もくじ
今朝も8時から現場の立ち会いがありました。
今回の塗装工事は、一流自動車メーカーの工場内にある半屋外パティオの塗装です。
イベント会社様からのご依頼だったのですが、パティオ内で撮影をするために、いわゆる補修塗装ではない通常塗装によるお化粧メインの工事をご希望でした。
このパティオ内は天井が高く、ウォールも通常の戸建てに比べるとかなり高く8メートルほど。
さらに、円い柱や角柱など10本ほどあり、今回は通常の足場ではなく移動式足場を使用することになりました。
今回は、移動式足場であるローリングタワーを中心にご説明致します。
指定色との色合わせ
まずは指定色の色合わせについてです。
塗装工事においてお客様からご希望の色がある場合、色合わせを行います。
こちらのお客様からは、撮影用の塗装ということもあり、指定色について印刷用の色でご指定頂きました。
印刷の色と塗料の色は違うため、塗料サンプルで合わせることが必要です。
そこで、いつもの塗装工事と同じく、弊社の方でお客様から頂いた指定色を拝見しながら日本塗装工業会の色見本を照らし合わせ、色を選定した後にサンプルをご覧に入れて色決めをして頂きました。
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移動式足場 ローリングタワーとは
次に、今回の工事で大きな特徴となった足場についてです。
普段戸建てで行う塗装工事は、家をぐるりと囲むようにくさび型の足場を建てます。
しかし今回は塗装箇所の高さがあることと、塗装する場所が1箇所にまとまっていないことなどから、ローリングタワーで足場を組むことになったのです。
ローリングタワーとは、写真のような1800×1800の一坪くらいの広さがある櫓のような足場で、下には移動ができるように4つの車輪が付いています。
車輪によって移動ができるため、パティオ内の柱一つ一つに足場を組まなくても、塗装が可能です。
しかし、このローリングタワーは、通常の足場よりもさまざまなルールがあります。
作業床の上では脚立はしごなどは使用できないことや、同一面より同時に2名が昇降しないこと、作業者を乗せたまま移動の禁止、脚輪のブレーキは移動中を除き常に作動させておくことなど…細かい規定が。
使用方法が通常の足場とは違うため、足場を組む足場職人だけでなく塗装職人にも知識が必要です。
そのため今回の現場ではしっかりとローリングタワーのルールも共有した上で、足場職人、塗装職人、菊池の3人で現場の確認を行いました。
今回はご説明しましたように少し特殊な足場でしたので、足場工事で管理などを行っている中野が足場職人として来てくれることに。打ち合わせ後、中野がローリングタワーを組み立てたのですが、非常にあざやかに組み上げたので思わず魅入ってしまいました。
塗装も通常の補修塗装ではないため、塗装箇所や塗装方法が変わります。
どこを塗ってどこを塗らないかなど、しっかり職人と打ち合わせし、現場ではイベント会社のご担当者様、工場の担当者様も含め5人で打ち合わせと確認を行いました。
今回は高圧洗浄と塗装のみを行う…工事日数が4日ほどの小規模な工事です。
しかし、そうした工事でもしっかりと内容を詰めるのが塗装職人の仕事となります。
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お客様のご要望に最適な工事のご提案を
塗装職人では、今回の工事のようにお客様のご要望であらゆるタイプの塗装工事を承ります。
足場の組み方についても、なんでもかんでもくさび型足場を組むのではなく、現場に合った方法からご提案を。
さまざまな技術を駆使しながら、お客様のご要望に応えるのが創業31年の塗装会社だからこそできる工事なのです。
そういえば、今回のローリングタワーで少し思い出したことがあったのですが、去年、菊池が資格試験を受けた一級施工管理技士の1次試験でローリングタワーのことが出題されていました。
塗装職人では、一級塗装技能士に始まりさまざまな国家資格などを取ることで、常に新しい塗装の知識を習得しています。
菊池も現場管理として、様々な資格の習得を。
実は去年も一級建築施工管理技士の資格試験を受けていたのですが、残念ながら落ちてしまっていました。
今年も再チャレンジしたところ、1次試験は合格を。現在も10月の2次試験に向けて勉強中です。
今後も資格取得をすることで知識を習得し、お客様に安心して工事を依頼して頂ければと考えています。
菊池だけでなく…塗装職人のスタッフは、少しでもお客様のご要望に応えるために、日々研鑽を積み、技術を磨いています。
「こんな塗装工事はできますか?」など、軽い質問でも大丈夫です。どうぞお気軽にご連絡ください。
我々塗装職人が、責任を持ってお答え致します。
併せて観たいYouTube 関連動画:2010年頃のローリングタワー足場設置