塗装工事にする際にできる 細かい工事5選

塗装工事を依頼する際に、「ついでにここも直してほしいな」と思う箇所はどの家にもあると思います。
今回は、そんな塗装工事で足場を建てた際にお客様からリクエストの多い小さな工事のご紹介です。

アンテナの撤去

アンテナの撤去は、よくある追加工事の一つです。
今回は横浜市戸塚区のお客様宅で、塗装工事のついでにアンテナを外壁から外しました。
アンテナ自体を外すのは、そんなに大変な作業ではありません。

どちらかというと、サドルバンド(アンテナのコードをまとめるバンド)を止めてあるボルト穴などを埋める作業が重要です。ここをしっかりと埋めておかないと、雨漏りの原因を作ることになってしまいます。
また、こうした配線を一旦外してから塗装をすることもあるのですが、その際も一旦ボルトを外した時は、ボルト穴にシール剤を入れてから穴が大きくならないようにし、再度ボルトを締めるのです。
そうすることで、ボルト穴から雨水が浸水することを防ぎます。

アンテナを外すという小さな工事ですが、外した箇所の補修がとても大切です。

フェンスの取り外し

次に多いのが、フェンスの取り外しです。
お隣との境界線や、足場を建てる際に邪魔になる時は取り外します。
アルミのフェンスは比較的取り外しやすいのですが、スチール製のフェンスは少し外すのに苦労することも。

新築してから10年経つとスチール製のフェンスの場合、留めているボトルが錆びてしまうことがあるのです。

するとボルトが回らず、ボルトを切って外すことになります。
今回もこちらの横浜市旭区のお宅では、やはりボルトが錆びていましたので、お客様に了承を取ってボルトを切り、フェンスを外しました。

フェンスを戻す際には、新しいボルトを用意して再び留めます。
スチール製の場合、フェンスにもある程度重さがありますので、壁にぶつけたりせぬよう移動にも注意が必要です。
またフェンスに、車などをぶつけたことで歪んでいるものもあります。
その場合は、取り外したついでにとフェンスの交換をする方もいらっしゃいます。

また家を建ててから10年20年と経ちますと、せっかく塗装工事をして家が綺麗になるので、その際にフェンスも綺麗な状態にしたいと思う方も。その時は、取り外したついでにフェンスを新しいものに変えています。

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塗装工事でフェンスの取り外しがある際には、お客様のご希望をお聞かせ下さい。
塗装だけでなく、弊社ではこうした新しい建材の手配なども可能です。

波板の交換

横浜市港南区のお客様は、今回はベランダの防水工事のご依頼を頂きました。
そのため、足場も部分的に建てることとなったのですが、その際に1階部分についた波板屋根が障害となりました。
通常であれば波板を全て外すのですが、今回は部分足場ということもあり、一部分だけ波板を切って穴をあけ足場を貫通させ、工事終了後に穴のあいた波板3枚を交換することに。
というのも、こちらの家の構造ですと工事中に雨が降ってしまうことで、1階部分が水浸しになってしまうのです。

 

家全体を塗装するような塗装工事の際には、カーポートの屋根などもはずし足場を建てますが、こういった部分的な工事の場合には、波板をぶち抜き、交換するという対処方法もあります。

枚数が少ないからこそ、できる内容ではありますが…お客様の工事規模に合わせてフレキシブルに工事を行うことが塗装職人の工事です。

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ここまで、塗装工事の際によく追加される小さな工事を三つご紹介しました。
アンテナの撤去、フェンスの取り外し、波板屋根の交換。
これらは、本当によくお客様からリクエストいただきます。

雨樋の補修

横浜市旭区のお客様から塗装工事のご依頼を受け、足場を建てた際に発見したのがこちらの雨樋補修です。
台風などの影響なのか、集水升の下に続いているはずの縦樋が綺麗さっぱりありませんでした。
お客様も、この日までご存じなかったようです。
雨樋は、一見すると雨を集めて下に水を誘導するだけのものなので、大して重要ではないと思う方もいらっしゃると思います。

しかし、雨樋がないと雨水の水はねや過度の水が壁を頻繁に伝うことで塗膜が剥がれ、水が浸入しやすくなることも。
たかだか、屋根上から伝う水を誘導する雨樋ですが、家を守るために非常に重要な役割があるのです。
こちらのお客様には、縦樋が無いことをご報告して、縦樋を取り付けるための工事を追加して頂きました。
雨樋の下がアクリル板の屋根になっているのですが、少し傷んでいたので雨樋が無いことで水が入ったのかもしれません。

このように、足場を建ててから家の補修箇所が見つかる場合があります。
そうした場合でも、弊社では勝手に工事内容を決めて工事するといったことはしません。
必ずお客様にご報告し、その上でお客様のご決断を待ってから工事を行います。

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面格子の交換

最後に紹介するのは、面格子の交換です。
1階部分のトイレやお風呂場などが通りに面している場合、窓の目隠しとして面格子をとりつけていらっしゃる家というのがよくあります。

横浜市保土ケ谷区のお宅には、大分古いタイプの面格子がついていました。
開け閉めができるタイプで、鉄製のため重量もあります。

今回は古い面格子を外し、新しくポリカーボネートの軽い面格子を取り付けました。
開け閉めができませんが、換気ができるようになっており目隠しとしての効果も十分です。

実はこちらのお客様は、面格子の交換以外にもサンルームのガラス窓が汚れていたため、そちらのクリーニングもご希望でした。
専門の担当の者がクリーニングし、汚れがつきにくいコーティングもしっかりと行います。

このように、お客様からのリクエストが複数ある場合でも、上手く工事の中に組み込んで行うことが可能です。
もちろんリクエストが増えればそれだけ費用がかかりますが、その場合の工事の取捨選択もご相談に乗りますので、まずは一度お問い合わせ下さい。

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足場を組み工事を始めて浮き彫りになる 小さな補修箇所とは

前準備として必要な工事と、お客様の気になる部分のクリーニングや補修工事
塗装工事は、家全体に足場が建つことから塗装以外の工事も可能となります。
また、現場調査では分からない…足場を組んだことで日頃見えない部分もチェックすることができ、壊れている箇所などの補修も行えるのです。

是非、工事の際には気になる箇所などありましたらおっしゃって下さい。
弊社で行えることでしたら、小さな工事でも対応致します。
もちろん質問だけでも大丈夫です。工事を選ぶのはお客様。弊社が無理強いすることはありません。

細かい工事をすることで、お客様の塗装工事はより完璧なものになります。
せっかく二十万円以上かけて足場を建てるのです。何かありましたら、見積もりの際でも工事中でもお声がけ下さい。できる限りの対応を致します。

建築施工主任 家のことを何でも出来るようにと、20代の時に長野県の木造建築の親方に弟子入りして大工の道へ進む。30代の時にはキャパシティを拡げるために農業や造園業にも従事。造園業では外構工事も多く手掛け、家に関するエキスパートとして活躍。見えるところだけではなく見えないところも手を抜かずにやるのがモットー。妻と子供2人の 4人家族。

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