13年ぶりのリピーター様のご依頼 そしてよくご質問頂く訪問販売について

最近、リピーターのお客様宅を連続で担当しております。
10年〜13年前に担当したお客様から次々にご連絡がある感じで、非常にありがたいことです。
家自体が築10年や13年の場合は、塗装工事などが主なのですが、そこから10年以上経ち…築20年を超えてくると棟板金の緩みなどもでてくるため、塗装工事にプラスする内容が少し変わります。
今回は、そうした棟板金にまつわる工事や、そうした棟板金にからめて訪問販売の新たな手口のご紹介です。

13年ぶりの再会 リピーターのお客様

現在、作業をさせて頂いているのが神奈川県綾瀬市のお客様で、13年前に塗装職人で工事をされたお客様です。
もともとこちらのお客様は、塗装職人で工事をされた会社の同僚の方からご紹介されたことが縁で、工事をすることになった方でした。


ご紹介下さった方も、前回の工事から10年目に再度塗装工事をされ、当時のお客様達がみなこうして戻ってきて下さることは、本当に嬉しく思います。
今回工事を担当しているお客様宅は、前回が新築から約12年目の塗装でしたので、そこからさらに13年経ってのご依頼でした。家としては築25年ほどです。

築25年となりますと屋根にも傷みが出てくるため、塗装だけで保護するのにも限界が出てきます。
また、屋根の要である棟板金などにも緩みが出て来ますし、お客様宅の屋根材が塗装の少々難しいアーバニーでしたので、カバー工法をご提案しました。

ここで一つ問題が…。
お客様のお宅は、綾瀬市にあるため…同市に事務所を構える業者に依頼すれば、補助金などを受けて工事ができます。しかし、弊社は横浜店のため補助金の申請ができません。
そのため、今回の工事は難しいかな…と思っていたのですが、補助金よりもしっかりと工事をしてもらえる塗装職人に工事をお願いしたいと言って頂き、今回も工事を担当させて頂くことになりました。

今回もまたこの先10年、お客様の家をしっかりと守ることのできる工事ができればと思います。

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棟板金の緩み?細心訪問販売の手口

 

さて、上記でも少し触れましたが、築25年ともなってくると屋根上にあります棟板金に緩みが出てくる場合も。
綾瀬市のお客様も、棟木の傷みが予想されるため、交換しました。
この『棟板金』、訪問販売の人間がよく営業をかけるためのきっかけとして使う箇所でもあるのです。


昨年末に工事を行った世田谷のお客様も、やはり棟板金が外れてぶらぶらしている…ということで訪問販売の人間が訪ねてきたのだとか。
こちらのお客様は、綾瀬市のお客様と同じく家の築年数が25年を超えておりましたので、弊社でカバー工法の工事をしたばかりでした。
それにもかかわらず、「屋根の棟板金がゆるんでいる。あれでは危ない」と言われたのだそうです。

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工事をしてすぐということもあり、「おかしいな?」とお客様は思った弊社までお電話を下さいました。
よくよくお話を聞きますと、その訪問販売の人間は「高所作業車で作業中にお宅の屋根が目にとまって、棟板金がぐらぐらしていて今にも落ちそうなので、もし知り合いに板金屋さんがいるなら登って直してもらった方がいいですよ」と言ったのだそうです。これには菊池も驚きました。

今まで訪問販売が訪ねてきて言うことと言えば「近くで工事をしているものですが」「近くのビルで作業をしていてお宅の屋根が見えて」など…。
『高所作業車』というワードは初めてです。

高所作業車というのは、トラックの荷台部分にカーゴ付のクレーンがついた車で、このカーゴに作業車が乗り、オペレーターが運転と操作をします。電線工事などで、ご覧になったことがある方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。


この訪問販売の巧妙なところは、『高所作業車からみた』ということで、塗装や板金の職人とは全くの部外者で、あくまでも親切心で訪ねてきた…というスタイルを貫いているところです。
しかも「知り合いの板金屋さんがいるなら頼むといいかも…」といったことで、この訪ねてきた人間は、訪問販売とは全く関係ないようなイメージを受けます。

しかし、実際はいわゆる「やまびこ商法」という訪問販売の手口で、この後にまた同じ箇所を指摘する人間が訪ねてきて、さらにその後最後のダメ押しに職人が訪ねてきます。
2回も屋根の棟板金の緩みを指摘されたお客様は、3回目には「よかったら応急処置だけでもしましょうか?」と最後に訪ねてきた業者から言われると、思わず頷いてしまうのです。

こうしてまんまと屋根上にあがった業者は、屋根から降りてきて開口一番「とりあえずは応急処置をしたけど、これはしっかりと工事しないとまずいですよ」と言いお客様の不安を煽ります。そして、高額な工事の契約へと繋がっていくのです。
ひどい業者の場合、登った際にわざと屋根を壊したり、他の家の写真を見せたり、あたかもこの家の屋根が壊れているかのように装う場合も。

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ご連絡をくださった世田谷のお客様は、カバー工法をしたばかりだったということもあり、すぐに疑問に思ったためご連絡を頂けたのですが、その訪問販売の人間を怪しいと思いながらも、自分で見ることの出来ない屋根上を指摘されて不安になってしまったようでした。

塗装職人としては、そんな不確かな工事はしませんので、「棟板金がずれていることなんてありえませんよ」とお伝えしたのですが、お客様の不安を取り除くため工事後の点検として、板金の人間に登らせて頂くことに。
そこで再度チェックしましたが、もちろん問題はありませんでした。

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急増する訪問販売 十分な注意が必要

 

実は、こうした訪問販売は最近多くなっている印象です。
この1ヶ月の間にも、横浜店で2〜3回ほど「訪問販売の人間が来たのだけど、なんだか不安なので塗装職人さんに見てもらえませんか…」とご連絡を頂いています。
さらには、世田谷店のご近所の方が直接店にこられて、訪問販売をきっかけに点検のお願いにいらっしゃいました。

どうか、みなさんご注意下さい。
高齢者の方は、とくに狙われやすい傾向のようです。

これからも、リピーター様のご希望や不安が解消できるように、尽力したいと思います。
塗装工事のことで何かございましたら、一度塗装職人にご相談ください。

10年を見通した工事で、お客様のご希望に最大限寄り添います。

 

見積りで大切なのはお客様宅を把握すること。ご要望をうかがい図面を精査し、最適な工事を提案します。高い技術とサービスをご納得いただけるよう、いつも心がけています。施工管理技士でもあります。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

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