げていきます。
一方、職人・星野はバルコニー部の外壁をクリヤー塗装中。
笠木下のようなローラーの入りにくいところは、先に刷毛塗装をしてしっかり付着させています。細部が完了後に、全体にクリヤー塗料を塗布していきました。クリヤー塗料はツヤのムラや継ぎ目が出やすいため、面ごとに仕上げて、均一に仕上げています。
バルコニー部は、他の面のサイディングボードとは異なった模様になっています。お客さまも、この壁の質感を残したいとのことでしたので、クリヤー塗料で質感や模様を生かしながら保護膜をつける塗装となりました。次回、もう一度クリヤー塗料を重ねて完了になります。
シャッターボックスはチョコレート色の塗料で中塗り。スチールや鉄部のようなフラットな面は気泡やムラの出にくい、短毛ローラーを使用して平滑に塗り上げていきます。すでに仕上がっている上部は、陽の光を浴びて、とてもきれいな光沢が輝いていますね。
上塗りを重ねることで、鏡面のような仕上がりが得られます。