これはお客様のところで、カタログを見ながら外壁や屋根に塗る塗料を最終確認しているところです。
最終確認前までに、塗料の種類や色などは決めさせていただくのですが、この最終確認をすることで、塗り間違いをなくし、お客様のイメージについても最終確認します。
万が一塗り間違いがあると、ただ色を間違えた…ということだけではなく、塗料缶の手配し直し、それによるスケジュールの見直し、職人の手配し直しなどなどあらゆる工程が崩れ、塗料代だけではなく、膨大な作業代もかかってしまいます。
ですので、この最終確認は本当に大切な工程です。この塗料の最終確認をお客様とおこなっているのは、職人ではありません。
現場管理の人間です。
この現場管理担当がお客様に塗料の最終確認をし、さらには職人に伝え塗り間違えが無いようにチェックします。
現場管理の人間は、塗装作業はしません。現場を隅から隅まで見回り、施工管理をし、職人が間違えることなく良い仕事をしているかなど…トラブルが無いように、現場の確認をします。材料の間違えが無いか、塗り残しが無いかなどのチェックも現場管理の仕事です。
現場管理の人間は、お客様と職人の間の潤滑油のような役割を担っています。こうした職人以外の専門職がいることで、より綿密で正確な作業ができるのです。