現場でおこる様々なトラブルとその対処方法

工事をしていますと、大なり小なりのトラブルが起こります。
「なぜトラブルが起こるの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
実は塗装工事というのは、ただ外壁を塗るだけの工事ではありません。

お客様のご希望にそった塗装工事をするのですが、建物の状態によって同じ工事をしてもトラブルが出てくることがありますし、その他にもさまざまな要因からトラブルが起ることがあります。
それゆえに塗装工事では、塗装の技術と同じくらいトラブルへの対処法が大切なのです。今回はそんなトラブルへの対処法についてお話致します。

 

足場によるトラブルとその対応

これは最近の住宅事情も大きく関係するのですが、お隣との距離が狭い現場で起きやすいトラブルの一つです。
通常通り、足場を建てる十分な広さがあるお宅の場合はそこまでおこるトラブルではありません。
しかし、お隣との距離が極端に狭いお宅の場合、建物ぎりぎりの場所に足場を建てることになり、外壁などを傷つけてしまうことがあるのです。
足場をしっかりと建てたとしても、職人が歩いたり強い風が吹いたりすると多少の揺れがでます。その揺れによって建物と足場が触れ、破損してしまうのです。

先日も、出窓の屋根ギリギリのところに建てた足場が屋根に当たってしまい、凹ませてしまったことがありました。

もちろん、工事以前の家の状態は写真に収めていますので、この凹みがどういった状況でなったかはすぐに確認が取れます。
お客様からご指摘を頂いてすぐにお詫びに伺い、現場を確認後にサッシ屋を手配して修理を。

しっかりと対応したことで最後にはご満足頂き、ご近所のお客様をご紹介頂きました。
ご紹介頂きましたお客様とも無事契約となりまして、8月から工事が始まります。

たまに、お客様の中には後から「ここももしかして工事の際に傷がついたのでは?」とご指摘を頂くことはありますが、工事前の傷は全て現場調査の際に撮影してありますので、工事によって傷がついたかどうかすぐに確認可能です。
そうしたことから判別に迷うことがないため、す早い対応が可能となります。

足場によって出窓の屋根を凹ませてしまったお客様ですが、しっかりと対応したことで最後にはご満足頂き、ご近所のお客様をご紹介頂きました。
ご紹介頂きましたお客様とも無事契約となりまして、8月から工事が始まります。

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〔関連動画:外壁塗装の評価とご近所つながりで3軒目のお家も紹介頂きました。〕

 

不可抗力で起こるトラブルへの対応

みなさん、凍害というのをご存じでしょうか。
築18年以上の家にまれに起こる現象なのですが、サイディングの下に処理をしていない建物の場合、内側で湿気などによる水分で汗をかいたような状態になり、その水分が腐蝕となって壁の内側からサイディングを侵していくのです。
現在は、法律でサイディングの下への処理として、『胴縁』と呼ばれる木の枠組みをいれ、空気層を作るので凍害は起こらなくなりました。

(写真中央が胴縁)
しかし、約20年前はサイディングに凍害が起こることを予測出来なかったため、中に湿気が溜まっている壁に、ひどい症状を引き起こしました。
その際に「塗り方が悪い」と言われ、対応に追われたことも。
当時は一生懸命原因をしらべました。
この凍害は、どの家でも起こるかというと…そうではありません。
凍害が発生する家、起こらない家があるため、当時はなかなか原因を特定できなかったのです。
現在でも築20年の古いお宅の場合、凍害が起こることがありますが、今ではトラブルになる前にサイディングの貼り替えなどをして胴縁を入れることで対応します。

 

凍害以外にも、予想もしなかったトラブルとして今でもあるのが、パミール屋根。
ノンアスベスト系のスレート屋根で、新築時に屋根材として使用したところ、数年で何層にもわかれパリパリと割れやすくなってしまい、屋根塗装ができない屋根材です。
こちらも発覚当初は、高圧洗浄しただけで屋根がズタボロになってしまい、本当に困惑しました。


今でこそ理由がはっきりしているため、カバー工法などで対応ができますが、こちらも当時は非常に対応に悩みました。
それでも、しっかりとお客様と向き合い現場でできる限りの対応を取ってきたことで、現在の塗装職人があります。
これからも、新しい建材が出る度に、こうした予想外のトラブルが起こることでしょう。
そうしたことにしっかりと向き合い、メーカーや職人の経験から対応を取ることが、不可抗力のトラブルへの対応を可能とするのです。

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〔関連動画:築10年、歩くと割れるスレート屋根のミルフィーユ化 パミール〕

 

ケアレスミスが現場で起こった際の対応

ケアレスミスは、単純なミスで起こる人的トラブルです。
こうしたケアレスミスは起こさないことが一番なので、塗装職人ではより現場の精度を上げるために一級塗装技能士による塗装班チームリーダーの配置などや、信頼の置ける専門職の職人達を配置することでできる限りミスを防いでいます。
そうしていても、人が行っている作業です。ケアレスミスは起こります。
先日も、足場を組む際にフェンスが邪魔になったため、一時的に撤去しようと職人がフェンスの取りはずしをおこなったのですが、その際に、取り外した細かい部材をその場に置きっぱなしにしてしまったことがありました。お客様から注意を受け、すぐにお詫びに伺い、細かい部材の取り付けと片付けを。
小さなことではありますが、ケアレスミスが起こったときほど、即座に対応することが必要です。
ケアレスミスへの対処方は、起ってしまった時どのようにカバーするのかが一番大事なのだと思います。

塗装職人としてトラブルに対応は信頼への一歩

トラブルへの対応は、一見すると当たり前のことのように思いますが、実はこの建築業界ではこうしてトラブルに対応したり、補償をしたりすることは当たり前ではありません。
なぜかというと、多くの建築業者は、10年未満のスパンで会社をつぶし、代表の頭をすげ替え、まったく別会社となってしまうからです。
そうすることによって、建てた家にトラブルが起こっても補償をせずに済ませることができます。
よく雨漏りなどが起こった際に「欠陥工事なのだと思うのだけど、もう建てた会社が潰れていて訴えることもできないの…」とお客様からお話を聞くことが…。
会社を計画的につぶしているからこそ、多くのお客様は泣き寝入りするしかないのです。

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〔関連動画:裁判までに発展した塗装会社による手抜き被害の真実〕

しかし、弊社は違います。
創業して31年。塗装職人としてずっと工事を行って参りました。
塗装工事には保証をつけ、保証期間の対応をしっかりと行ってきたのです。
トラブルに真摯に向き合って現場に対峙してきたからこそ、お客様から信頼を得てきました。

トラブルは起こらないに越したことはありませんが、家の補修や塗装と言うのはトラブルがつきものです。
だからこそ、なにかトラブルが出た際には、トラブルへの対処法が大切なのです

 

 

 

見積りで大切なのはお客様宅を把握すること。ご要望をうかがい図面を精査し、最適な工事を提案します。高い技術とサービスをご納得いただけるよう、いつも心がけています。施工管理技士でもあります。

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